| 朝日新聞東京本社社会部 |
| 森まゆみ |
| 山本夏彦 久世光彦 |
| 朝日新聞社会部 |
| 泉麻人 1956年生まれの著者が綴るチョット昔の東京案内。どうってことのない文章なのに青春の時代と昭和が重なり、ヒトコマごとにあの頃の空気が甦る。 |
| 黒田征太郎 著者の最初の本だと思われますが半自伝。 |
| 室町澄子 絵 おのちよ。NHKラジオ深夜便で放送された。 |
| 写真 垂見健吾 文 半藤一利 昭和時代の著名人が住んでいた家を訪ね、家を軸に足跡をたどり風貌を偲ぶ。夢声、川端、長谷川一夫、大河内傳次郎、谷崎、三島、水原茂など24名。 |
| 篠山紀信 写真と人物評伝からなる共同創作集。書斎の写真集といってもいいけれど作家評の人選がいい。田中小実昌-殿山泰司(「オレたちのコミサン!!」)、星新一ー和田誠、山田風太郎ー色川武大、向田邦子ー山口瞳など。全編カラーの写真を眺め読んでいくと昭和の彩りがくっきりと。 |
| 文藝春秋編 昭和文壇史。写真がいいですね、それと昭和10年からの芥川賞・直木賞年表が面白い。特に選考の評。A4判。題字は松本清張による。 |
| 榊原和夫 人物スナップ 仕事場(書斎) 原稿 小説あるいは文学についてのエッセイで構成された55人の作家たち。 |
| 季刊「銀花」編集部編 副題は「文字は人なり、手は人生なり」。四百字詰めの原稿用紙に埋められた手書き文字(タイトルを記した最初のページ)がそのまま読める大きさで掲載されている。「こぶし」と付けられた章には野坂徹夫 赤瀬川原平 石牟礼道子 辰巳芳子 村田喜代子 山根基世 角田光代の肉筆が・・・ 初出は季刊「銀花」百号からで文学、美術工芸、芸能など二百余名に上るという(「あとがき」)。帯に「その手の跡をたどれば、書き手の息づかいが聞こえ、生きる姿があらわれる」。美しい角背ハードカバー、ていねいな編集にも注目。 |
| 東京人 藤村志保と相米慎二が老補(蕎麦屋)で佇む写真(8ページ)にまいってしまう、「荻窪、日だまり、大人のデート。」 写真にわずかなキャプションがあるだけなのもいい。藤村志保と安井かずみは高校の同級生、ちなみに藤村の本名は薄 操(すすきみさお)。さて、特集の「中央線」ですが「古本屋で探すひそかな幸福」(坪内祐三)を読むと古本(店)語りの名手たちの魅力のひとつは若き日の翳や屈折を今も抱え込んでいるところにあるのではないか、そんな気がしました。 |
| 週刊金曜日編 「今、ひとつだけ字を書くとしたら?」何を書きますか。初出は「週刊金曜日」連載の「一字一会」 毒と書いた岸田今日子 普はイッセー尾形 神は忌野清志郎 時は羽田澄子・・・実際に描いた文字が大きくでてそのキャプション(理由や説明)があります。 |
| 長部日出雄 昭和55(1980)年から63(1986)年にいたる時代と身辺。 |
| 文藝春秋編 昭和21年から60年までのベストセラーを今の眼で読み返してみるという企画。驚異的なのは「窓ぎわのトットちゃん」、ピーク時には毎日20万部刷っていた、平台(オフセット印刷のことでしょう)だったのが間に合わなくなり高速輪転機に切り替えたと当時の編集者談。「全国に約八千の書店があるとして、週に1冊でも売れれば中ヒット、一日に一冊売れたら大ベストセラーですよ」とは説得力があります。「君美わしく」は司葉子、「数寄屋橋慕情」の森本哲郎・加藤武・半藤一利も読ませます。 |
| アサヒグラフ別冊 |
| 川本三郎 成瀬巳喜男、入江たか子、田中絹代、清水宏の映画人に加藤道夫、芝木好子、野呂邦暢らも。 |
| ブルーガイド編集部 コース別、寺別、人名索引付きのお墓ガイド。 |
| 「不滅の弔辞」編集委員会 ■ A2-917 不滅の弔辞 集英社 1998年 C:A 帯 ¥1,000 告別式や送る会で遺影に捧げられた弔辞集、松田優作に原田芳雄が裕次郎に勝新が逸見政孝に山城新伍が大杉勝男に張本勲が杉村春子に北村和夫が三船敏郎に千秋実が語りかける。 |
| 朝日新聞社編 |
| 寺山修司編 ブックデザインは宇野亜喜良。 |
| 田中未知 最近刊行された寺山の評伝に対して「苛立ちを書かずにはいられない」(20ページ)。 |
| サントリークォータリー 寺山へのインタビューの副題は「“日常性”を挑発する戦略」 |
| 食べ処・呑み処=昭和グラフィティ 人と人の間に、そして人と四季を結ぶ味わい広場。 |
| 荻昌弘 |
| 扇谷正造編 |
| 「風紋二十五年」の本をつくる会編 鴨居羊子 矢代静一 武田百合子 洲之内徹 山田吾一 田村隆一 いいだもも 高田宏・・・ |
| 團伊久磨 |
| 藤村志保 ¥700 軽井沢での春夏秋冬に包まれた自然と食卓をつづった本ですが、往年の名女優が今は緑に囲まれた暮らしを愉しんでいる、そんな素朴な様子が伝わってきて嬉しくなる。 |
| 金子信雄 |
| 金子信雄 料理の指南書ですがこれが本格的、長年のうんちくを傾けた味わい。 |
| 馬場啓一 伊東弘一:画 ¥600 |
| 駒敏郎 |
| 加東康一 |
| サライ ¥300 |
| 貴田庄 |
| 色川武大 |
| 山口正介 抑制が効いたいい本だと感じました。店というより人同志のさりげない想いがいい。 |
| 山口洋子 ■A2-972 酒場での─飲み上手遊び上手 ベストセラーズ 昭和46年 C:B ¥600 この時、著者は30代半ばの頃。 |
| 週刊朝日編集部編 案内役の執筆陣は荻昌弘、團伊玖磨、黒柳徹子、池波正太郎、森英恵、国分綾子、おおば比呂司、落合恵子、岡部冬彦、うつみ宮土理の10名。新書版、料理の写真はカラー。 |
| 食の文学館 みかんの花咲く丘 付録「私の伊東うまいものメモ」(中山千夏) 祖父潤一郎の熱海(渡辺たをり) 伊豆の思い出(井伏鱒二) |
| CONNECTION |
| 加藤治子 1939(昭和14)年東宝「花つみ日記」で映画デビュー。久世光彦との対話集ですがこの意外性、過ぎし日々、ことばの宝箱のような本。向田邦子の思い出のなかで「素足の似合う人だった」と・・・。文庫本では親本にあった口絵の写真4ページがカットされている。表紙の写真はその時の一葉(「文学座アトリエ門の前で」)をアレンジしたもの。出演リスト(演劇、映画、テレビ)を添えてアンコールできないものでしょうか。写真ももちろんカットしないで掲載を。絶版にしておくのはいかにも惜しい。 |
| 加藤治子 ■A2-117R ひとりのおんな 福武書店 1992年 C:B ¥1,600 久世光彦が女優加藤治子の戦前、戦中、戦後そして今をたどる。口絵の写真は高峰秀子とのツーショット、作品は戦前のエノケン映画。人名索引があったらなぁと惜しまれるけれど名著というべきでしょう。 |
| 加藤道夫 |
| サライ 5ページにわたってのインタビュー。長い見出しは「父のいない家、夫の死、離婚・・・・・・色々なことがありました。でも今は、手抜きせず、丁寧に生きていこうって」。庭の片隅に置かれている野仏の小さな写真がある、この贈り主と加藤はどうつながるのだろうか・・・。 |
| 関容子 たっぷり時間をかけたことがうかがえる12人の女優の聞き書き。加藤治子の章で加藤治子─加藤道夫─黒澤明の線が分かりました。映画「生きる」のナレーションが加藤道夫だったんですね。また松竹少女歌劇養成学校の同期に黒澤夫人となる矢口陽子もいたとある。富司純子、奈良岡朋子、吉行和子、岸田今日子など。装丁・挿画が和田誠だとは最初気づきませんでした。 |
| 室井滋 着物対談グラフィティ、加藤治子、都はるみ、若林麻由美、奥菜恵など。 |
| 森恵子 副題は「和装が語る映画の魅力」 |
| スタイル臨時増刊 原節子 乙羽信子 月岡夢路 淡島千影 木暮美千代 三条美紀らがモデルになってのオールきもの特集号。B5判110ページ |
| 銀座百点 着物談義は結構面白い、ここ一番に向けての覚悟のようなものがでているようで・・・中野「私はほかの人に買われるのが悔しくて買っちゃう。絶対これは私のだ、ほかの人が着るなんて許せない、そのぐらいに思ったのしか買わない」 林「洋服は案外センスでごまかせるけど着物は、中身をすごく露わにする気がする。肉体的にもパーソナリティー的にもね」 銀座サロンのゲストは鮫島有美子でテーマは「日本の歌をうたう」 |
| 主婦の友監修 田中敦子編 |
| 生松敬三 |
| 中村雄二郎 |
| 今野國雄 |
| 正村公宏 |
| 小宮山量平 ¥600 著者の好きなREVOLUTIONということばには“回帰”という意味があるという。戻るところまで戻ることが今必要ではないか、と説いている。 |
| 小宮山量平 ¥600 1916(大正5)年生まれの著者からの「私たち世代からのメッセージ」。戦前から戦後、「理論社」創業の頃も含めての回想エッセイ。 |
| 川本三郎 |
| 人文書という硬さはなく、かといって軽エッセイでもなく「職」を軸にした記録は社会・世間と切り結び意外な相を見せてくれます。「学者商売」2冊は学者の書いた文章としてこれほど面白いものは珍しいのでは・・・。三國一朗「鋏と糊」に重なるところもあって知的生産または「文化」への接近から貧乏物語までをリアルに描いています。 |
| 野々村一雄 |
| 野々村一雄 |
| 都留重人 都留が「経済白書」に関わったのはこの時期、官僚というのはその体験を指すもの、タイトルはいかめしいけれど日々雑録のような短文集でさすがに視野は広い。 |
| 生活の随筆7 |
| 久世光彦 |
| 前田豊 ■A2-118R 玉の井という街があった 立風書房 1986年 C:B ¥600 |
| 田辺聖子 ¥2,500 |
| NHKドラマガイド ■A2-976 芋たこなんきん NHK出版 2006年 C:B ¥500 対談 田辺聖子 藤山直美 出演者インタビュー 昭和初期の大阪 |
| 絵 桐谷逸夫 文 桐谷逸夫 桐谷エリザベス |
| 加藤武 |
| 林真理子 安西水丸の表紙画のせいだけではないのでしょうが何となく惹かれて目を通してみると意外な面白さ。高校に入学して初めての弁当の時間(「笑う弁当」)では弁当は「各自が一人一個ずつ持ってくる“家庭”に違いない」とある。カツ丼がめったに食べられなかった学生時代、納豆トーストと白湯の女友達の話など情けなくて俗っぽく「恥ずかしい感情におそわれ」る(著者のあとがきのことば)のは青春グラフィティだからこそなのでしょう。 |
| 林真理子 昭和58~59年頃にTVのキャンペーンに駆出されたという、著者のTV業界・タレント「探検」記。「私をいじめた人たちのことなんか、全部書いちゃおーと。」 |
| 秋竜山 |
| 岸井良衛 |
| 監修近藤富枝 |
| 阿久悠+和田誠 三木鶏郎について「いまのポップスの流れのいちばん元」に位置し(作詞の)永六輔もそこからでてきたという和田のことば、映画のキャメラに例えて阿久の詩は俯瞰だという鴨下(信一)の指摘を紹介しながら感情を表現する場合「画面の中の主人公の人物の大きさって言いますか、背景に対する人物の大きさで表わそうとする」(阿久)ところがあると映画的なアングルで歌詞をみる、などユニークな面白さ。造本・装丁の良さも注目。文庫は「イラストがいっぱい」に。 |
| 阿久悠 巻末で久世光彦がともに過ごした時代と阿久悠を綴る。 |
| 阿久悠 「私の世代にとっての民主主義の三色旗は、歌謡曲と映画と野球」だと語る阿久悠の昭和断面史。 |
| CONNECTION |
| 和田誠 名著ですね、歳月とともに立ち上がってくる何かがあるのでは・・・? 文庫版では「そして、十年」が付記されている。親本はイラストがいっぱいのコーナーに掲載。 |
| 阿久悠 |
| 久世光彦 ¥500 中野翠、松山猛、阿久悠、小林亜星の追悼文を収録。 |
| 三田完 |
| 上山敬三悠 ハヤカワ・ライブラリの1冊。世相と制作者(詩・曲・レコード会社)と著者の関わりが浮き彫りに。大衆歌謡曲史の名著。 |
| 前田憲男 ¥600 入門書の入門書」とは謙遜のことば、作曲のカンどころをついた好著。 |
| 山上路夫 世界は二人のために 或る日突然 夜明けのスキャット の作詞家が書いた体験的作詞講座。 |
| ドキュメントが熱かった 当時黒田軍団と呼ばれていた読売新聞大阪社会部が事件の発生から終局までを息もつかせない迫力で描く「ドキュメント新聞記者」。記憶のかなたに沈んだかのように、この文庫本も顧みる人はいないようですが優れたドキュメントではないでしょうか。それぞれの時代と突出した事件・人物にフォーカスをあてたものをピックアップしてみました。 |
| 読売新聞社会部 事件は昭和54年。特異な事件を追いながら「事件」の構造を示し始めていくスリリングな展開。取材する側を取材するというかたちで事件に迫る。 |
| 本田靖春 |
| 本田靖春 定価1,520円 ¥700(2冊揃) 本田靖春と黒田清は新聞が最も熱かった時代のジャーナリスト。両書を読むと日本をこれだけ下品な「文化」に落とし込み絶望の淵にまで追いやったのは政治の責任はもちろんですがジャーナリズム(新聞・TV)のふがいなさも大であることがよく判る。歪みをえぐり不正を追い続ける報道がかってあったことに驚く方も多いのではないか。高度経済成長期の初めのころまで、血が売り買いされていた(その血が輸血などで使用されるとC型肝炎にかかる確率が増え、さらには肝ガンにすすむという)、本田は山谷へもぐり込み実際に売血を試み実態を探る、予想されるように利権が絡み一回くらいの告発報道ではどうにもならない、キャンペーンを連打する本田と読売新聞社会部。 関西で客と行員を人質にして銀行に立てこもるという事件が発生、情報はまったく入ってこない、お手上げの中で社会部長・黒田が指揮したことは取材する側の動きを取材し逐一報道してゆくという逆手だった、連日伝えられる記事は読者の熱い支持を得たという(この報道は後に「ドキュメント新聞記者」として本になる)。 本田の云う「主観報道」とは主体とも読みかえることができるし普通の人の平凡な暮らしを守るための黒田(軍団)の迫力も上っ面をなで数字だけになびく今日の新聞・TVと比べればその差は歴然。しかし本田も黒田も新聞社に居続けることは出来なかった。「社会部が社会部であった時代」は去り報道の<劣化>は目をおおうばかりにすべり落ちていく。「今の日本人は嫌いだ」と断じる本田、不特定多数ではなく読者一人一人へ問いかけた黒田、ふたりの記者魂がつづる人間がいた時代の優れた戦後史。反骨の系譜は受け継がれているのだろうか。 |
| 黒田清 昭和27(1952)年に新聞記者になった黒田清の回想の昭和。1950年代が<原点>だった。 |
| 黒田清 ジャーナリストのノウハウというより著者の足どりに重ね合わせた現場からの試行錯誤と創造の記録。 |
| 有須和也 |
| 本田靖春 解説「動乱期への郷愁」色川武大 |
| 本田靖春 「戦後」とは何か、を探った力作。周到な取材に基づいた迫力は圧倒的。 |
| 竹中労 |
| 別冊新評 丸山邦男 松浦総三 竹中労 森山康平 和多田進 岡留安則 |
| 無着成恭編 「山形県山元村中学校生徒の生活記録」 昭和20年代の中学2年生の文集、学校(教育)は生活に根ざしことばを獲得していく場であることが伝わってきます、最初の生徒の詩には脱帽。 |
| 佐木隆三 |
| 沢木耕太郎 石原と美濃部の東京都知事選を描いた「シジフォスの四十日」、小椋佳の屈折した足どりを追った「その木戸を」が面白い。小椋の初めてのレコーディングは作詞 寺山修司、作曲 和田誠で「初恋地獄篇」の中の2曲とあります。 |
| 中野翠 帯にある「うるせェんだよ~! 勝ち組・負け組だの上流・下流だのどうでもいいじゃないか、そんなこと」に一票、未だに上質だのワンランク上のなんてキャッチ・コピーがのさばりマスメディア(?)の本質はチェンジしていない。さて本文ではNHKで放送(2005年1月22日)された浅丘ルリ子の「父の面影を追って─浅丘ルリ子・中国へ女優50年の旅」の批評が強烈。中野のシリーズは面白い読書案内(映画演劇やTVまで幅広く)として重宝していますが最近も「堀内さん」(堀内誠一追悼本)について紹介してました(「サンデー毎日 2009.9.27号)。優れたクロニカルだし資料として生き続ける本だけに人名・事項索引がないのは困ります。 |
| 大下英治 取材を申し込むところのやりとりに迫力があります。事実をキチンと抉りだそうとする態度が光っています。やはり初期のものはいい。 |
| 赤塚行雄 |
| 赤塚行雄 |
| 伊藤素子 聞き書き江守陽弘 「私は昭和二十三年十一月十八日に京都で生まれました」から始まる半生の聞き書き。 |
| 別冊宝島 小池重明 梶原一騎 阿佐田哲也 竹中労 花形敬ほか、伝説の男 反骨の男 狂気の男 無頼の男の4部構成。 |
| 工藤久代 「ある外国ぐらし」(副題)は発見の記録、著者が日本から持っていったクリームが切れてしまい出あったのがポーランドのにんじんクリーム。「ありがたいお肌の守り神」だったと。世界の都会でこれほどおいしく安い牛乳を飲めるところはワルシャワが一番ではないかなど衣食住のひとつひとつに光があてられています。モノに溢れた日本の生活は何か大切なものを落っことしていったのではないか、ズシっとくる本。 |
| 工藤久代 上記単行本の増補決定版。 |
| 兼高かおる |
| 松本清張監修 昭和43(1968)年は大学をはじめ学園大荒れの年でしたが同時に明治百年の年。近代化の眼で、文明を問い返す動きも一部にありました。この書は現代史を「動乱の歴史」として事件に焦点を合わせたドキュメントの再構成。 |
| 樺光子編 樺美智子(1937-1960)。「人しれず微笑まん」は1956年の「最後に」の詩から。 |
| 週刊朝日増刊 ¥600 |
| 朝日ジャーナル臨時増刊号 「創刊25周年記念」は60年代、70年代、80年代からの論評を再録。B5判サイズ154ページ。 |
| 山田宗睦 |
| 林竹二 狂気があたりまえのように横行してくるとそこからしかものを見ることができなくなるということを思い知らされる。「根底」から発想すると教育はどう捉えることができるか、特異な事件が起きると表層をなぞるだけのメディアに慣らされた眼から読むと著者が投げかけることばは何と新鮮に響いてくることか。 |
| 寺山修司 |
| CONNECTION |
| 九條今日子 ¥1,200 |
| 原一男・疾走プロダクション編 |
| 原一男・疾走プロダクション編 |
| 阿奈井文彦 初出は1975年から80年までですがこの時代のニッポンの世相と人物をスケッチ。嵐寛寿郎の告別式の模様や田中絹代亡き後ゆかりの方々を訪ねる「れくいえむ・田中絹代」ルポがあります。見て聞いたことだけをたんたんと積み重ねていくところが面白い。 |
| 宮城まり子 昭和50年3月21日、日本で最初のチャリティ・テレソン25時間の記録。 |
| 堀隆次 戦後の事件史にかかわった30余年の捜査秘録。 |
| 塚本康彦 「東大受験生の赤裸な日記」、1952年~53年の青春の断面。 |
| 松田道雄 |
| 松田道雄 新書判よりいくらか大きいサイズのコンパクトな本(本文210ページ)、ハシカ オタフクカゼ ヒキツケ 夜泣き さかまつげなどなどお母さんからの手紙に答える。その症状についてだけでなく周辺や生活にまで広げ核心を外さない。医療の進化がいかほどであれ根本はここ、「こうしたらいい」がリアルに判る。 |
| 東京人 六本木、銀座、新宿、原宿、青山、渋谷など街角の記憶のなかにファッションがあった。モード雑誌の変遷も追う。 |
| 中野翠 ファッション年代記、昭和28(1953)年から平成元(1989)年までの、著者の幼年期から青春・壮年期までをけなげに、精一杯生きてきた記録。同じ世代の方にとってはたまらない1冊でしょう。 |
| JOANNE Olian 1950年代アメリカ ファッションカタログの復刻版。A4モノクロ122P。 |
| 馬場啓一監修 「50年代のアメリカ文化」(対談 和田誠 馬場啓一)をはじめフィフティーズの時代とスタイルを振り返る、片岡義男 岩浪洋三 内藤陳ほか。 |
| anan BRUTUS共同編集 雑誌でここまで出来るという底力を思い知らされる優れた編集と緻密な構成。永久保存版が(出来れば週刊誌スタイルの中綴じではなくて保存に耐える造本で)復刻されることを期待したい。 |
| 秋山ちえ子 ¥800 |
| 秋山ちえ子 「美しい小型本を、一人で、三十年来作り続けている」(あとがき)三月書房の本。島田正吾 倉本聰 鈴木光枝 山本夏彦 沢村貞子らとの点描も。 |
| 秋山ちえ子 角背の文庫サイズですが類似書だと頁がつっ張ったようになって開きが悪く読みにくいものですがこの本は違う、糸でかがり開きが良くて読みやすく美しい。 |
| 高瀬進 |
| 高瀬進 並木座、浅草ロキシー、大井武蔵野館、浪速座をはじめ「東北映画館紀行」などモノクロでつづる映画館という風景。 |
| 東京人 座談会「ぼくらは映画館で育った」高田文夫 高橋春男 中野翠、 映画館20選 私の好きな映画館。 |
| 読売新聞社編 プレイタウン徹底ガイド、吉行淳之介・矢代静一・矢野誠一・岸田今日子ほかの街をめぐってのエッセイ。 |
| 桑原稲敏 |
| アサヒグラフ |
| マルベル堂編 ¥1,500 日本プロマイド史便覧。「日本で一枚しか残っていない貴重な写真」(161ページ)とは「日活スター夢の勢揃い」。四六判の本ではもったいないというかハミでてしまうほどの黄金期の輝きが・・・ |
| おとなぴあ |
| 宮澤一誠 前半は長野から東京へ大学入学のために上京してからの右往左往の青春記、後半は音楽評論家としてのフォーク・ニューミュージックの歩みを追う。文庫オリジナル。 |
| 近代映画社編 |
| Number |
| 荷風! この特集号は充実してますね、古書街や界隈探訪に浅川マキのページや昭和のお宝女優などもあってタイトルに「究極」とつけたのもうなずける。現在品切れ。 |
| 荷風! 前田武彦に聞く「テレビ黎明期の人気番組を見る」昭和30年代の隠れファンが選ぶ「わが映画女優」(北川れい子 芦川いづみは第2位!) 都電 東京タワー 東京五輪 駄菓子屋。現在品切れ。 |
| 平林規好 ささめやゆき 絵 日本看板紀行。気になった看板、店を写真ではなく絵で表現したところがユニーク。「巴里」という名の理髪店、呉服屋と見間違うような下駄専門店、模型バケツを看板に掲げた金物店など街のにおいや生活の音と同じように看板も呼吸しているかのよう。 |
| 泉麻人 町というものはこのようにして歩くと愉しくなるというお手本のような本。 |
| 泉麻人 |
| 銀座百点 なぎら健壱 泉麻人 綱島理友のチャリンコ鼎談、「わたしは町で迷子になるのが好きなんですよ・・・路地から路地へ行って、迷子になってここはどこだかわからなくしたいんです」(なぎら健壱)なんて分かるなァ。二人の銀座 桃井かおり 銀座の夏 川本三郎 銀座サロンは「文士と酒とのつき合い」佐々木久子。 |
| 文藝春秋編 |
| 銀座百点 雪村いづみを迎えての銀座サロン。「ほんとに恋して歌ってきただけの人生ですね」と・・・。 |
| 有田芳生 |
| 田端義夫 |
| ディック・ミネ |
| 笈田敏夫 ■ A2-996 スワンダフル 桐原書店 1985年 C:B ¥2,000 日本ジャズ・ヴォーカリストの草分けといえばこの方、ジャズについての歩みがそのまま戦前・戦後史に連なる。「昭和二十八年から三十一年頃までの四年間は、完全にジャズが歌謡曲を駆逐した時代」(160ページ)だった。 |
| 恵志泰成 ¥1,300 カバー、見返し、グラビアそして本文もていねいな本作りが光る。 |
| 浜口庫之助 音楽家は社会の最前線に立って大衆の立場から鳴らす「人生のラッパ手だ」と書いています。巻末に「音楽に抱かれた十七年間」と題して夫人(かっての映画女優 渚まゆみ!)の追憶がありますが「最初で最後の本」だとは。コンパクトながら「心の言葉」がにじみでた文章には脱帽、そして和田誠の表紙画にも! |
| 週刊読売 45ページにわたるワイド特集、アンケート 私の好きな三つの歌、座談会「日本人わが心の歌」赤塚不二夫・井上ひさし・砂原美智子・田中小実昌・野坂昭如、春歌考 大島渚ほか。 |
| 牧野昭一 一風変わった交遊録、著者は「赤いグラス」の作曲家、浅丘ルリ子 裕次郎 田宮二郎 団令子 藤竜也など知られざるエピソードが。 |
| 守屋浩 浜口庫之助の序文「守屋浩君のこと」、昭和33年ウエスタンカーニバル第3回から登場、あれよあれよというまにスターダムへ、しかし後半は暗雲につつみこまれる。 |
| 中村八大 黒柳徹子 永六輔編 |
| いずみたく いずみたくの「ハダカの自叙伝」、「鎌倉アカデミア」(昭和21年入学)で演劇に熱中、三木トリローと冗談工房の時代を経てやがて作曲家へ。ロマンチストとはこういう方を指すのではないか。和田誠のイラスト(楽譜まで手書き)と装丁も光ります、あまり評価されていない(?)のが不思議なほどの素晴らしさ。 |
| いずみたく 「ドレミファ交遊録」の続編をまとめたもの。 |
| いずみたく ■A2-905 体験的音楽論 国民文庫(大月書店) 1976年 C:B ¥500 自作のヒット曲を紹介しながら音楽がどのように出来上がるか、時代と人との関わりが今では懐かしく。 |
| 芳村真理 目からウロコとはこういう本のことかと思わせる。モデルの草分けであるばかりかヌーベルバーク時代の映画女優でもあった。生活やおしゃれを愉しむディテールに目を見張るはず、センスというものを再考させる1冊。 |
| 前田武彦 話術の本というよりマエタケ・バラエティブックという感じ。 |
| 瀬川昌久 |
| 吉田衛 ¥4,700 左ページに写真、右ページに本文のレイアウトで著者でなければ語れない世界が繰り広げられる。 |
| 東谷護 戦後のポピュラー音楽はキャンプから始まりさまざまな影響を歌謡曲へ与えていく、徹底的な調査・聞き書きがスリリング。 |
| 中洲通信特別編集 ¥2,500 熱いグラフィティ、60年代を歩いてきた方だから編集できた! 週刊誌サイズで472ページのヴォリューム。植木等の逆襲、爆笑!お笑いトリオ・ブーム、青春の熱狂、ロカビリー、日本ヌーベルバーグ映画の熱風・・・と目次を抜きだすだけでもタダゴトではない。おまけに「昭和30年代を駆け抜けた女たち」のシリーズ特集では鴨居羊子、浜村美智子(バナナ・ボート!)炎加世子らにまでスポットをあてています。 |
| POPEYE ポパイ 平凡出版(現在はマガジンハウス)の雑誌は時として唖然とする面白さで圧倒される。この特集もほとんど1冊まるごと60年代特集でその後類似品(?)は数多いけれど群を抜いている、気合というのかここまでやるのかという志しは見事。 |
| 増刊 週刊大衆 ¥800 60年代インタビュー(中尾ミエ 前田美波里 弘田三枝子 秋川リサほか)を筆頭にヒューマン・インタビューは新谷のり子 岡林信康 川崎徹 宇崎竜童 佐藤B作 高田文夫 菅直人etc 60年代グラフィテイ特集号。 |
| 東京人 「五十年経って、さすが表通りに占領軍の姿はなくなったが、代わって占領国の“文化”が駐留している。ふん、長い駐留のようだね。」(「懐しくも厭な街角。」早坂暁) 「誰が何と言おうとも、私は水のない町には住めない。」(「矢ノ倉のあでやかな女たち。」近藤富枝) |
| 鈴木常勝 昭和30年代の平和な子供の風景といえば紙芝居、荒唐無稽、奇想天外、ハチャメチャなもうひとつの世界。 |
| HOTWAX presents 60年代グラフィティの代表が中洲通信の「1960 ’60年代のお祭り騒ぎ図鑑」なら70年代はコレ。不良性感度濃厚。 |
| 森山良子 あの頃、コンサートのお客さまのほとんどは男の子だったのに今は逆だという。そして・・・「一体、あのころの男の子たちは何処に行ったのでしょうか。」と問いかけています。ホントにどこへいったのだろう。和田誠の表紙画の良いこと、特筆ものです。 |
| 森山良子 意外性に富んだ名著、この本にも人名索引があってしかるべき。「泉谷とユーミンの『ノーノーボーイ」』はすごかった」(ザ・パーティ)とありますが、聴いてみたいなァ。 |
| 月刊カドカワ 「完全保存版全50ページ」は天才少女・森高の聞き書き、アルバム解説、私と楽器、歩みなどで構成される。このアーティストが残したものは想像を超えるのでは? |
| 柳ジョージ |
| イルカ |
| 南こうせつ |
| 谷村新司 |
| 愛川欽也 |
| 喜多條忠 |
| 阿木燿子 阿木燿子の詩×篠山紀信×山口百恵。 |
| なぎら健壱 |
| カムジン |
| 泉麻人 |
| 泉麻人 カバー 峰岸達。歌謡青春史の傑作。 |
| 金子修介 1955年生、「独断と偏見」に満ちていて堂々としているところがスゴイ。共に生きた時代の昭和歌謡曲史、抱腹絶倒の名著。 |
| 森まゆみ 著者の本に「抱きしめる、東京」というのがありますがこのジュークボックスには抱きしめたくなるような懐かしさと痛みが・・・。 |
| 立川談志 |
| はしだのりひこ ¥1,000 インド旅行から帰ると妻は入院していたという驚きから物語はスタートする、主夫稼業の顛末をつづるドキュメント。 |
| 松山千春 |
| 週刊平凡臨時増刊 |
| ソニー・マガジン編 ¥700 天知真理から松田聖子の時代のアイドル歌手をプロマイドと歌詞でまとめた文庫です。 |
| 東京人 「町と人と美味しいものと」 小島政二郎 高橋義孝 久保田万太郎 山本嘉次郎 古川ロッパ・・・。 |
| 東京人 ¥400 團伊久磨 田中小実昌 山本夏彦 安藤鶴雄 武田百合子 辻静雄。東京人インタビューは久世光彦。 |
| 八尋不二 |
| マイクック ¥500 表紙 和田誠 題字 佐野繁次郎 随筆 黒柳徹子 林忠彦 対談は那須良輔 矢口純 女流 瀬戸内晴美 男流 川端康成 |
| 日本テレビ編 スターの自慢料理が主に料理中の写真入りで掲載されています、青島幸男 十朱久雄・幸代 南田洋子 金子信雄ほか大勢。ハードカバーA5変型版。 |
| 伊藤精介 |
| 金森幸男 創業は昭和23年、平成元年1月「エスポワールそのものであった川辺るみ子」逝去。追憶の昭和人物伝。 |
| 吉村平吉 |
| 八柳鐵郎 |
| 八柳鐵郎 |
| 野中花 ¥700 |
| 山口洋子 「まえがき」に夕暮れ時のバスのなかから主婦の買物姿をはるかに見ながら・・・「私はどんどん普通の女から遠ざかっていった」とある。華やかなりし昭和の時代はどこか寂しげ。 |
| カメラ 葛西宗誠 文 大久保恒次 「あまカラ」に連載されたものから20編を精選、「宇治茶」から「鴨」まで。うまいものガイドではなく土地と人(採取・産出し加工するなど)と食の写真帖。モノクロです。 |
| 小泉信三他 里見弴 徳川夢声 森田たま 佐野繁次郎 吉村公三郎 中里恒子 花柳章太郎らが綴る。新書判 |
| ゴシップ・ジャーナリズム 「下世話と評判される芸能ニュース」もジャーナリズムの一つの姿。たかが芸能のスクープではないか、に対して時代とともにそれは変化していくものであり先取りされたものは世の中を活性化させ変化を後押しするのではないか、と云う。毒っ気を含んだ本がもつ面白さが弾む(?)。 |
| 竹中労 ■A2-983 タレント残酷物語 スターを食いものにする悪い奴は誰だ エール出版社 昭和54年 C:B シミ ¥2,800 竹中版<黒い画集 芸能界編> 芸能プロダクションの構造、巨額の負債に翻弄されるスター、凋落のアイドル。 |
| 加東康一 |
| 梨元勝 |
| 梨元勝 |
| 梨元勝 |
| 梨元勝 |
| 保坂貢 |
| 杉浦孝昭 |
| 週刊女性 |




| 古書藍書房 MENU |



| 葦原邦子 |
| 葦原邦子 |
| 葦原邦子 |
| 野坂昭如 |
| サンケイ新聞夕刊スタッフ編 この時代のトピックスをまとめたもの。他にCM(「それなりに写ります」と長嶋解任の舞台裏。新書サイズ。 |
| 矢代静一 |

| 芸術新潮 |
| 文藝春秋 |
| 神奈川近代文学館 ■A3-996 生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫ドラマティックヒストリー 神奈川近代文学館 2005年 C:B ¥2,500 こちらもお騒がせの「ドラマティック」作家、この編年史を見ると途中からグーン変貌を遂げていくことがよーく判る。B5判の図録。刊行から5年を経て今年は没後40年か、嗚呼。 |
| 松本徳彦 |
| 笹本恒子写真集 明治生まれの60人、1990年代に撮影されその時点でカクシャクとして生きぬいていた女たち。 |
| 笹本恒子写真集 |
| 石黒敬章編 ¥600 |
| オカシ屋ケン太 ¥1,400 絶版 これは立派、その後改訂版がでましたがお菓子が演じてきた役回りと舞台を観劇しているかのよう。だから昭和グラフィティが面白い。雑本を超えた雑本。講談社文庫で華々しく再デビューを果たした元の親本。 |
| オカシ屋ケン太 |
| オカシ屋ケン太 泉麻人 |
| アミューズ |
| 週刊朝日編 |
| 金森健生 |
| 青木雄二 80年代半ばから2000年までの事件簿。日本がどんどん下品になっていった時代か。 |
| 銀座百点 ¥700 銀座百点を彩った人たち(カラー) 銀座百点の写真(秋山庄太郎) エッセイ<銀座百点と私>山川静夫 和田誠ほか 銀座百点創刊五〇〇号年表 |

| 江戸家猫八 戦後50年の節目に刊行された戦争体験、そこに被爆とその克服という現実が記されている。猫八独特の淡々とした語り口に感服。 |
| 御田重宝 副題は「ドキュメント中国新聞社被爆」 ひとつの組織(ここでは新聞社)がどのように再生の道を歩んでいったかを克明に追う。 |
| 読売新聞大阪社会部 |
| 児玉隆也 写真桑原甲子雄 |
| 暮しの手帖編 ハードカバーによる保存版。 |


| 戦争を知らない世代へ伝える声 |
| ノーサイド 「戦争を知らない世代と、忘れられない人達へ」のサブタイトル。表紙の13人の写真に小津が加東大介が佐野周二の顔がみえる。 |
| 大崎平八郎 ¥1,000 クラスの学友の三分の一が戦争で亡くなった戦中派世代からの「遺言」。大正末期からの世相、事件、友人たちの回想を織り込みながら青春時代と戦争の足跡をたどる。著者は1919(大正8)年生、水上勉、野村芳太郎、伊藤雄之助と同年。 |
| 水木しげる 大正13(1924)年生まれ。 |
| 大岡昇平 大岡昇平 1909-1988。 |
| 小林信彦 映画と新聞とラジオだけが戦争の情報源だった。映画を媒介にした少年の<聖戦>ドキュメント。1932年生まれ。文庫の解説 泉麻人。 |
| 田波靖男 シナリオライター・プロデューサー田波靖男(1933年生まれ)の<一少年の観た戦争>は新潟県石打での学童疎開小説として記録された。ラストシーンは映像がかぶさってくる。絵 福田岩緒。 |
| 悲劇喜劇編集部編 ¥1,000 舞台や映画で活躍する女優53人が綴る敗戦の日の記録、21世紀に伝え残したい名著。 |
| 横濱■A2-951 戦争の現実を知る! 六十年目の夏 神奈川新聞社・横浜市 2005年夏号 Vol.9 C:B ¥600 終戦後60年をめぐっての戦争特集号、空襲、疎開、引き揚げ、闇市、進駐軍・・・を横浜の地から捉える。岸恵子登場、12歳で体験した横浜大空襲(S20.5.29)を語る。巻頭インタビューは堀威夫(ホリプロ創始者)。A4判96ページ。 |
| 野坂昭如 小学校入学は昭和12年とある、野坂昭如1930年生。カバー画は焼け跡のシルエット、和田誠。 |
| 中根美宝子 |
| 木乃美光 著者は昭和3年生、小学校入学は昭和9年、昭和12年から25年までマンガと解説でつづった体験の記録。 |
| 太陽 |
| 佐藤忠男 映画評論で著名な佐藤が真正面から取り組んだ中学生向けの<平和と戦争>論。分かりやすく、しかもぐいぐい迫ってくるような力があって教えられます。1930(昭和5)年生まれの佐藤の告白の書でもあります。 |
| 加藤武 加藤武 昭和4(1929)年築地生まれ。小学校から中学校時代は戦争がついてまわっていた世代。中学生向けの本ですが大人にもおすすめ。 |
| 田辺聖子 著者は昭和3(1928)年生、女学校二年(13歳)から女専(17歳)までの少女期をどのように過ごしたか、その頃書いた小説や雑誌づくりを紹介しながら、「少女の友」や中原淳一、松本かつぢに夢中だった日々は戦争の時代でもあったこと、そして天と地がひっくりかえる衝撃へ。 |
| 文化放送編 A6変型サイズ。昭和9年生まれの方々は六・三制が発足した昭和22年に新制中学一期になる。米倉斉加年は給食のおかずが「弁当の蓋に味噌をベタっと置くだけ」で当時の想い出はひもじいという一語につきると。灰谷健次郎、愛川欽也、阿部謹也、森万紀子、宝田明ほかが語る少年期。 |
| この路地を通りぬけていくとふいに昭和の路地や町に出会える。遠い日の街、原っぱの記憶。 |
| 峰岸達 ねじめ正一 |
| 峰岸達 |
| 源氏鶏太 |
| 源氏鶏太 タイトルの「青空ちゃん」は小学5年のミカちゃんのこと、さわやかな風がサッと吹き込む源氏の児童読物。 |
| サトウ・ハチロー 「踊るドンモ」「二人三脚」は中学生が主人公の児童読物。昭和30年代ときめきの本、絵と造本に懐かしいぬくもりが・・・。 |
| サトウ・ハチロー ¥2,300 陽だまりのなかを歩く浅草、日本橋、銀座、本郷、麻布十番などなど、戦前の街の匂い、音、のどかな時代の風景。 |
| 如月小春 ¥700 「思い出というには早すぎる思い出の数々」昭和31年生の著者が見つめた「ちょっとない」昭和の風景。 |














| 昭和グラフィティ=メロディ版 口ずさんだ唄があった、ハミングしたメロディも今は懐かしく。 |
| 殿山泰司 |
| 和田誠 村上春樹 |
| 和田誠 村上春樹 |
| 佐藤允彦 |
| 高田渡 帯のコピーがこの本をズバリ捉えて見事、「時代は変わっても変わらない男がいる」 表紙画(和田誠)は表裏、そして袖まで続いて感動的、全国をライブで回っていく高田渡は西部劇のさすらいのガンマンのよう。こぼれ落ちるような哲学のことばも魅力的です。 |
| 下町・山の手物語 昭和の風景 Part2 |
| 大正末期から昭和初期に関東大震災の復興のために東京と横浜に建設された同潤会アパート。昭和モダンの景観と人の佇まいに懐かしさとゆったりした時間の再現を呼びかけているかのようだ。 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 森まゆみ |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 十津川光子 |
| 石村博子 |
| 講談社編 |
| 泉麻人 なぎら健壱 町田忍 やくみつる |
| サトウ・ハチロー |
| 昭和30年代探訪2 昭和30年代気分満載 |
| 町田忍A2-156 絶滅危惧浪漫 町田忍博物館 エー・ジー出版 1998年 初版 C:A 帯 A4判 ¥2,700 絶版 昭和30年代グラフティの金字塔。「昭和の風土記」と帯にあります。泉麻人、なぎら健壱、やくみつるの対談が失われたモノたち、消えていった風景を自在にたぐりよせ、「おじさんたちの絵本」のように写真とイラストで見せてくれます。峰岸達のイラストを眺めているだけでも楽しい。ここまで到達してしまうとこの先このレベルを超えることはできるものでしょうか。 |
| 東京人 |
| 土門拳 |
| 加太こうじ 木津川討 玉川信明 |
| 嵐山光三郎 |
| 嵐山光三郎 |
| 四方田犬彦 |
| 立石一夫 |
| 南正時 |
| 土橋とし子 |
| STUDIOVOICE |



































| 柏木博 副題は「近代日本のグラフィズムを読む」。グラフィズムは力だ、欲望・支配の図象として・・・。 |
| 藤本倫夫・今泉武治他 三木鶏郎、いずみたく、小林亜星、桜井順、野坂昭如、飯沢匡などCMソングの愉しさ、舞台裏、系譜を描いたもの。このテの本としてはメロディ、詩、商品、企業そして作り手やエピソードまで丹念に掘り起こした労作。 |
| 向井敏治他 副題は「コマーシャルの30年」CMを軸にその周辺をめぐるコラム集。「日曜日は歌謡日」(和田誠)を「大衆文化論として屈指の作」とある。 |
| 日刊工業新聞社編 「身近なモノの履歴書」昭和時代の生活を彩り映しだしてきたモノ、その誕生の足どり。 |
| 東由多加 60年代後半の焼きつくすような青春の燃焼が・・・熱い本。解説は小椋佳。 |
| 小椋佳 大好物のカレーライス、それは思い出へのパスワードでもあるという。著者もまた豊かな言葉をもつこと、その復活を見据えているようだ。 |
| 安原顯篇 |
| 文藝春秋編 |
| 石川保昌他 |
| 桑原甲子雄 |
| 朝日新聞社編 |
| 篠山紀信 |
| 篠山紀信 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| アサヒグラフ編 |
| 大山のぶ代 |
| 増田れい子 |
| 別冊NHKきょうの料理 ¥600 インスタントラーメンが発売された昭和33(1958)年が「きょうの料理」テキストが創刊されたとある、「名物先生。人気の味を再現」には阿部なを 飯田深雪 辰巳浜子らの思い出の味を紹介。 |
| 阿部なを |
| 山口瞳 |
| 本田由紀子編 |
| 赤福 創業260年を記念して浜田ます(当時85歳)がつづる赤福の歩みと回想記。 |
| 伊勢人 2007年に創業300年を迎えた伊勢の赤福特集。版元品切れ。 |
| 監修大河内昭爾 |
| 別冊サライ |
| 高見順ほか ¥1,900 絶版 帯のコピーは「お好焼とともに50年 高見順の名作『如何なる星の下に』の舞台浅草の『染太郎 女主人の“はる”さんを、オペラ、芸人、踊り子、文士、ジャーナリストなど熱きファンが綴った思い出ばなしのかずかず・・・」とある。秋山庄太郎 江戸家猫八 小沢昭一 田崎潤 中川一政 淀橋太郎 本田靖春 正邦乙彦 望月優子などなどとても書ききれないほど。 |
| 特集文藝春秋 ■ A2-950 涼風讀本 文藝春秋新社 1957年8月号 C:B ¥500 わがオトコ系図(丹下キヨ子) 光雄色談、宮川町の助六(マキノ光雄) 撮影所・英雄奇人伝(玉木潤一郎) |




























| 清水知久 |
| 泉麻人 |




| テレビ疾風怒涛 |
| 早坂暁 創生期からテレビの黄金時代をたどる「私的テレビ文化史」。青島幸男 せんぼんよしこ 高橋圭三 中村メイ子 川口幹夫らとの対談をはさんで「現場」をすくいあげていく。テレビ番組史の代表的な著作として残る本だと見ましたが・・・。 |
| 橋本潔 |
| 黒柳徹子 ¥1,200 |
| 東京人 |
| 月刊面白半分 バラエティ番組の元祖 井原高忠と井上ひさしとの対談「テレビほど素敵な商売はない」で井原がプロデュサーは興行師だと語る。 |
| 小林信彦編 井原高忠インタビュー ハナ肇インタビュー 植木等インタビュー 座談会(谷啓 大瀧詠一)ほか。 |
| 末盛憲彦■A2-700R テレビディレクター 末盛憲彦の世界 青柿堂 末盛千枝子 昭和59年 C:B カバー端少痛み 私家版 ¥4,500 黒柳徹子も渥美清も永六輔も中村八大も坂本九も坂本スミ子もみんな若かった、伝説のバラエティ番組「夢であいましょう」。語り継がれるディレクター末盛憲彦追想集。 |
| 井原高忠 今や<伝説のヴァラエティ番組>ばかり、当時の評価については「東京のロビンソン・クルーソ」(晶文社 小林信彦)の「ナンセンス追求の新しい芽」が詳しい。巻末には索引(人名・題名)と井原の主要番組リストも付いてTVヴァラエティ黄金時代の歴史的資料に違いないのですが方法の新しさはもはや伝説の域に。 |
| 小坂一也 占領下の6年間に少年期を送った著者の「自己確認のための回想」。読後感はさわやかの一語、「テレビの黄金時代」(文春文庫 小林信彦)にも井原高忠のバンド時代を活写した「みずみずしい自伝」だとあります(第三章)。 |
| 田村隆 定価1,260円 ¥1,600 |
| 日本テレビ サブタイトルのThe Shabadaba Historyにニンマリされる方も多いのではないでしょうか。昭和40年から58年までのドキュメント、今から眺めるとオッと懐かしい場面(写真)が多くてまさに「浮世」の如く。日本テレビならではのオトナの雰囲気と個性があった番組。 |
| 週刊TVガイド編集部編 |
| 藤井夏 TVドラマ「若者たち」といえばある年代の人たちにとっては忘れられないドラマ、佐藤家一家5人の青春の時代。山内久 立原りう、多賀祥介に著者が加わって小説にしたもの。 |
| dankaiパンチ この号の見ものは泉麻人らが選ぶTV50選と杉山登志のページ、特集は「いまこそ理想の書斎を手に入れる」で結構愉しめる。 |
| 泉麻人 記憶が鮮明によみがえった昭和TVグラフィティ。テレビ事件までフォーロしています。 |
| TVガイド |
| 山川静夫 「奇人・変人・天才たち」もご参照ください。見たかったなァ、この番組。 |
| 佐々木隆信 |
| 石井ふく子 |
| 石井ふく子 |
| 井上ひさし |
| 森茉莉 中野翠編 |
| 児玉隆也 「週刊TVガイド」昭和47年~49年にかけて連載されたものの再編集版。 |
| 和田勉 |
| 荒俣宏 |
| 大江宣夫 |
| 大山勝美 著者は昭和31年にテレビ局に入社、「テレビ原人」とはテレビ第一世代の自負と還るべき起点を指す。 |
| 鴨下信一 |
| 滝大作 |
| 滝大作 |



| 東海林さだお 「太陽」に昭和51年から53年にかけて掲載されたもの。探偵学校から易道、大工、人形、乗馬、指圧、書道、進学教室、テニスにラーメン学校などなど。話を聴くだけでなく体験したところが凄い。戦後生まれが人口の過半数をこえたのが昭和51(1976)年だという、カルチャー・サービス産業がそのすそ野を広げ根づいた頃か。 |
| 東海林さだお 昭和12年生まれの著者は疎開を終え野球と漫画に熱中する学童期を経て貧しい学生時代へ。原稿を携えて出版社の門をたたく日々のせつないこと、「美しい」日々を夢見てここにも名もなく貧しいひとりの青年の話。トボトボ歩く原寸大の「青春記」。戸板康二絶賛の傑作。 |
| 岩谷時子 なにも足さず引かず時を経て残り続ける想い、その香りというのか品というのか・・・ 誰もいない誕生日 私の宝塚 好きな季節 二人の素敵な女性 わが青春の越路吹雪さん 哀しみが始まる日 ─なにをたずねて幾千里 以上が目次。「佃島」という詩の一節 「佃の町の かたわれどきは/とろりと しずかで/すだれと猫と銭湯帰りが よく似合う」 回想はいつも青春の宝塚時代、そこは終戦を迎えた場所でもあった。父母の追憶とかけがえのない友への想い。そして「さよなら」へ。乙羽信子「どろんこ半世紀」にも「童女」のコーちゃんについての章があります。“時が流れて輝きを増してくる本というのがある”というのがこの本への印象です。 |
| 岩谷時子 |
| 岩谷時子 越路吹雪の「姉よ あなたはエラかった」のいいこと。装丁・挿画 宇野亜喜良 |
| ジュリー・アンドリュース 岩谷時子(訳) 岩谷時子は「私は今までの生涯に二人の素敵な女性に出逢っている」と「愛と哀しみのルフラン」(講談社文庫 143ページ)で書いている。越路吹雪とJ・アンドリュースである、『サウンド・オブ・ミュージック』はあまりにも有名ですがその主演女優が「これほどの作品を書く才能と教養を持っていることにおどろき、感性の瑞々しさに圧倒された」と本書(さらにもう一冊の「偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき」)について感嘆の声をつづる。孤児院に住むマンディという名の少女の物語、童話とはいえ厚い本(ハードカバー270ページ)ですが半分くらいまで読み進めると後は坂をころげる感じでページを繰っていける。愛、夢、哀しみ、どのことばも聞きなれたものとはいえそれらの物語が後半炸裂していい大人が読んでもちょっと震えますね、たぶんオリジンにまで触れているからでしょう。少女・少年の頃にこんな本に出逢ったらそれこそ一生の宝物となってその胸に深い杭を打ち込むことでしょう。 |
| 三谷宏次編 「清らかなひびき、メルヘンの夢」とキャッチがついています。昭和10(1935)年生れという、岸洋子や久世光彦と同じですね。 |
| 越路吹雪/岩谷時子 「はじめに」で「今秋十一月七日は、越路さんが逝って十九年、二十年忌になる」(岩谷時子)とある、さらに十年の時を過ぎて今年は三十年忌。 |
| 話の特集 追悼・越路吹雪、「わが妻 越路吹雪」内藤法美 「わが友 越路吹雪」 |
| サライ 巻頭のサライインタビューに岩谷時子登場。過ぎ去りし日を語り淡々と・・・骨折にもめげず自力で歩けるようになりましたとある。滋味があって慎ましくやわらかでそして底辺の広いこと、岩谷の写真とことばから希望、救いの匂いが伝わってきませんか。 |
| 細川俊之 |



| 山田風太郎 ¥800 |
| 山田風太郎 |
| 山田風太郎 |
| CONNECTION |
| 東京人 |
| 別冊新評 奈良本辰也、色川武大、中島貞夫ほか。風太郎ミニ・エッセイ集・私を語る。 |

| 中山千夏の昭和 |
| 日本ジャーナリストクラブ 中山千夏 矢崎泰久他 1975年8月に新宿コマ劇場で開催された戦後30年をテーマにした徹夜集会の24時間ドキュメント。竹中労が「日本映画縦断」でふれていた場内騒然たるティーチ・インとはこれだったのか。 |
| 中山千夏・矢崎泰久 既成政治の打破をめざして立ち上げた革自連は「湿った」まま実を結ぶこともなく消滅へ。この本は政治をテーマにしていますが、むしろ作家、ジャーナリスト、学者、映画監督、ミュージシャン、タレントなど70年代中期の著名人たちの右往左往ぶりがスリリング。面白すぎるところが逆に政党(あるいは組織)としては成熟しなかったせいなのでしょうか。中山千夏がタレント・女優への道から「政治」に転身してしまったのはいかにも惜しい・・・、時間は呼び戻せないものか。 |
| 中山千夏 ¥700 1989年の「アラビアータ講演録」に著者のこれまでとこれからがまとめられています。 |
| 中山千夏 生命・教育・生活そして人生にかかわるエッセイ集。ゲバボウ、アングラということばが通じずタアキイを知らない若者を前にたじろぐ著者も「老境」に入ったか、「桃源荘から」もおすすめ。 |
| 清水幾太郎 恩地考四郎の表紙もさることながらカバー画がいい味ですね(大和春穂)。標題の心だけが朱で著者名は紺、落ち着いた柔らかい紙の材質と融け合って新書判サイズとはいえこの品の良さは特筆もの。 |
| 津田一郎 ピンク映画はいかにして作られるか、涙ぐましくもおかしいスチールカメラマンからのカメラとペンによるドキュメント。巻末に1978下期から79年度上期の公開リストと映倫規程付。著者は1942年生とある。 |
| 永倉万冶 |
| 永倉万冶 |
| なぎら健壱 |
| なぎら健壱 |
| なぎら健壱 |
| なぎら健壱 |
| なぎら健壱 |
| 中野翠 昭和40年代以前の「我楽多」には「何とも言えず、心がなごむ・・・ダサくてもチャチでも、私にとっては存在の根っこにあるもの・・・」(はじめに)。だからおかっぱ少女の羽子板とか木工のブックスタンド、ゆかた美人の絵のうちわにトキメクのですね。 |
| 平野理恵子 副題「懐かしいけど現役だい!」 |
| 高田喜佐 |
| 石川光陽 ¥1,500 絶版 警視庁カメラマンが撮った戦前・戦中・戦後の昭和と東京。ハードカバーの親本も文庫(写真上から順に)も同じ表紙写真。 |
| 石川光陽 |
| 岩波写真文庫<復刻ワイド版> |
| 太陽 |
| 林忠彦 |
| 荒木経椎 |
| 荒木経椎 |
| 荒木経惟 著者は1962年頃の三河島の古い団地で小学4年のさっちんと出逢う。この写真集はこどもの原型そのもの、空き地で路地で紙芝居の前で日の暮れるまで遊び続ける誇り高き姿、子どもたちだけのパラダイスはこんなにもシンプルで底抜け。 |
| 木村伊兵衛 |
| 田沼武能編 |
| 田沼武能編 |
| 田沼武能編 |
| 田沼武能編 |
| アサヒカメラ 写真家・木村伊兵衛の全貌に迫る。鞍馬天狗(もちろん嵐寛です)の2本立てポスターを見上げる少女たちのスナップ(1953年 浅草)なんて時代そのもの、を切り取ったかのよう。 |
| 木村伊兵衛 ガッシリした藍色の布地厚表紙にかがりとじの本文、開きやすく無理なくページを繰っていける。昨今の写真集の開きにくさと比べると格段の違いがあります。132点の写真はまさしく昭和の時代そのもの、巻末に「私の写真生活」「私の写真技術」「木村伊兵衛の芸術」「年表」「作品解説」を付しています。当時の定価1,200円は公務員の初任給が8,000円台だったことを考えると豪華本だったことが知られる。A4判。 |
| 林忠彦 |
| 矢崎泰夫編 |
| アサヒグラフ |
| アサヒカメラ増刊 |
| 鈴木としお 笠置シズ子 美空ひばり 江利チエミ 三波伸介 有島一郎 エノケン 森川信 夢声 久保田万太郎・・・浅草を舞台に戦後の著名人、彩りの人たちを綴った写真帖。A5版 ハードカバー 写真はモノクロが基本。 |
| 桑原甲子雄 浅草、上野、日本橋、麹町、下谷・・・戦前の昭和時代の記憶、「人と街の息吹」 A5版ハードカバー。 |
| 写真 加藤昌志 1971年から10年ほどの間に撮影された木材の街の最後の映像、木場今昔(座談会)木場周辺地図(昭和50年頃・平成10年)。 |
| 大竹省二 昭和20年1月の空襲から始まる大竹省二の戦後ドキュメント。アーニー・パイル劇場の専属キャメラマンに採用されてからの歩みのリアルなこと、復興の足取り、風俗、事件が怒涛のごとく押し寄せる。 |
| 大竹省二 戦前の子供群像を中心に編まれた大竹省二の初期写真集、この頃はまだ学生でアマチュア写真家だった。「大竹さんが撮った戦前の昭和の子供達は、まさに僕の世代で、そこに写る少年少女はそのまま僕の少年少女なのだ」(「赤坂檜町テキサスハウス」68ページ)と永六輔が書いている。この瑞々しさは何だろう、と素直に感じました、写真集は天地287mm左右226mm)の大型本。 |
| 週刊朝日増刊 「古き良き時代とは私にとって何だったか」植草甚一、高峰秀子、赤塚不二夫、宇崎竜童らが時代を語る。 |
| 週刊読売臨時増刊 |
| 岩波書店編集部 岩波映画製作所 編 「30年をへだてて」1956年の日本と86年の日本、8月15日で切り取り対比したグラフィック・レポート。 |








| 佐藤利明他編 |
| 小林信彦 |
| 小林信彦責任編集 キネマ旬報別冊、テレビの神話を築き上げた井原高忠 ハナ肇 植木等インタビューと小林信彦のスクラップブックは文字通り永久保存版。 |
| 植木等デラックス編 |
| 谷啓 帯に「空前絶後の谷啓自伝」とあります、クレージー・キャッツとともに青春はあった、とにかくずっとそばに置いておきたくなる、そんな本ではなかろうか。 |
| CONNECTION |
| ヘラルド出版編 ¥2,500 「笑いの主役たち」(青島幸男 谷啓 ハナ肇) 前半は「青ちゃんが始めて来た時だよ、しなびた顔してさ、まあ、栄養失調。だから、だれかのお付きなんかと思った」(ハナ肇)という初対面の頃と奇人・谷啓のエピソード、後半は世相と笑いについての鼎談。1979年3月に「爆笑クレージー一家」としてTV放送されたものの活字版。「芸談風土記 浅草吉原」(戸板康二 古今亭志ん朝 小沢昭一) 廓話が古典落語に多いから若い落語家には辛いのではないかと小沢が問うと「そうです。『匂い』が出てこないですね。」と志ん朝が答えている。他に「人生夢譚」(木下恵介 深沢七郎 山田太一) 「撮る人・演ずる人」(岸恵子 池田満寿夫)etc。 |
| 松下治夫 ■ A2-979 芸能王国渡辺プロの真実。渡辺晋との軌跡 青志社 2007年 C:A 帯 定価1,680円 ¥700 |
| なべおさみ 「もくじ」から少しひろうだけでも畏友・谷啓 先生・森繁久称 信長・勝新太郎 偉大・美空ひばり・・・と同じ時代を呼吸した「芸能人」がいっぱい、それぞれに熱い想いと関わりを描いていてひと味違う面白さ。先日もハナ肇 ザ・ピーナッツ 安田伸と組んだ“キントト撮影所風景”(TVから録画しておいたもの)を見ましたが何回見てもおかしい、「公私ともに僕の師匠」だと云うハナ肇もオタオタ動く安田伸も可憐な花・ピーナッツもすばらしい、パニック状態で発っせられる「安田ァー」はTV史に残る衝撃。 |
| なべおさみ 病室の片すみでひっそりと見つめ続ける「菩薩」ふたり、繰り返し登場してくるこの場面だけでも読んでよかったと思いました。遠い空へ打ち上げられた花火の音は病室のハナ肇に聞こえたのでしょう、それはハナ肇の青春の時代そのもの、共に歩んできた仲間が人生の最期に寄りそう。貧しいけれど愉しかった時代というのは確かにあったよね。 |
| 小松政夫 ¥2,700 「まえがきにかえて」植木等 小松政夫の初めての本、博多時代 サラリーマン時代 付き人時代 テレビ・バラエティ時代 ドラマと映画時代 ぼくの素敵な仲間 小松政夫のひとり言(この章はインタビューの聞き書きで<芸能もしくは芸人論>) そして、いま の8つに分かれる。テレビ・バラエティ時代の貴重なドキュメントを含んでいる。 |
| 小松政夫 「昭和30年代横浜セールスマン時代のこと。2006年度の収穫のひとつ、これほど熱い青春物語もめずらしい、続編を待つのみ。その後、予告通りパート2が刊行されました。 |
| 小松政夫 著者が植木等に付いたのは昭和39年、東海道新幹線が開通し東京オリンピックが開催された年で22歳だった。「昭和の芸能界はギンギラギンの夏の始まりのような季節」だった。小松政夫の青春の門立志篇。 |
| 小松政夫 |
| 田村隆編 ■ A2-955 伊東四朗・小松政夫の笑って!笑って!60分 KKベストセラーズ 1977年 C:B ¥400 シリーズ第一作、豆本。 |
| 伊東四朗&小松政夫 戦後50年にあたる「1995年シアターサンモール全12日間を超満員にした伝説的名演」と謳っています。小林信彦「コラムの冒険」(新潮文庫)の「伊東四朗・小松政夫の<なんでもあり>の世界」をぜひご参照ください。まさに<コントによる戦後史>。DVDとして2006年復活しています。 |
| 斎藤太朗 |
| 塚田茂 ¥700 サブタイトル「人気番組で綴るテレビバラエティ史」 話は「シャボン玉ホリデー」から始まる。 |
| 笑芸人 |
| 鳩よ! 特集は「コミックソングのむかしといま」。<クレージー・キャッツと大騒ぎ>で青島幸男・大瀧詠一インタビュー。<三木鶏郎は、戦後’50年代を風刺する><ヒットソングは時代の目次だ なかにし礼・阿久悠・秋元康>にも注目。 |
| サライ エノケン ロッパ トリローそしてクレージーキャッツ |
| NHK知るを楽しむ 植木等については大林宣彦 森永卓郎 佐野四郎 小松政夫が語る、谷啓インタビューもあってあなどれない1冊。 |
| 沢村貞子 植木等(対談) 明治41年生れの沢村と大正15年生れの植木の対談。親父に代わって自分が衣に着替えて檀家をまわらなきゃならない、ふだんはけんかをしたっていいけれど衣を着ているときだけはなぐられてもなぐりかえしちゃいけないっておふくろが厳命する、悪ガキどもはそれを知ってて仕掛けてくる。おふくろは泣きながら鼻血をふいてくれた、「たまんなかったんでしょうね」 親父は刑務所で息子はこのザマじゃあ・・・悲痛がどこかおかしさと隣り合わせになっていていい匂いが伝わってくる。 |
| 回想の昭和 |
| 根上淳 ペギー葉山 意外ですがあまり見かけない古本のようです、しかし淳とペーギーが交互に綴ったご夫婦の記録として読後感さわやかな名著。戦前戦中そして戦後の昭和時代の風俗、交友など周辺も詳しくどこか品があって誇り高い庶民と同じ匂いがありますね、このおふたり。 |
| CONNECTION |
| ペギー葉山 81歳の夫を支えるまもなく71歳(この本の当時の年齢です)になる妻の介護ドキュメント。ご夫婦の乱れ飛ぶやりとりがおかしくて悲愴感やジメジメしたやりきれなさを吹き飛ばす“明るい介護入門”。しかし糖尿性脳梗塞、痛風、白内障、糖尿性腎症、腎不全、人工透析へと夫がたどってきた病いは実は深刻なもの。老いていくということ、老いて病気になるということ、それぞれの症状が具体的に記録され医師の対応がリポートされ自宅で介護することの一部始終が綴られる。この本の良さは深刻な事態をつつみ希望へつなぐ明るさ、透析が始って夫を風呂に入れる場面─やっとの思いで湯ぶねに入れたがどうやって出すか、息子と二人がかりなら出来るのだけれど風呂へ入れるときは「わたしも生れたままのスタイル」だからそうもいかない、水着でも着て入ろうかとたずねたら「夫がすばやく反応しました。」「それじゃ、風俗嬢じゃないか、見たかねぇや」(212ページ) |
| 滝田ゆう |
| 滝田ゆう |
| 小林亜星 滝田ゆう画 |
| 金子光晴 ¥1,400 |
| 村木与四郎・村木忍/浜野保樹 |
| 加太こうじ 1918(大正7)年生の著者が語る東京の生活、風俗、庶民の足どり。 |
| 東京人 |
| 東京人 インタビュー「浅草の荷風先生」桜むつ子。 |
| 東京人 「恋仇、荷風」小沢昭一 「僕はそこまで人間をさらけ出せない」新藤兼人 |
| 菊田一夫 芝居あれこれ あの人この人 私事片々 わが人生─思い出の記 |
| 松山巌 乱歩の旺盛な著作活動は1920年代、その時代は今日に続く都市文化の胎動期ではないか、その原像を訪ねる旅。収められた多くの写真がその「貌」を伝えている。 |
| ノーサイド 陽気で豊かなアメリカ、戦後の時代を彩り憧れと夢を育んだ人たちと文化を回顧。50年代から60年代初期のグラフィティ。「君美わしく」は淡島千影の登場。 |
| サライ 「1945年に始まった、たった7年間の異文化の支配。」食、音楽、ファッション、雑貨がもたらした文化にスポットをあてる。 |
| 嵐山光三郎 |
| ノーサイド 座談「三島由紀夫 善意の素顔」(徳岡孝夫 美輪明宏 半藤一利)は表と裏の三島を浮き彫りにして「素顔」を示す。「君美わしく」は高千穂ひづる。ビートルズ特集はあの時代を共有した多彩なレポートと証言がいっぱい。 |
| 植木等 労働運動、社会主義、全国水平社運動など社会問題のすべてに関わりながら天衣無縫の人生を送ったオヤジ一代記。その思想の根本は「人間平等」だったという。心棒がズィッと貫かれているような人。大正デモクラシィが起点になるようだ。湿った情緒やセンチメンタリズムの入り込むスキがない。 |
| 扇谷正造 著者は昭和10年に新聞社に入り43年に退社。昭和のジャナーリズム史でもあり文章・インタビュー・真実に迫る取材、などの体験を説いたものですがいい本です。「かけだし時代」に徳川夢声と高峰秀子の対談の思い出話があり「白粉気もなく、逆三角形のオニギリみたいな顔に眼だけがバカに澄んでいる」と高峰の初印象が綴られています。 |
| 古谷綱正 体験的文章作法を説きながらの青春回顧、カッパ・ブックス。 |
| 本橋信宏 1980年代をドキュメント、あの時代を振り返るときに欠くことの出来ない本。 |




| 昭和という時代 |


| 下町・山の手物語 |
| 近藤富枝 |
| 木村梢 「功に逢いたい思いは十九年変わらない。恋しい。」と刊行の2000年19回の忌を迎えた年に書いています(「あとがき」)。タイトルはいつまでも少女みたいなところのある著者のこと、大正15(1926)年生れ。この世代の方々共通の想い、それは怒り懐かしさ哀しみ愛でる気持ち・・・根底にあるのは「一番怖いもの」戦争への拒否感覚でしょうか。 |
| 久富志子 ¥1,200 1912年生まれで東京・世田谷区(成城町)に住む映画好きで食卓と四季を中心につづったエッセイ、「食いしんぼう」主婦の喜び、哀しみ、遠い日の想い出噺にいつしか引き込まれてしまう。「序」は三島由紀夫。 |
| 田島ふみ子 |

















