| CONNECTION |
| 婦人画報 「高峰秀子の流儀」特別編は25ページにわたる大特集。初めてこのページを見た時は息をのんだ、「巴里ひとりある記」が大画面で復活した驚き、高峰秀子再生のパリ探訪の記録。この号は永久保存版です。雑誌は時がたてば霧散してしまうから要注意。 |
| 内館牧子 帯に「私の愛する品」とあるように淋しさや痛みを和らげてくれた愛しいモノ語り。「どうしても捨てられない」本として「瓶の中」があげられています(「思い出の一冊」)。青春時代の証として帰らぬ想い出が詰めこまれている。 |
| 金井美恵子 昔の雑誌「ミセス」をひもときながら目にとまった掲載記事や写真を掲載しながらコツコツ綴った(そんな印象が強い)エッセイ。バックナンバーを見ていくと「高峰秀子はいわばこの雑誌の貌だったのではないか」(「妻としてエッセイストとして」)というほど高峰の影響力は強い。森茉莉 東山千栄子 深沢七郎はじめ映画に雑貨にファッションに世界はひろがる。著者と金井久美子(装幀 装画 造画)のセンスは高峰の初期の本と同じものがあるように感じますがどうでしょうか。 |
| ▽「わたしの渡世日記」は現在文春文庫版で入手できますが朝日文庫版と中身は同じだと思っていたら写真が違うところが結構あるんですね。写真は映画の場面などを追加して文春文庫版のほうが多く掲載されているようですが逆にカットしている写真もあります。例えば朝日文庫版「お荷物」の章、後援会誌の(当時としては大胆な?)写真がそう、。さて「わたしの渡世日記」の首章にあたる「雪ふる町」で「関東大震災の翌年、大正十三年三月二十七日の午後二時に、わたし、高峰秀子は生まれた。春といっても函館は、まだ雪ふる町であった。」と結ばれている。西暦では1924年にあたる。同月同日生まれの方を年代をズラしてみていくとその前年に金子信雄が、高峰の4年後に田辺聖子が、そして10余年後をたどると1935年に岸洋子(「希望」「夜明けのうた」!)の名がある。ただ誕生日が同じというだけなのですがそれぞれの方が印象深いだけについ気になってしまう。ちなみに1945(昭和20)年は宮本信子。 |
| 高峰秀子 比較的美本ですので単行本で読みたい方にはおすすめ。 |
| 高峰秀子 |
| パンフレット 脚本・監督の松山善三が失ったものではなく残されたもので何ができるか、が問われると書いています。高峰の「撮影日記」も潮出版社版「典子は、今」から収録。 |
| 白井のり子 ¥400 |
| 高峰秀子 |
| 高峰秀子 松山善三 ¥700 春といえば思いだすのがこの本、満開の桜(熱海)の下に高峰、松山夫妻が佇む口絵の写真が印象深くて・・・。「旅は道づれ」シリーズの日本紀行編ですが幸福を伝えてくれるリレーエッセイ。 |
| 松山善三 高峰秀子 ¥2,600 |
| 高峰秀子 松山善三 |
| 高峰秀子 松山善三 松山・高峰の砂漠を訪ねての紀行エッセイ。 |
| 高峰秀子 松山善三 |
| 週刊女性 グラビア頁に『八ヵ月の滞欧記録』として「高峰夫妻が撮影した」写真が掲載されています(モノクロ3ページ)。 |
| 高峰秀子 ¥3,500 |
| 銀座百点 ■ B2-982 銀座百点 ミンクのコート 高峰秀子 銀座百店会 昭和36(1961)年 NO.74 C:B ¥800 高峰の「ミンクのコート」は気持ちの奥底でポッと何かが灯るようないい話です。人の痛みを判るということ、人の情けを受けとめること─この人はこんな想いで生きてきたんだな。若き日の高峰の思い上がりを縫い子さんの針がチクッと刺したのでしょう、しかしそう受けとめることができるのが高峰の高峰らしいところ。 ほかに扇谷正造の「マスコミ交遊録」 演劇合評会では久保田万太郎や座談会「銀座の流行をつくる」には中島弘子の顔も。 |
| 日本エッセイスト・クラブ編 「梅原竜三郎先生が亡くなって・・・もう1年がすぎた」で始まる梅原と円地文子への追憶のことば。(「薔薇と翡翠」高峰秀子) タイトルは三國一朗の随筆からですが「一つずれた局面で私を襲う」涙をスケッチしています、三國の資質を語る鍵がありそう。 |
| 高峰秀子 「用心棒」での黒沢監督と石井長四郎のエピソードが抜群に面白い、仕事師というか職人というかカツドウヤの世界そのものといった感じです。裏方さんに注ぐ高峰の眼差しがここにも。 |
| 高峰秀子 |
| CONNECTION |
| 斎藤明美 平成13年に刊行された書籍のベスト1(独断ですが)。その迫力、クールでホットな眼差しに圧倒されます。「渡世日記」のその後を綴ってもいますが側面史。なお、この著書より先に発表された「女優 高峰秀子」所収の「かあちゃんの卵焼き」もおすすめ、迫力の一遍。 |
| 安野光雅 荷車を引いて門を入るとそこは「蚤の市」 動かなくなった時計や鍋や皿、レンズのないめがね。 |
| 高峰秀子食卓帖 |
| 高峰秀子 |
| 高峰秀子編 「ウンと安上がりで簡単なおかず」を紹介してくださいの求めに応えたわが家独特の一品集、淡谷のり子がいて若山富三郎がいて金子信雄がいて青木雨彦がいて懐かし顔ぶれが65人。 |
| 婦人公論 グラビア「アベックたべあるき」に「サラダはいかが」(高峰秀子)があり、わが家のサラダ製作について書いています。特集は「体験的人生案内」轟夕起子、藤原あき、三益愛子、秋元松代、森田たま他。 |
| 高峰秀子編 「台所のエッセイ集」 日頃から「関心と好意をよせさせていただいている方ばかり」(はじめに)選んだ食べ物エッセイ集、向田邦子「食らわんか」から池部良、中山千夏、安野光雅、石井好子、秋山ちえ子、松山善三、沢村貞子、水野正夫・・・と選びぬかれた「おいしい文章」集、高峰の(選んだ)センスというものが伝わってくる隠れた傑作。 |
| CONNECTION |
| 池部良 ¥2,500 洒落っ気があって大森(東京)の幼少時代から陸軍、映画の時代まで話題が豊富で洋画家で「江戸っ子のおやじ」のエスプリまで効いてサラッと軽く、並みの腕前ではこうはいかない、本文の挿画も著者というから脱帽するしかありません。 |
| 日本テレビ編 高島忠夫と寿美夫妻の「ごちそうさま」シリーズ、メインの「スターの自慢料理」が今から見ると豪華な顔ぶれで圧巻、三ツ矢歌子 ちあきなおみ 津島恵子 吉永小百合 岸恵子 大原麗子 草笛光子 倍賞千恵子 山田五十鈴 高峰秀子(湯豆腐 味噌たまご 昆布たまごを製作してます)・・・料理の写真がデッカイけれどスターたちの料理中の写真が掲載されていることが何よりのメリット。 |
| 高峰の随筆や聞書きは雑誌の掲載まで追っていくと単行本に収録されず(集成されて刊行されれば良いのですが)今では目に触れなくなったものも多い、気づいた限りで印象深いものをあげました。 |
| キネマ旬報 |
| BRUTUS croissant増刊 「女には涙があった-1950年代-男には情があった」とホレボレするようなコピーが。原節子、高峰三枝子、高峰秀子・・・キラ星たちが輝いて目をはなせない。表紙画野口久光 タイトル・デザイン堀内誠一。 |
| 別冊サライ 「初めての銀座」高峰秀子。A5判 |
| 森本哲郎 ■ B2-130R ぼくの旅の手帖 または、珈琲のある風景角川文庫 昭和52年 C:B ¥400 解説は高峰秀子、「─貴重な友人・森本さん─」。こんな文章を書かれたら友として人間として最高でしょうね。 |
| キネマ旬報 「映画女優高峰秀子」(斎藤明美) 「小林旭ロングインタビュー」(西脇英夫) |
| 文藝春秋 「菜の花」(「にんげん蚤の市」最終章に収録 高峰秀子)の初出はこの号。 |
| 読売新聞婦人部編 秋山ちえ子が学校についていけない我が子をもった苦悩を語り高峰が稼ぐための人形のような生活に疲れ果て三國一朗が「余生」としての生き方を余儀なくされそれぞれの人生の断片を語る。小沢昭一が受験制度がどうだこうだの前に「教育制度が人間にとって本当に必要かどうか考えてみるべきだ」と説く。 |
| 婦人公論 ¥1,000 「平凡でいることくらいむずかしいことはありません。」その一人が佐田啓二だった、平凡だけど誠実、自然で含羞の人を語るときの高峰の迫力は強烈。表紙は新珠三千代と嵯峨野の石仏(土門拳)。特集は「東京オリンピック開幕」 |
| 婦人公論 ここに記された高峰の共稼ぎ論はそのまま、否それ以上に現代に通じてしまう。「共稼ぎでなければまともな夫婦生活ができないとか、社会人として通用しないような今の社会はどこかで間違っている。まともな労働に対して、男子一匹の収入が、日本ではあまりにも低すぎるではないか。」 高度な経済成長がそろそろ始る前の発言ですが今、モノは溢れても<豊かになった>という実感はなく逆に不安ばかりが押し寄せる。 もうひとつ、本書には貴重な座談会「私たちは、『二代目』ではない」(古今亭志ん朝 水谷良重 市川染五郎)の座談会が掲載されています。表紙は山本富士子。 |
| 週刊朝日編 ¥900 上卷には高峰執筆の項はありませんが一読をおすすめしたい砂糖 松山善三があります。他の項目から少しひろってみますと電報料金 山田太一 江戸前寿司 沢村貞子 乾海苔 向田邦子 コロッケ 山本夏彦 かつおぶし 岩谷時子など。 |
| 週刊朝日編 |
| 朝日新聞社編 高峰の選んだ1冊は志賀直哉作「小僧の神様」。 |
| PHP研究所編 トップに高峰「軍靴の響き」(「私の徒世日記」から)が、各界著名人の戦争体験集。小林信彦 田辺聖子 杉村春子 笠智衆 山田風太郎 赤塚不二夫・・・。 |
| CONNECTION |
| 扇谷正造 文春文庫版の「わたしの渡世日記 上」に「文庫版まえがき」として扇谷正造が1年間にわたるエッセイの執筆を依頼したいきさつが書いてあります。その扇谷の交遊録は徳川夢声、幸田文、藤本真澄、林芙美子、有吉佐和子、池島信平など高峰の交遊と重なるところが多い。夢声の「問答有用」の編集者として初めて高峰に会うが「デコちゃんの頭の回転」の章で高峰との会話の図式がでていてこれが傑作。夢声の章も長年、対談に同席していただけに愉しい(「夢声老から学んだこと」)。 |
| 壷井栄 木下恵介「私を駆り立てたひたむきなもの」収録。本文の挿画 谷内六郎、カバー画 中村まゆみ。 |
| 森本哲郎 森本は大正14(1925)年巣鴨で生まれた、「夢」とは東京の町は確かにそこにあったはずなのに今や幻のイメージとしか掴みようがない、つまりは記憶の町へ、懐かしさへの物語。挿画 谷内六郎。 |
| 森本哲郎 ¥1,000 |
| 森本哲郎 四季折々をつづりながら「ことば」を手がかりに探る哲学への途。花鳥風月を愛でながらほっと一息ついたところからが著者の出番、何故にと問う力、意味を求めないではいられない目の前の世界。20世紀の末に問いかけた21世紀のための哲学日記。 |
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| 河崎義祐「映画の創造」は現場をとりあげたもので、その一人、照明の石井長四郎は成瀬、黒澤作品にも度々登場。高峰のエッセイにもでていたはず。床山の「重ちゃん」は「渡世日記」にその名が深く刻まれている。仕事師だったんですね。余談ですが河崎義祐の最近の本は「映画、出前します」(毎日新聞社)。この方にも脱帽。しかし、仕事仲間や交遊録を追っていくと暮らしや「食」「骨董」の世界にまで広がっていきます。佐藤寛子著の最後の方で高峰秀子の名がチラッとでてきますが「栄作の妻」への思慕は「いっぴきの虫」(杉村春子の章)にあります。 |
| シナリオ作家協会 |
| 河崎義祐 石井長四郎登場 |
| 河崎義祐 |
| 新藤兼人 「床山の重ちゃん登場」 |
| 山本若菜 |
| スザンネ・シェアマン 索引、年代別に掲げられた詳細な関連文献リストまで付いている。成瀬に魅了された著者が探訪の歩をすすめようとしたとき成瀬についてのまとまった単行本すらなかったとは・・・。 |
| 漫画読本10月号 好きな店とおすすめの料理を100人が答える。 |
| 藤倉修一 優れた昭和人物帖、写真が多くて口絵の「高峰さんと私」はじめ貴重なものが多いのでは・・・。 |
| 石井ふく子 テレビ初出演「浮かれ猫」は杉村春子との共演。そのスナップが掲載されていますがテレビの高峰秀子というのも見たいものです。その後、テレビの日曜劇場に結構出演されています。石井ふく子「お蔭さまで」の巻末に膨大なリストがあります。石井ふく子が新東宝でデビューしたときの主演のひとりが高峰だったと書いている。石井ふく子著は「昭和という時代」に2点掲載しています。 |
| 幸田文 |
| 幸田文 |
| 芸術新潮編集部編 |
| 佐藤寛子 文庫本は「文庫の読み方」に掲載しています。 |
| 池部良 |
| 池部良 回想の日本映画人物列伝がメイン。「年下の先輩」高峰秀子の章はおすすめ。「温かくて、ひんやりして、離れていて近くにいて。素直で複雑で・・・」とあります。佐田啓二、倉本聰、鶴田浩二など読み応えがあります。 |
| 池部良 日本映画黄金時代の奇人変人怪人天才たちとの出会いは夢のような時代でもあった、そしてまだ夢は終わらない。重くならず湿気がなくてカラッとスマート、懐かしき人と時代の証言。 |
| キネマ旬報臨時増刊号 木村伊兵衛撮影の表紙を優先して「シナリオ」コーナーではなくこちらに掲載しました。収録シナリオは「黄色いからす」「満員電車」「山と川のある町」「暴れん坊街道」「赤い太陽」「雲の墓標」「幸福への招待」、1957(昭和32)年発行です。 |
| キネマ旬報別冊 「綴方教室」(昭和13年 東宝 山本嘉次郎)のシナリオ掲載(他に人情紙風船 泣虫小僧 阿部一族 限りなき前進 あゝ故郷など)。母親役の清川虹子が「21か2の頃」だったと書いている(「老ける苦労」)のには驚いた、とてもそうは見えない。ビデオで見直してからシナリオを読んだら結構シナリオと違う箇所が多い、「わたしの渡世日記」で記されている「冬の朝」の台詞はシナリオにはない、画面はそのままではないけれど高峰も朝もキラキラ輝いていて秀逸。「いつも冬の朝になるとこの匂いがするんだよ、ほらネ」 |
| キネマ旬報 特集は「溝口健二氏を偲んで」 少年時代(川口松太郎) 練達のひと(依田義賢) 「西鶴一代女」の感銘(田中絹代) 「浪速悲歌」の思出(山田五十鈴) 「お遊さま」のセット(水谷浩)ほか。 |
| 鳩よ! |
| 片山龍二 「ひまわり」「それいゆ」を創刊したりラジオで活躍したり不思議な魅力。 |
| 片山龍二 ¥700 |
| 團伊玖磨 雑誌non・noに1973年に連載されたものの加筆再編集版。若い方は「スケールの大きな自由を!」謳いあげてほしい、という願いを込めたもの。高峰の対談集「いっぴきの虫」の延長線上に浮かびあがってきた1冊。 |
| 團伊玖磨 「日本橋横山町」に高峰秀子登場、高峰の骨董の店を訪ねると「買っちゃ駄目よ」だって、物が売れると店が成り立たなくなるからと。 |
| 團伊玖磨 松山善三 堀口大学 飯田深雪 佐久間良子・大空眞弓ほか。 |
| 團伊玖磨 企画 いいことばがあります、「誰しも美しく生きたいと思う。誰しも美しい旅をしたいと思い、美しい音楽の時を持ちたいと思う。そう思うようになった時、音楽と旅と人生は、同じ弧を描くものとして時間を、空間を飛翔して行く。」(はしがき) 1は淡島千景(中国) 堀内美紀(西ドイツ) 三林京子(中国) 十朱幸代(メキシコ)ほか、2は吉永小百合(トルコ ルーマニア) 斎藤昌子(アメリカ) 伊藤京子(パキスタン)ほか。 |
| 山本嘉次郎 本の味というかセンスというかいい感じです。「向島撮影所」から「東宝大争議」まで日本映画史の奔流などという大それたものではなく「日本映画に生きた人々を望見してみたい」とその意図を「序」に書いています。「文体を軽く」して水面に漂う木の葉のようにあちらこちらに寄り道をしながら・・・。山本にとっては映画人という呼び名ではなくあくまで「カツドウヤ」でなければならない。 |
| 山本嘉次郎 カツドウヤ自他伝序説 カツドウヤ紳士録 カツドウヤという名の人類 カツドウヤ水路を1冊に集成した決定版、巻末に(原本にはなかった)索引が付いていてこれが山本嘉次郎探訪の手引きになる。 |
| 映画ファン 人の鼎談はまず食べ物の話題からスタート。他に「映画雑感」(志賀直哉) 「映画俳優と演技」(小澤栄太郎×杉村春子) 上原謙・轟夕起子対談 随筆「なんでもないこと」(市川崑)。 |
| 山本嘉次郎 ¥1,700 雑誌「酒」に連載されたものをまとめたもの。著者の文章は省略が効いている印象を受けましたがどうでしょうか。 |
| 山本嘉次郎 |
| CONNECTION |
| 山本鉱太郎 永井保 刊行年度不明ですが 昭和50年代の実用地図なのに今の目で読むと朝日新聞社や日劇が有楽町駅前にあったころの思い出地図に。 |
| 池田弥三郎 |
| 永井保 銀座を歩きはじめて40年になるという著者の銀座をめぐる随筆とスケッチ。初出は「銀座百点」 |
| CONNECTION 暮らしの宝物 |
| 中島誠之助 |
| 中島誠之助 |
| 中島誠之助 |
| 中島誠之助 帯に高峰秀子の「至らぬ姉上は大いに感服・・・でかした!」と絶賛していますが確かにこの本は骨董用語の解説に止まらず日本文化へのユニークな切り込みを感じさせる、アクタガワ(芥川)の項で「古美術に興味をお持ちの向きには、伊勢物語を通読することをおすゝめする」と記し「時代」の項で「その味わいによって人間の心理を妖しく引きずり込む魔性がある」とある、名著。 |
| 骨董的生き方 ここに関連本としてあげるのは少しムリがあるのは承知のうえで若いときに目覚めた骨董的なものへの想いを綴った2冊とコレクター図鑑を。一気に読める面白さ。 |
| 佐和みずえ いい本ですよ、古い物に向きあっていると野心や欲望やらであくせくしたかっての自分が「おかしくもあり、哀しくも思えてくる・・・どんなに長生きしても百年の命。小さな豆皿ひとつにもおよばない」(129-130ページ)。人の評価(この先高くなるとか稀少なものだとか)ではなく自分の楽しみ最優先の<いいもの>帖。 |
| 森茉莉 谷崎松子ほか 定価880円 ¥500 例えば宮城道雄の「撫でて見る」(宮城喜代子 姪)ではひょうたんの写真がごろんとあって「八歳で光を失った」宮城は物を手の感覚で探る、お気に入りのひょうたんも撫でていた・・・偉人たちの近親者が愛着があったモノと人にまつわる「とっておきの話」を語る。寛美 谷崎 百閒 円地文子 津田梅子 水谷八重子ほか。 |
| 「鑑定」特別取材班 副題は「何が逸品か─自分で見分けるチェックポイント」、あらゆるジャンルを網羅した逸品のベスト・オブ・ベストとその見方。 |
| 長谷川義太郎 著者の雑貨との関わりの始まりは生まれた息子に「金太郎の腹掛け」をさせてみたくて探し回ったことからのようだ。発見の喜びをバネに文化や思想やブランドが発信する生活提案ではなく見知らぬ「物」、陽の当たらないガラクタから築きあげる発想をカタチにしていく。イキイキと綴られていて面白いこと。 |
| 岸部四郎 江戸時代へ、明治へと文人たちから始まる旧いものへのあこがれ。骨董のウンチクも傾けながら、神保町の古書店めぐりから「漱石山房」をアパートの一室に設ける情景など、読んでいると思わず笑みがこぼれる。「奇婦人」森茉莉の人物スケッチには驚きと同時にヤッパリの感。それにしても上手いタイトルをつけました。 |
| 太陽 |
| 松岡寿夫 |
| 季刊ソレイユ 「人も我も明るさと愛らしさに心ときめくやうな笑顔、これ故にこそ高峰秀子さんが今日あるを得たのではないだらうか」と中原淳一が書きとめている。黒澤明「幸枝」 杉村春子「私の道」 中原淳一「きものをデザインする」 水の江瀧子 葦原邦子 小夜福子 細川ちか子ほか。 |
| それいゆ ¥2,800 「フランスを語る」高峰秀子 長岡輝子 石井好子ほか。「巴里で買った私のブラウス」高峰秀子 愉しい我が家 三木鶏郎氏住宅拝見。 |
| それいゆ 復刻版。巻頭のグラビア頁「私のおしゃれ考」は串田孫一、江利ちえみ、高見順、高峰秀子、石垣綾子、三岸節子、佐田啓二、森繁久弥。高橋豊子さんの住宅拝見のページも。 |
| それいゆ |
| CONNECTION |
| 平凡11月号 「ある日、デコとターキーがビクターレコードの吹込室でバッタリ出会いました・・・(桂木洋子も加わって)歌えや踊れと大騒ぎ」というリードで巻頭グラビアを飾る3ページ。レコードの吹き込みというのは「銀座カンカン娘」、アイドル時代の高峰秀子ですね。「思い出のアルバム 東宝篇 原節子」(4ページ)「エノケンさんの京日記」(2ページ)にはロッパ、ターキーと3人の写真が。表紙は高峰三枝子。 |
| 中原惇一編集 この雑誌のどのページにも中原惇一編集の眼を感じますね。大阪万博と三島事件の1970年。 |
| スタイル |
| スタイル ¥2,000 「デコちゃん大いに語る」はパリから帰ってからのインタビュー特集の趣き、特集は「夏のお洒落読本」 |
| スタイル スタア訪問記は著名人がスターを訪問する特集、高峰三枝子 高峰秀子 杉村春子 笠置シズ子 久慈あさみ 三船敏郎 水戸光子 木暮実千代ら14名の豪華さ。 |
| 週刊読売 表紙画の中原惇一が「日本の女性には赤がよく似合う」、新しい年にふさわしい新鮮な明るさを描いたと記している。 |
| 別冊太陽 「“美”と“幸福”を追究した人」(秋山ちえ子) 「パリの振り袖の思い出」(石井好子) 「忘れられない人」(宮城まり子) 「自邸がスタジオに早変わり」(ペギー葉山) 「今こそ、この美意識を」(美輪明宏)などにいかに「ふしぎな巨大な存在」(田辺聖子)であるかが語られている。 |
| 林えり子 |
| おしゃれ工房 |
| サンリオムック 副題は「少女の明るい夢を追求」、「かっちゃん先生の絵を見ていると緑の丘で草笛を吹いているような素敵な気持になってくる」(内藤ルネ)。「立教中学同窓会にて」の写真で上原謙、河原崎国太郎らと一緒に写っています。 |















| この1冊 |
| 高峰秀子 近年の高峰の著作のうち何故か文庫になっていない唯一の本、「役づくりの奥義」の書だと帯に記されていますが、<たたずまいとは何か>についての鋭い眼はゆるがない。後半に収録されたシナリオはTV放送のためのものですが(後に舞台でも上演)ラストに吹きこむ爽やかさは「秀子の車掌さん」を想い起こさせる。チンドン屋さんもでてきますね。 |
| サライ |
| サライ |
| 徳川夢声 どうせ生れたからには、のんびりと自然に生きたいですよ。・・・一遍くらい、自分自身の選んだ生活をしたいと思う」(高峰)。「問答有用」前に東京日日新聞に連載されたもの。 |
| 円地文子 吉行淳之介 小田島雄志 「銀座百点」座談集、高峰秀子 田中小実昌 岸田今日子 竹西寛子 芥川他寸志 石井ふく子ほか。高峰の座談では吉行が「わたしの渡世日記」の文章の質は男だと云い円地が「男形なのね。」と同調している、高峰は「『ございます』とか『そうですのよ』みたいな言葉はできないんです。『やだわ』じゃなくて、『やだね』って言っちゃう。」(57ページ)と。 |
| 大宅映子編著 高峰秀子×大宅映子の対談は40ページを超すロング対談ですがいつものことながら単行本一冊分(あるいはそれ以上)の充実感があってまったく脱帽です。みじめで悲惨で孤独な若き日の出来事も笑い話でポンポン語れるこの大人は何者なのか。笑い話でないと話せないような辛さが透けてみえてくる。「女の自立」を考えるセミナーの対談集だから老後からことばの問題までおよそ女の(そして男にとっても)すべてについて語りあっている。講座とかセミナーというとある高みから教訓を投げかけるような気どりや体裁を思い浮かべてしまうけれど高峰の話にはまったくそれがない、夫(松山善三)が旅行で留守になると鍋でラーメン作って鍋ごと食べようとしたら唇ヤケドしちゃったなんてことまで披露していて笑っちゃいます。2009年に当サイトが出会った対談本のベストはこれ、高峰秀子と大宅の対談はドラマより格段に面白くてドラマのよう、もはや無敵です、高峰秀子という人。振り返れば夢声の「同行二人」(昭和25年)で泪を浮かべて語り夢声も泣き、巴里へ逃亡する直前に対談した「いろは交遊録」では聡明なるがゆえに可哀想だと案じしかし必ず「落ち着く幸福が来る」と予見した夢声は高峰の行く末を的確に見通していた。養母との修羅場の場面で聞き手の大宅が「今お姑さんに悩んでいらっしゃる方、高峰さんのお母さんに比べたら、大したことない」と口をはさんでいますが誰もが納得、それにしても「いばり死に」(高峰)とはよくぞ言ったもんだ。高峰のことばはどこか台所の、アツアツの卵焼きやご飯の匂い、皿が触れあったりお茶を啜る音が聞こえてきそうな、そんな場所から発信されてるようで身体中を揉んでくる、惨めから転化する術すらサラッと語るリアリスト高峰はユーモアの人でもあります。 岸恵子が語る「自立」も興味深くゲストは他に森瑤子 宮尾登美子 三枝成彰。 |
| 週刊朝日 夢声前白で昭和12年「雷親爺」(PCL)が初めての共演だという。パリから帰国した高峰との対談は「巴里ひとりある記」にも転載されたが初出掲載はこの号。 |
| 徳川夢声 復刻版ですがレイアウトと表記は変更されている。夢声と高峰の対談はパリ行き前のもの、いい対談です。「デコ(高峰秀子)」の章で「デコは今、パリにいる」「デコは哀し」と記し何故パリ行きなのか「哀し」なのかを解明している。「勘が鋭い、頭脳が明晰」ということばが繰り返しでてくる。夢声が最後に予想した幸福の訪れは当ったようです。 |
| 高峰秀子 杉村春子、木村伊兵衛、藤山寛美、團伊玖磨など。 |
| CONNECTION |
| 池島新平 扇谷正造 高峰秀子 川口松太郎 西崎緑 佐藤美子 岩田専太郎ほか。高峰を囲んでの座談では映画賞の話題から結婚のそれへと移る、座談会の付記で「デコちゃんが結婚問題について巧みに煙幕をはっている」として、この後数日後に突如婚約を発表した驚きを書きとめている。 |
| 文藝春秋臨時増刊 「女優といふ名の人形」(高峰秀子)の書き出しはパリで体験したジプシーの占いのことばから。続く文章は「絶叫」といってもいいほど、人気女優の「仕事をはなれてもシヤンと立つて歩いてゆける人間になりたい」と。現在地を見つめるただならぬ迫力に圧倒される。 |
| 平凡 巴里から帰ってのレポートがグラビアと本文に、表紙高峰三枝子。 |
| 平凡 司会 笠智衆 田中絹代 高峰 佐田啓二 小林桂樹 左幸子 伊藤雄之介。この頃高峰は「浮雲」伊藤雄之介が「警察日記」小林桂樹「ここに泉あり」左幸子「女中ッ子」に出演。表紙は若尾文子。 |
| 週刊新潮 昭和33(1958)年ベニス映画祭のグラン・プリは「無法松の一生」、巻頭のグラビア(5頁)を飾るのは主演女優高峰秀子「グラン・プリの顔」、もう堂々たるもの。 |
| 平凡 解乾杯!ジャンケン娘(美空ひばり 江利チエミ 雪村いづみ) ヴェニスの京マチ子 錦ちゃん祭り 折り込みカラー頁は八千草薫、表紙は岸恵子。。 |
| 平凡 |
| 深田祐介 高峰秀子「旅は道づれ夫婦づれ」 岸恵子「パリから日本を見ると」 サトウサンペイ「海外での失敗談を集めたら、マナーの本になった」など21人との旅見聞録。 |
| 佐藤幸子 高峰秀子の講演記録、江戸家猫八 扇谷正造 小川宏 渡辺美佐子ほか。 |
| 円地文子 |








| 山本嘉次郎編 |
| 山本千枝子 帯は三船敏郎と高峰。 |
| 文藝春秋編 「山本嘉次郎先生のこと」高峰秀子、「日本の笑い」山本嘉次郎、「夢声老逸事」矢代秋雄を収録。 |












| 伊奈もと トーキー時代から始まる日本映画女優史、その大本には「二大系統がある・・・大づかみに分けて松竹畑と日活畑」(第1章)があり著者は日活系だとある。「佐々木小次郎」(東宝)出演の高峰を結った「沖縄まげ」の写真があります。中尾さかえは愛弟子のひとりだという。読むほどに知られざる映画史の断面を知ることができる、何しろ山田五十鈴デビューの頃からなんですから。 |
| 河出新書写真篇 黎明期、新劇づくり、暗い谷間、復活、現代劇づくり、年譜。新書判。 |
| 撮影 清水博純 刊行された2007年は没後10年(杉村春子) 没後5年(太地喜和子) 榎本孝明 加藤武 川辺久造 高橋礼 八木昌子の寄せ書き、年譜を加えた舞台写真集。A5判140ページ。 |
| 新藤兼人 年老いた妻を年老いた夫がどのように見送ったか、女優乙羽信子に寄添い寄添われの回想記、この本に一ヶ所だけ「高峰秀子」がでてきます、乙羽信子の「中国旅行の日記」。なお乙羽と同年齢の高峰が綴った「眉間の縦じわ」(「にんげん蚤の市」文春文庫)には高峰の拍手の音が鳴り響く。 |
| 岸恵子 日本映画の黄金時代の女優の底力をまざまざと見せつけるこのシャープな感性。例えば「ロミー・シュナイダーの死」。 |
| 岸恵子 本文は40ページほどですからすぐ読めます、すぐ読めますが不思議な余韻が伝わってきてこの湖は穏やかでやわらかいけれどその底は深いぞという、そんな気持ち。「老いと孤独」(岸恵子の「あとがき」)を短いことばで綴りあわせていく大人の絵本、潔いということばが近いのだろうか。 |
| 二木てるみ 黒澤監督の「赤ひげ」は杉村春子とともに強烈でした、「七人の侍」にも出演されていたとは・・・。いいタイトルですね、「子供の頃」とは昭和30年代のあの頃、木造の校舎の運動場に、原っぱにいた貧しかった時代の少女の面影。黄金時代に輝く小さいけれど決して消えない星。 |
| 高峰秀子の本 |
| 日本映画黄金時代の女優たち |
| 川本三郎 この本の女優インタビューのきっかけは高峰とのサライでの対談から。カバーの写真は成瀬の「流れる」。 |
| 川本三郎 1950年代の日本映画黄金時代の女優たちは今日のタレントの比ではない、憧れの投影は深い。 |
| ノーサイド ■B2-980 君美わしく・高峰秀子 文藝春秋 1995年 C:B ¥1,000 戦後日本映画女優賛の第1回は高峰秀子、70歳を過ぎた頃だったんですねこの新連載のインタビュー(川本三郎)、その後単行本に、そして文庫になりましたが誌上での9ページは写真が多くこれはこれで見事なもの。特集は平成養生訓。 |
| ノーサイド 大スター、脇役、可憐、溌剌と戦後の女優総特集。香川京子と市川崑のインタビューまで付いて今から思うとよくもまあ創ったもんだ、ノーサイドの日本映画特集は凄い。 |
| 平凡スタアグラフ |
| 秋山庄太郎 若き日の「近代映画」時代がその後の活動の素地をつくったという。高峰秀子にほめられた写真はたった2枚と書いています。写真に添えられた人物談もさることながら映画への感度もさすが、的確で長年の蓄積が効いているのでは。 |
| 秋山庄太郎 横浜市と実行委員会との共催により50年にわたる作品群、学生時代の「翳」、「芸術家群像」「昭和の美女」「四季」などを掲載。高峰秀子「秋さんの清潔な眼」も収録されています。サイズは250mm正方。 |
| 山本富士子 |
| 秋山庄太郎 ¥1,200 女優の写真と半生をつづった天地95mm左右70mm、110ページの豆本。手のひらサイズに収められた女優たちのポートレート集。 |
| 高橋とよ 小津映画でひょっこり顔をだすあのヒトですね。しかし凄いタイトル、「たぎ」るとルビがふってあります。巻末に「私は、生涯情熱で燃え沸って、自分の選んだ道に生きぬきたい」とあり、序で獅子文六が「人間が面白い」と記す。 |
| 文藝春秋編 ノーサイドの「戦後が似合う女優」と「キネマの美女」の合本改訂編集版。インタビュー香川京子 インタビュー大庭秀雄・森川まさみ 夏川静江 座談会 池部良 久世光彦 中野翠。名花296人が繰り広げる絢爛たる回顧上映。帯のスチールは桂木洋子(左)若山セツ子(右)、成瀬監督の「薔薇合戦」(S25)から。 |
| 清水晶 |
| スタア 半世紀にわたって撮り続けた早田雄二のスタア・フォト・ライブラリィ。座談会スタア 高峰秀子 三船敏郎 早田雄二。 |
| 映画ファン スタア診断 香川京子さんの魅力を探ぐる 対談 成瀬巳喜男・香川京子 デヴューするまでの私 原節子 特集問答 サトウハチロー・沢村晶子 森繁久弥を激励する 双葉十三郎 黒沢明監督の演出拝見(生きる)など、どの特集・企画も内容が濃い。表紙は乙羽信子。 |
| 近代映画 「酔いどれ天使」の試写の様子を見開きで紹介している。 |
| 近代映画 「高峰秀子さん訪問」は結婚への希望と喜びを語る。表紙は若尾文子。 |
| 乙羽信子 初出は昭和55年3月~11月まで「週刊朝日」の連載、「これまでに何人かの『聞き書き』をしたが、乙羽さんのように『きれいごとにしたくない』といった人は初めてだった」と江森陽弘が記している(「聞き書きを終えて」)。 |
| 映画ファン 「私のお弟子さん」(長門美保)に内気な原節子さん 器用な高峰秀子さん 熱心な山根壽子さんのエッセイが。表紙は高峰秀子。 |
| 映画ファン 水の江瀧子の歩いた道(中田龍雄) 谷崎潤一郎を訪ねて(京マチ子) 私の自叙伝(飯田蝶子)。表紙は高峰秀子。 |
| 映画ファン 新しいお家(高峰秀子)グラビア・本文 表紙 京マチ子。 |
| 高峰三枝子 |
| 司葉子 少女時代・女優・結婚・正念場と続く回想記。もちろん女優時代が興味深いのですが「代議士の妻」としてののっぴきならない日々を読むと日本映画の黄金時代を支えた方々の器の大きさといいますか格の違いというのか、目を見張ります。一本シンが通っていてハンパじゃないという感じ。 |
| 映画ファン 芸能一家マキノ一族 東宝脱退組の表情 森川信百面相 表紙は上原謙。 |
| 映画ファン 第一回映画ファン世論調査(ファン投票)がグラビアで発表されている上原謙 長谷川一夫 原節子 高峰三枝子(表紙も)・・・ |
| 婦人公論臨時増刊 「女優 昨日今日明日」飯田蝶子・木暮実千代・岡田茉莉子の座談会、「ハリウッドに輝く星座と遊星」(小森和子)、グラビアに杉村春子 山田五十鈴 田中絹代 淡島千景 高峰秀子ら。余談ですが145ページに「巴里ひとりある記」(高峰秀子)の写真入広告があります、「再販も売切れです。三版三月下旬発売」と。 |
| 婦人画報 美の系譜100年“銀幕女優”鼎談 野村真一 中野翠 村澤博人 五人の女優が語る、“美しい生き方”若尾文子 加賀まりこ 松坂慶子 桃井かおり 高島礼子 最後の日本人 山田太一(斎藤明美) |
| サライ 特集 名作に描かれた「日本」懐郷 ロケの達人 木下恵介を旅する インタビューは市川崑、この時83歳 俳優さんでもっとも印象に残る人はの問いに「やっぱりデコちゃん、高峰秀子さんかな。僕は助監督時代にチーフで彼女について、こんなに勘のいい人がいるのかとビックリした」。 |






| 高峰秀子 ¥ 21世紀に伝えたい本のひとつ。パリに来て「自分自身を自分に返して貰った」とあるように気持がやわらかくなっていくことが伝わってくる。「さらさらした風が吹いて、手をつけたら染まりそうな空の青さだ」とパリの7月を語り、撮影所仲間からの手紙を手にして「一人散歩をしている時に、ふいときれいな流れ星をみつけたやうに、私の胸はピョコンとをどり上がるのだ」。巻末の夢声の対談のなかで教会にはよく行ったと話していますが教会で「ぢっと坐っていると、何だか得体の知れぬものが、ぢりぢり私に迫ってくる。私には、まだまだ知らないことがたくさんあるやうだ、にげてしまへばそれまでだ、私はにげずに知りたい、何でも、どんな小さなことでも」とは小さな決意のことば。どこか少女のようなあるいはひとりの「女の子」に帰って空を見上げ街を歩き流されてきた時間を見つめているような健気な関わりかたを感じさせる。イラストも著者。 |
| 高峰秀子 ■ B2-1RR 巴里ひとりある記 世界文化社 昭和28年再版 C:B 函入 献呈署名入 ¥7,300 半世紀前、黒い髪の迷える27歳の女がパリへ辿り着いた。高峰秀子のすべてはここから始まる。真っ白の布地の表紙にしたのはなぜでしょう、装丁も著者。 |
| 高峰秀子 ■ B3-10R つづりかた巴里 入荷準備中 C: ¥ 時代は高峰秀子を求めている、特にこの本は<女優生活50周年>を飾る記念すべき1冊、そういうことをひけらかすのでもなく「あとがき」でサラッと触れているだけですが・・・。高峰の本でまずは復刻してほしいのがこれ、文庫だったら角川文庫のあの表紙でアンコール。 |
| 高峰秀子 新書判の小さな本ですが高峰秀子による高峰秀子入門の名著。著者自筆のさし絵はもちろん写真や装丁まですみずみまで心配りが感じられる。自分自身の想いと好み(あるいはセンス)をハッキリ語っているのがこの本の魅力でもあり一流の人と会うのは「諸先生には悪いけど、まあ良い骨董品を見るようなものです。良いものを見ていれば、悪いものが判ってくるでしょう」(71ページ かな使い変更) 「自然な人、會ってつかれない人。そんな女の人に私なりたいんです」(78ページ)。 |
| 高峰秀子 まったくどこを切っても金太郎飴みたいに高峰秀子がひょっこりでてくる、そんな本です。「私が生れてはじめて『古いもの』に興味を持ったのは、昭和二十年の敗戦直後、私は二十歳だった」から始まる「ガラスの風鈴」、透明感があって小さな夢をのせて素晴らしいエッセイ。「いいもの」とは「いつも私のそばにいてくれる」友だちなんだと書いています。巻末の20余頁は3分以内で作れるお酒の肴レシピまで披露していたれりつくせり。 |
| 高峰秀子 装幀は安野光雅。「江戸っ子を絵に書いたような人」川口松太郎の聞き書き一代。 |
| 高峰秀子 解説は「人生の達人ふたり」と題して中島誠之助が綴っています。感嘆の声が伝わってくるこの7ページの解説も「江戸っ子」の心意気。 |

























