これまでの備忘録
2006年8月─2008年1月

Archives
2006年
8月
9月
10月
11月
12月
2007年
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2008年
1月
ページの上へ戻る
MENUへ戻る

 サイト内での人名については、敬称はすべて略させていただきました。予めお断りをしておきます。
▽最近気になった本をまとめて紹介してみます。まずはシネアスト市川崑(キネマ旬報社編 2008年6月 定価2,100円)。こんな本を待ってたヨという1冊、市川崑の対談・インタビューから崑ファンの評論、出演奢の声をまとめたもの。映画のタイトルを語った箇所で「『完』という字を右下隅に置いたのは僕が初めてなんじゃないかな。」とある、細かいところまで愉しめる市川崑特集です。4月号の小説新潮(新潮社 2008年4月号 定価780円)は「特集 今日から日記を書くために」がいい、作家の日記 読書日記など読み応えがあります。「この日記のこの一行がすごい!」(中野翠)はおすすめの日記(ロッパや山田風太郎、啄木ら)を、「この『日記』にやられた!」では長部日出雄が夢声の「戦争日記」をとりあげています。シナリオ6月号別冊 白坂依志夫の世界(シナリオ作家協会 2008年6月 定価1,600円)は「戦後日本映画を震撼させた伝説の脚本家」(表紙のキャッチ)特集。「交遊録 白坂依志夫の人間万華鏡」は好色放浪記(あるいは色懺悔)。ページをめくる手が思わず速くなること請け合い、この面白さは特筆もの。「NHK美の壷」シリーズに文豪の装丁(日本放送出版協会 2008年4月 定価998円)という1冊があります。明治から昭和初期に刊行された本の美、木版画や挿絵、特装本を紹介しています。
▽東京近辺の方にとってはフィルムセンターのアンコール特集(2007年度上映作品より)がおすすめ、川島雄三の洲崎パラダイス 赤信号 グラマ島の誘惑 喜劇とんかつ一代 青べか物語 雁の寺、石井輝男の黄色い風土などこたえられないプログラムが組まれています。8月22日(金)〜9月7日(日)の金土日の上映、詳細はリンク集からご覧ください。
▽かけがえのない人を語った文章はいいものが多いですね。8月を熱く綴った早坂暁の
へんろ曼荼羅も少し前の本ですがおすすめの1冊、広島で「妹」を亡くし盟友渥美清の一周忌を語り・・・。そういえば早坂が「軍国少女」と呼んだ向田邦子を喪ったのも8月、向田邦子をめぐる17の物語はいつもまにか品切れになっているようですが「旧制女学校」と題した早坂のエッセイは忘れがたいもの、図書館などで探してみてください。 <8月7日>
▽ルリュールの実際を見ることができるとは思っていなかった、夢のような、そして画期的な番組が放送されているとは・・・。NHKの「趣味悠々 お気に入りをとじる やさしい製本入門」(全9回 放送日は毎週月曜日)。すでに後半の回にすすんでいて7月14日の再放送は第6回で「小冊子を合本にしょう」、続く第7回は「愛読書をハードカバーに」。当サイトはかって栃折久美子の技法書で本を何度も読み返しながらやってみたのですが妙な充実感がありますね。テレビとはいえ先生と生徒がルリュールを実演してくれるんですからこれはもう一瞬たりとも目が離せない、録画しますけどね。今いちど再々放送をお願いできないだろうか。
▽最近の新刊書の収穫は「ジェームス三木のドラマと人生」(2008年 社会評論社 1,890円)、俳優座5期の同期には故人となった藤田敏八、大塚国夫、木村俊恵らがいたという。歌手を経てシナリオ作家へ、目をかけてくれたのが野村芳太郎監督だったとある(「12 職人芸」)。昭和10(1935)年生まれの著者ならずとも世の中どうなってんだと再生の途を探りたくなる。「ここ二十年ほどの間に、日本人は呆(あき)れるほど、セコくなってしまった」(59ページ)、[いい人生]という価値ではなくて[いい生活]というゴールだけが優先されてどうしたら「そこへたどりつけるか」を効率的に考えるから「日本人がほんとにつまらなくなった」。カタログとハウツーばかりのブンカを思い浮かべれば判かりやすいかもしれませんね。著者の企画『「安楽兵舎」縁起』(130ページ)などを読むとその対極のスケールを示してくれています。映画にするんだったら前田陽一か岡本喜八か、それとも川島雄三か。しかし、みなさんいないんですね。 <7月13日>
▽7月の声を聞くとドラマ「すいか」(2003年7月放送開始)を思いだすな、秋から冬は「野ブタ。をプロデュース」(2005年)、そして過ぎ去りし春は「セクシーボイスアンドロボ」(2007年)。「野ブタ。をプロデュース」については昨年末に放送されたドラマは未見のままシナリオを読んだこと、小谷信子やキャサリン、ゴーヨク堂店主など誰が演じたのか機会がくるまで楽しみにしておこう、と書いたのですが(新春だったかに)再放送されたものを録画しておいたものを見ることができた。期待以上でした、こんなに優れたシナリオでもキャスト如何によってはぶちこわしになるんじゃないかという不安を抱えながらでしたが、そんな杞憂はふっとびました、凄かったですね。小谷役の堀北真希は顔がよく見えないほど髪を伸ばしてダラッと登場するシーンから最後の空に向かって笑い泣きする場面まで目を離せない。巫女の衣装で走るシーンなど名場面ではないか。リアルタイムでこのドラマを見た方は一生の宝物をもらったようなものですね。不思議にどのドラマも登場人物たちが懐かしくこの季節にどうしてるんだろうな、と思いだすことがあります。ハピネス三茶の住人たちやロボやニコが住んでいる街。余談ですが堀北真希については「映画が目にしみる」(小林信彦 文藝春秋)の「長澤まさみと堀北真希」、そして「本音を申せば 連載489回」の「堀北真希と長澤まさみ」(週刊文春 2008年1/17新春特別号)が必読のもの。 <7月1日>
▽雑誌の特集を読んで鳥肌が立つなんてこと、これまであったのかな。「婦人画報」7月号の「高峰秀子27歳のパリ その足跡を訪ねて」(斎藤明美)の大迫力には圧倒されました。高峰の最初の著書「巴里ひとりある記」(昭和28年 映画世界社 絶版)は旅行記のスタイルをとってはいますがその世界は健気で淋しくて胸の奥底に居たはずの<ひとりの女の子>がヒョコリ顔をのぞかせるように気持が柔かくなっていく、そんな「再生」の時間の記録(と当サイトは読んだ)。高峰がひとりで窓から眺めたパリの夜空や佇んだ教会の静けさ、(記事にも引用されていますが)パリを離れるときのさりげなく抑制された別れなど揺れにゆれたであろう心の軌跡を斎藤が追う。「巴里ひとりある記」で掲載されている写真がA4ワイド判で再現されているばかりかその一枚(単行本の97ページからの写真)が“高峰秀子を求めて”の旅の手がかりになっていく。この特集が別冊の付録になっていたら・・なんてないものねだりをしてないで(いつかこの連載「最後の日本人」シリーズが1冊にまとめて刊行されることを期待しながら)自分で仕立てるとするか。
▽もうひとつ同じ「高峰秀子の流儀」の第17回「怠らない」(「婦人画報」5月号)にも泣けました。その方に高峰の伝言を伝える場面、呼びかけのことばにグッときました。微笑みをことばにするとこんな感じになるのでしょう。どうってことのないエピソードなんですけどね、高峰のことばはどうしてこう深度があるんだろう。「いっぴきの虫」(昭和53年 潮出版社 絶版)で「戦友」と呼んだその方は高峰にとってひとりのかけがえのない遠い時代からの「友だち」でもあったのでしょう。「巴里ひとりある記」でもそうですが高峰にはベタついた湿気がない、普通だったら後で恥ずかしくなるような幼稚さに流されてしまうんじゃないか、そして仰々しいもっともらしさやハッタリ(今日の“パフォーマンス”につながり、大衆を見下ろしていることを覆い隠す巧みな演出)がない。威儀を正して高峰の伝言を受けとめようとした老いた友をそっと包みこむようなひとことでした。 <6月19日)
▽最近エキサイトした新刊は「三國一朗の世界 あるマルチ放送タレントの昭和史」(濱田研吾 清流出版 定価2,100円)、放送タレントあるいは語り職人の方の評価は昭和史のなかでキチンと位置づけられていないばかりか光が当てられることすら少ないのではないか。この評伝は三國一朗の歩みを丹念に掘りおこして陰影に富んだその世界を一望に示してくれる。繰り返し読みたくなる労作だと思います。<5月9日>
▽森まゆみの「その日暮らし」(みすず書房 2000年)が集英社文庫に入りましたね、この本は潔くて大地に根を張っていくようなおおらかさがあってオヤジたちもしょぼくれてる場合じゃないゾと励ましてくれる、そんな底力を感じさせる。もちろん著者はそんなことを意図してはいないのでしょうが。人は「長くて百年のはかないいのちなのだから」(「あとがき」)「いい学校」を目指して子どもを鞭打ったり備蓄のためやローンを返すためだけに働いたり、何かに急き立てられるような生活はイヤだ、簡潔に暮らしたいと森は書いている。この本と先日アップした「優しい時間」(八千草薫)とには斎藤由貴が作詞した名曲「いつか」が似合うんじゃないだろうか。ゆったりとした時間と大陸の風が流れてくる感じ。
▽2,3日前にTV(NHK総合)で斎藤由貴の1時間番組を放送していて録画しておいたのを見ていたら小林(岡本)由紀子からの手紙が紹介されるやいなや目がうるんできて(プロデュサーの小林は)「私にとって芸能界の母です」と語っていました。なぜか嬉しいことばでしたね、このプロデューサーの本は確か2冊刊行されています(「あま噛み」「ドラマを愛した女のドラマ」)がTVドラマ史を振り返るときの必読文献。いい本だと思います。それにしても斎藤由貴という方はアイドルだったんですね、当サイトは80年代のアイドルについてはほとんどまったく無知なせいか、若い時の映像には驚きました。「吾輩は主婦である」「おばんざい」「歌姫」と続いた最近の怪演で今最も注目している女優の一人です。
▽まだ手にしていない新刊書ですが「可愛いBa〜Ba かわいいばぁば」というかっての、それも遠い昔のアイドル中尾ミエの本がでたそうです、版元は法研でCD付きだそうです。「可愛いベイビー」から40ン年の歳月が流れて・・・。気になる本のひとつ。 <4月24日>
▽4月になって桜も咲き誇り景色も変わってきてふと気がつくと本の周辺にもいろんな「異変」に気がつくことが多い。筆頭は志ん朝DVD全集の発売でしょうがあちこちに小さな花が咲いてたことを発見します。ちくま文庫の茨木のり子の詩集「倚りかからず」(2007.4刊行)を手にしたら解説に山根基世の名前を見つけてビックリ、胸の奥底に沈殿させてきたマッスグなことばに出会えます。
筑摩書房のPR誌「未来」をパラパラめくっていると渡辺武信の「プログラムピクチャ再考」が連載されていることに気づいた。今年の1月号からの連載で日本映画ファンの方にはおすすめです。そろそろ4月号が書店に出てくるようですが3月号は座頭市シリーズをとりあげています。
新刊の棚では「田中登の世界」(ウルトラ・ヴァイヴ)が目を引いた、立派な単行本になって再会できるとは嬉しい限り、分かってる方もいるんだ。石堂淑朗「偏屈老人の銀幕茫々」も60・70年代映画人を回想して銀幕はセピア色に変わるばかり。「ジェームス・三木のドラマと人生」(社会評論社)も面白そうだし、クレージー・キャッツを表紙にした「サライ」(小学館 4/17号)も素通りできないし・・・いい風が吹いてきたなという感じ。 <4月7日>

▽お求め安いという意味でも最近の新刊書から気になるものをいくつかとりあげておきます。「平野レミの速攻ごちそう料理」(講談社α文庫 2006年9月 680円)はこれまで刊行された「料理パレード」や「料理大会」ほか「4冊の本をまとめて、中身がギュッと詰まった文庫」(はじめに)として編集されたもの。「私の履歴書 女優の運命」(日経ビジネス文庫 2006年12月 1,365円)は東山千栄子 水谷八重子 杉村春子 田中絹代 ミヤコ蝶々の5名をまとめて1冊に編集したもの。そして「ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史」(文春新書 2008年3月 767円)は97歳(1910年生)の著者が語り継ぐ愉しき時代の娯楽の在りか。 <3月27日>
▽「いっぴきの虫」の市川崑と高峰秀子の会話のなかにテレビと映画の話題があり、テレビ映画を「映画」だと思っているのがくやしい、と高峰が語り<映画を見ること>についてこう話している。「とにかく、首をズーとめぐらせなければならないほど大きいスクリーンで、映画を一度みて欲しいの。それから大勢で同じものを見るということねえ。茶の間でひっくり返って、一人でアクビしながら見るのと、ぜんぜん違うもの・・・。ちゃんと腰かけて、前向いてさ、後ろ向けないんだから、後ろ向けば、よその人の顔があるだけでさ。ぜんぶ一方を見て、大勢でものを見るってことは、何かの役に立つことだと思う。・・・うまくいえないけど。」 大勢のなかの一人として老若男女が寄りそってモノを見ることの、それこそ昭和40年代位までは当たり前だった庶民体験は消えてしまったもののひとつ。1月に放送された今年最初の「徹子の部屋」でゲストの吉永小百合が私は映画にこだわりたい、小学校の時に校庭で皆で高峰秀子さんの「二十四の瞳」を見たんだと子どもの頃の映画体験について話していましたがその強烈な記憶はどこかに深く沁みこんでいるのでしょう。
▽NHK・教育テレビで3月4日から「私のこだわり人物伝 色川武大」が始まりました、第一回は作家の柳美里が「心苦しいほど懐かしい人」だと語っていましたね。毎週火曜日に4回にわたって放送の予定のようです。 <3月9日>

▽市川崑監督の追悼記事で森卓也「市川崑監督を悼む」(中日新聞 夕刊 2/15)が目を引いた。「湿っぽくドロくさい日本映画に、乾いた風を呼んだモダン派」の流れに位置する長老で「一九五〇年代の、軽妙でスピーディー」な“崑さん”がたまらなく好きだった、そしてTVドラマでの業績にまで言及している。61年のTV版「破戒」は翌年公開の映画版よりシャープだったという、リアルタイムでずっと見続けてきた方だけが語りうることばがそこにあります。旧著になりますが「いっぴきの虫」の高峰秀子との対談もいいですね、冒頭に「市川崑と私は、昔、この戦場(撮影所のこと 引用者)で出会った戦友だ」とある。そんな忌憚のない会話がポンポンと飛び出してきて実に面白い、映画「東京オリンピック」は<記録か芸術か>ですったもんだのトラブルがあった、助っ人に乗り出したのが高峰。「崑ちゃんの映画を見れば、長いエントツをシネスコに入らねえって真横に写すことぐらい、わかりそうなものじゃない」 「常識的な記録映画にしたかったのなら、なにも市川崑に頼みになんてこなきゃよかったのよ、ああ、腹が立つ。」(高峰) 「もう、いいよ、そんなに怒るなよ。」(市川) 途中の会話を省略していますがお二人でお役人的(あるいは官僚的な)発想と圧力に抵抗したわけですね。 続 <2月28日>

▽「オール読物」2007年10月号(文藝春秋)に向田邦子の特集が組まれていてそのなかで群ようこが「極私的向田邦子論」を書いている(タイトルは「つるつるのかかと」)。五十歳を過ぎた今、若い頃には「エッセイほど熱心に読んでなかった、シナリオを読んでみたら、/『向田邦子の核になる部分は、ここにあるのではないか』/と感じた」(225ページ /は行換えを示す)とある。年を重ね向田が亡くなった年齢を越えドラマの登場人物のレベルに追いついた現在、シナリオを読むことで今まで見えなかったものが見えてきたという。当サイトも向田のエッセイや小説ばかりで肝心のシナリオに陽があてられないのが不満のひとつだっただけに嬉しい指摘でした。多くの向田評はエッセイ、小説だけをとりあげていてシナリオまで踏み込まない。案外読んでないのかもしれない。向田がここぞという時に着た「勝負服」はシナリオにこそふさわしい、というのは云い過ぎか。 <2月1日>

MENU
★昭和時代探訪古書店★

 最新情報 8.19
古書藍書房TOP
A 昭和の時代と日本映画
日本映画の黄金時代
昭和という時代
奇人・変人・天才
B こんな人たちがいた
とてもかなわない人たち
高峰秀子の本
対談の時間
イラスト・写真がいっぱい
C 文庫の森は広く楽しい
文庫の読み方
こんな文庫がいた
ご注文の流れ
リンク集
古書藍書房 最新情報
新着リストと備忘録のページ
次回は「コレが好き」特集です、お楽しみに。
新入荷の本は先行してこのページでコンディションや価格なども開示していきます。ご注文の際は太字の品番・タイトルをご記入ください。
備忘録のようなもの
新入荷情報と備忘録のようなもの
“ヴィジュアル”特集 8月5日更新
N−1 蔦谷喜一 きいちのぬりえときせかえ 京都書院アーツコレクション 平成10年 C:B ¥900  文庫サイズのPostCard Book
N−2 ノーサイド 総特集 戦後が似合う映画女優 文藝春秋 1994年10月号 C:B ¥1,400
N−3 山本富士子 いのち燃やして 小学館スクウェア 2002年 初版 C:B 微ヤケ ¥1,600
N−4 つかこうへい 愛人刑事 角川文庫 平成3年 C:B ¥400  いいでしょう、この表紙画(和田誠)。
N−5 黒澤明監督作品 赤ひげ 東宝出版 昭和59年改訂版 パンフレット24ページ C:B ¥1,000
N−6 山本嘉次郎監督作品 綴方教室 東宝昭和13年度作品 VHSビデオ 87分モノクロ 二ツ折パンフ付 C:A ¥3,900  この瑞々しさ、匂いも音も映像から体感できます。
N−7 NHK趣味悠々 落語をもっとたのしもう 付録CD付(寿限無 林家たい平 時そば 桂平治) C:A ¥1,000
N−8 月刊絵本 特集 民話絵本のイラストレーション 盛光社 1975年6月号 C:B ヤケ ¥700  
N−9 鎌倉文学館 特別展 久保田万太郎展 昭和63年 B524ページ C:B ¥700
N−10 沢田研二 玉村豊男編 我が名は、ジュリー 中央公論社 昭和60年 重刷 C:B ¥8700
N−11 永島慎二 銀河鉄道の夜 NHK出版 1996年 C:B カバー少ヤケ 献呈署名入 ¥2300
N−12 週刊平凡 高橋貞二夫人その後・・・ 平凡出版 昭和35年1/13号 C:B 表紙ヤケ ¥900  当サイトのお目当ては桑野みゆき(「ねらわれたニッポン娘 ライフのカバーガールになる 桑野みゆき」)の2P、小島正雄のおしゃべりジャーナルはフランキー堺、村山(阪神 ハイライトに登場)も欣也(表紙)も和田浩治も・・・皆さん若い。
“交友録”特集 8月19日更新
N−32 銀座百点  銀座百店会 NO.265 1976年12月号 巻頭の鼎談は「銀座で生まれて─函館屋物語など─」(信欣三 三橋達也 加藤武) 向田邦子「チーコとグランデ」。 C:B 
¥600  信欣三の生家は函館屋、「アイスクリームを最初につくったという、歴史的なお店」(三橋)。「和光の裏の方」で生まれた三橋と築地の魚河岸の加藤が銀座の子供時代を語る。向田のエッセイは“ヴィジュアルな文章”というのはこういうのを云うのでしょうか、ドラマの一場面になりそうな情景を鮮やかに切り取る。
 
N−33  酒之友社 第16巻8号 1968年 座談会 姉御漣ズバリ斬る お金が廻らないねぇ(丹下キヨ子 水の江滝子 宮城千賀子) C:B ¥700  当時の日本三大おばさんがズバリズバリ世相を斬りまくる。 
N−34 IN POKCKET 創刊10周年記念対談 文庫こそ日本の誇り(大江健三郎 井上ひさし) 講談社 1993年10月号 C;B ¥500  本、特に文庫をめぐっての長時間対談。
N−35 開高健 ずばり東京 文春文庫 1982年 C:B 蔵書印有 帯 ¥600  1960年代前半の東京をルポルタージュした記念碑的作品。「たえまなく新しさを追いかけるのはひどく疲れることであり虚無を生むことである」(サヨナラ・トウキョウ」。 
N−36 田中未知 寺山修司と生きて 新書館 2007年 C:A 帯 定価1,995円 ¥950  最近刊行された寺山の評伝に対して「苛立ちを書かずにはいられない」(20ページ)。
N−37 サントリークォータリー インタビュー<スキャンダルの素顔>寺山修司 サントリー 1982年季刊13号 C:B ¥600  寺山へのインタビューの副題は「“日常性”を挑発する戦略」
N−38 三國一朗 三國一朗の人物誌 毎日新聞社 昭和57年 C:B 帯 ¥1,600  この人物論(102人)は何度読み返してもその度に新しい、そんな本。
N−39 徳川夢声 問答有用 夢声対談集T 朝日新聞社 昭和27年 重刷 C:B 献呈署名入 ¥1,700  城戸四郎が蒲田大船調を熱く語り、永田雅一がラッパを吹き続ける、長谷川一夫 轟夕起子 藤山愛一郎 長谷川伸 平林たい子 牧野富太郎ほか。前書でこの本は「世間話の集積」だと書いている。
N−40 藤倉修一 マイク交友録 普通社 昭和38年 C:B 帯 ¥1,700  優れた昭和人物帖、写真が多くて口絵の「高峰さんと私」はじめ貴重なものが多いのでは・・・。
N−41 犬塚弘 飄々として訥訥 労働旬報社 1994年 C:B 帯 ¥1,500  帯に植木等と山田洋次の推薦のことばがあります。副題は「クレージーが青春、いまも青春」
N−42 清水凡亭 ざつだん俳句ばなし 創樹社 1991年 C:B ¥1,600 装丁・装画 大橋歩  堀内誠一 美空ひばり 岩堀喜之助の別れを織り込んで・・・。
N−43 相庭泰志構成 向田邦子をめぐる17の物語 KKベストセラーズ 2002年 C:B 帯 ¥1,400  「17の物語」は向田への追憶のことば、向田関連の本は多いのですが最も優れたもののひとつ。ダブル和子(向田和子×吉行和子)の対談もいい。
▽一般の書店には置いていないローカル(地方とか局地的という意味で)な図書のなかにもいいものが目につく。気づいた限りで少しずつ紹介していきます。キネマの楽しみ 新宿武蔵野館の黄金時代 は新宿歴史博物館(1992年 2007年増刷)は野口久光の寄稿もある堂々たる図録でA4判190ページ(頒布価格1,500円 但し送料別)。品切れになっていましたが昨年増刷りされたようです。HPの<新宿歴史博物館⇒図書のお知らせ>をたどっていくと詳細が判ります。脚本家水木洋子と日本映画の黄金時代は水木が住んでいた市川市の刊行(市川市文学プラザ)、B5変型判64ページ。女性シナリオライターの草分けであり日本映画の黄金時代を支えた作家の歩みと作品を丹念に紹介しています。頒布価格は800円、市川市文学プラザで検索してください。なぎさは京急(京浜急行)のまちマガジンで駅に置いてあるA5判のPR誌ですが7,8月号の特集は「海と映画」、インタビューは遠くから電車を見るのが好きだと語る原田芳雄。手元に1冊予備がありますのでご希望の方はメールでお知らせください(無料 但し送料のみ実費です)。 <8月19日>