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コラム
古書店の話

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なぎさ書房 黄金町
伊勢佐木町は結構古書店がある、誠文堂・先生堂・小山書店(2007年頃閉店)・川崎書店・博文堂とポツンポツンという感じで古書店があります。時間に余裕があるときは関内から有隣堂(新刊書店)をぬけてブラブラ店をひやかしながらそのまま行けばよい。
なぎさ書房は京急の日の出町と黄金町の中間くらいの位置になるのでしょう。川寄りの通りには名画座シネマ・ジャックがある、反対側には横浜橋商店街が続きその先は住吉商店街につながる、この辺りは昭和30年代の匂いが漂うような感じがありますね、
「ションベン・ライダー」(相米慎二)の冒頭のシーンがここだったように記憶している。なぎさ書房はバランスが良いというべきかいろいろなジャンルの本が古い絵葉書やパンフレットに混じって厭きさせない。伊勢佐木町も名画座と古書店がしっかり街にとけこんでいるところが魅力です。均一台を見ていくだけでも楽しい。

ジャックに通じる横丁に「大沢」というラーメンやさんがあるが安くてうまい、サンマーメンがおすすめですがラーメンももちろんいける。いつ行っても清潔でマジメな感じがして普通の店なんですが姿勢がシャッキとしていておすすめします。

天尚堂 中山
横浜線の中山駅南口の中山商店街をくぐり郵便局を過ぎるとスーパーがある、その少し先。ここもしっかり本を選んで大切に揃えてあります。映画、芸能、地域(銀座周辺・横浜)、山岳、江戸、明治など本の小世界が分かりジャンルがハッキリしていて見やすい、本への愛情を感じる店。ぼくの趣味に近いのかもしれない。
地元の方は(に限らずだが)こんな古書店こそ大切にしてほしいもの。

奥村書店 銀座
有名な古書店ですね、この界隈に本店、支店合わせて3軒あります。
銀座三丁目、銀座松屋の裏に位置するがすぐ側に場外馬券場(JRA)があるから土日も人通りは多い。歌舞伎の専門店で有名ですが映画の棚も充実、食べ物、落語、人文、美術、演劇などいい本が揃っていて値段も比較的安い(と思う)。このスペースでこの品揃えは結構凄いものがある。ここから先の昭和通りの並びにも本店らしい構えで一軒、信号を渡ってすぐの場所にも新店がある。
ぼくはいつも都営浅草線の銀座駅から昭和通り沿いに歩いていくが殿山泰司の本にもこの古書店や近くの喫茶店の名がでてくる。ブラブラ歩くには結構な場所で「伊東屋」も近いし「フイルムセンター」だって遠くない。銀座四町目の蕎麦屋、「木挽町砂場」もすぐ近く。東銀座辺りは昔の呼び名だと木挽町(こびきちょう)、ソバもご飯ものもいけます。
高峰秀子が『旅は道づれ 雪月花』(松山善三との共著 *文化出版局)で日本橋室町の蕎麦屋「砂場」を贔屓の店として紹介しているが関係があるのかどうか? 
斜め角の「万福」(シナソバ屋という形容がピッタリ)も近い。ここもおすすめ。
新しいビルの1階になりましたが懐かしい味はそのまま。
そう、下町小僧も忘れちゃあいけませんね。
追記
誠に残念なことにシネマ・ジャックとベティ、国際劇場は2005年2月に閉館となってしまった。横浜の名画座、とくに日本映画については行き場がなくなってしまいました。
そして2005年6月に確認しましたが左記の誠文堂は馬車道へ引越し田辺書店が同じ場所に入りました。