






父から娘へ、娘から娘へ 中井貴恵の家族形成史 著者の本にはいつもロマンの香りが漂う、それは人が生きた証を少しずつ積み重ねていくための出会いと別れのロマンか?
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| 白井佳夫 「対談の時間」にアップしようかと迷いましたがやっぱり評論のコーナにしました。苦言も絶賛も投げかけながら10人の監督と一評論家が差し向かいで語り合う濃密な時間。和田誠「装丁物語」でもこの表紙について触れていますがいい絵ではないでしょうか。 |
| 白井佳夫 この方が編集長だった頃の「キネマ旬報」の面白かったこと。時代に新しい風が吹き込んできたように新鮮で次号発売が待ち遠しかった雑誌はこれだけ。対談・座談をメインに構成されたものですが「私にとってのキネマ旬報史・終章」は今も輝きを失わず・・・。 |
| 水野晴郎 昭和6年生。生母は「大連で私を産むとすぐに孤独の中に世を去った」とある、綴られているのは全て日本映画。映画に重ねて自分自身の過ぎし日がコマ送りのように語られていく。遠くなった過去のなかに見据え、耳を傾けようとしているのは軍靴の音か。 |
| 山村美紗 小説と断りながらも犬塚稔、大映入社に力をつくした人物、引退の映画を監督した方、共演した女優などのインタビューも実話として収録されている。伝記小説ではありますがドキュメントもミックスされている。身内意識と伝記と呼べるものがないことが執筆の動機だと書いています。 |
| 升本喜年 ■ A1-933 小説・大川橋蔵 版元・刊行年度等詳細不明 C:B ¥700 週刊誌サイズ3段組み11枚(22ページ)の袋綴じ表紙付きの冊子。抜き刷りを編集したものでしょうか、執筆年度や発表された雑誌名等は不明です。 |
| 大林宣彦 「いつでも音楽のように映画を発想する」と書いている、そういえば大林作品を思いおこす時は印象的な音(楽)がいつもいっしょに浮かんでくる。 |
| 大林宣彦 |
| 大林宣彦 映画は心を写す、心を生み出すもとは言葉だ、自分の言葉をもとう・・子どもが大勢いて大人たちがいて皆が一緒になって銀幕をみつめていた時代から人生を説く、「新・のびのび人生論」。 |
| 人生読本 映画のいいとこどり、そうそうたる評論を(抄録も一部あるとはいえ)集成して目次の壮観なこと。黒澤を白井佳夫が、嵐寛寿郎を竹中労が、山田洋次を沢木耕太郎が、溝口健二を新藤が語る・・・双葉、植草、南部、淀川ももちろん登場。 |
| CONNECTION |
| 依田義賢 山川静夫「私のNHK物語」の「大阪中央放送局時代」に依田と意気投合し「ろーま」を戴いた、先斗町に繰り出し・・・との記述があります。依田にとってもこの著書はかけがけのない1冊だったのでしょう。 |
| 依田義賢 ■ A1-33R 舞妓の四季 駸々堂ユニコンカラー双書 昭和50年 C:B ¥700 |
| 吉村公三郎 |
| アートシアター ■ A1-988 Keiko アートシアター139号 昭和54年 C:B ¥1,000 シナリオも収録、ATG作品。孤独なOLの空虚を見つめるカニオン監督はお説教など何ひとつしない、一歩を踏み出したいKeikoの揺れる姿を追ってゆく。一度見ただけなのですが妙に印象に残る映画。DVDはでているんでしょうか? |
| 上州風 空っ風が生んだ脚本家 八木保太郎 映画「カルメン故郷に帰る」そのずっと奥にある風景を求めて。群馬県からの地域発信誌、シナリオ作家の先駆者として八木保太郎に光をあてる。 |
| 映画ストーリー臨時増刊 A1-380 スターアルバム 雄鶏社 昭和27年 C:B ¥1,600 邦画・洋画のスターグラフィティ。向田邦子が雄鶏社に入社したのはこの年。新人を紹介した「明日を待つ人びと」に三橋達也や若尾文子の顔が見えますが未知の方も多い、この時代(1952年)の映画ファンにとっては懐かしいアルバムでしょうが今や70歳代の半ば頃の年代になるのでしょう。 |
| ノーサイド A1-124R 総特集 キネマの美女 文藝春秋 1995年9月号 C:B ¥1,000 ノーサイド映画スタア特集の邦画篇。オールドファンには懐かしいサイレントからトーキーへ、147名の女優たちの青春の顔。夏川静江のインタビュー、大庭秀雄・森川まさみインタビュー、「君美わしく」は前田通子。 |
| 小川徹 A1-947 作家と女優 現代社 昭和30年 C:B ¥1,000 「作家と女優」をメインに「監督このごろ」「脇役人生」と続く構成で日本映画黄金期の人物コラムの趣き。どんな女優がいたのかがエピソードとともに一望できる。 |
| 近代映画 A1-277 特集 驚くべきロケと「七人の侍」 近代映画社 昭和28年9月号 C:B ¥2,000 「私の舞妓日記」(若尾文子)「私のABC」(乙羽信子) 追悼 阪東妻三郎ほか。 |
| 近代映画 A1-901 近代映画 昭和35年6月号 近代映画社 C:C 表紙から16ページにわたり端欠 ¥1,000 人気スターの休日(中村錦之助 大川橋蔵 市川雷蔵 小林旭ほか) フランキー城訪問 赤木圭一郎さんの私生活裏おもて 表紙佐久間良子 |
| ノーサイド A1-121R 総特集 おお、女優 文藝春秋 1996年4月号 C:B ¥1,200 「ノーサイド」映画特集の戦後洋画編、「エッセイ・君を忘れない」として双葉「好きな女優さんが多すぎる」、小林信彦「一少年が熱愛した女優たち」があって森卓也・川本三郎の対談(「スクリーンの美女に青春を捧げた」)があって久世光彦の『「帽子とパンツに「セクシー」が宿る』まであって、巻末に女優名の索引まで付いているという「豪華」さ。 |
| 映画ファン A1-460 映画ファン10月号 昭和30年 映画世界社 C:B ¥1,700 表紙 南田洋子。 |
| 映画ファン A1-906 華やかな新作誌上封切り 映画世界社 昭和22年8月号 C:B ¥800 この号はほとんどがモノクロ写真で全ページを新作紹介とスターにあてています。愛よ星と共に リラの花忘れじ。 |
| 文藝春秋7月臨時増刊 A1-211R 女優 わが青春の女優たち 文藝春秋 昭和62年 C:B ¥1,400 和田誠のイラスト・ファンレター、色川武大 小田島雄志 神吉拓郎 油井正一による銀幕の恋人談議。 |
| FLIX 映画雑誌フリックス・デラックス版 A1-120 大特集 スター100人 100本の映画 ビクターブックス 1994年 8月号増刊 C:B ¥800 洋画の女優・男優をクラッシクから現代にいたるまでの範囲からセレクションする。双葉十三郎×杉浦孝昭、双葉十三郎×川本三郎が戦前・戦後のスターを対談で語り、選り分ける。「溝口健二の実像」は成澤昌茂へのインタビューで構成。 |
| 女性自身 A1-897 原節子ふたたび主役(グラビア) 光文社 昭和35年8/10号 C:B ¥1,000 秋日和(小津安二郎)での撮影場面やくつろぎのひととき。野球のオールスター戦の球場に現れたスターたちのスナップも。 |
| 週刊新潮 A1-997 女優 嵯峨三智子 新潮社 昭和39年3月2日号 C:B ¥500 グラビア4Pは嵯峨三智子 文 瀬戸内晴美。表紙画 谷内六郎「花のぼんぼり」 |
| 平凡 A1-998 十三回忌メモリアル あなたの美空ひばり 完全復刻版 マガジンハウス 2001年 C:B ¥1,500 美空ひばりをめぐるスターたち。 |
| キネマ旬報 A1-914 1978年度ベスト・テン発表 キネマ旬報社 昭和54年 C:B ¥600 表紙(主演男女優賞)は緒形拳 梶芽衣子 「『曽根崎心中』の梶芽衣子のすばらしさはとうてい言葉では言いつくせない」(山田宏一) |
| 中野翠 A1-193R 曲者天国 文藝春秋 1999年 C:B 帯 ¥700 この本の「まえがき」は何度読み返しても触発される、自分の好きな「激しく興味をかきたてられる」幻の町の住人たちを探し求めて1930(昭和初期)年代の曲者たちに目を向けていく。桑野通子、森雅之、山中貞雄、古川緑波、清水宏・・・。趣味のいい庶民が今より数段多くいたんじゃないか、という著者のセンスがいい。都市と田舎がハッキリ分かれていた時代、今はニッポン全国都市化というが「私は違うと思う。都会は都会的なものを失い、田舎は田舎的なものを失い・・・妙なもの」になった、インチキくさくて幼稚で味もそっけもない。 |
| 中野翠 ■ A1-903 小津ごのみ 筑摩書房 2008年 C:B 帯 ¥700 確か最近ちくま文庫に入ったと思いますがこちらは単行本、いかにも趣味の本といったカバー(装丁 南伸坊 カバーの絵は小津安二郎 本文カットは著者)ですが重厚なことをサラッと言ってのける映画ファン必読の1冊。函入でハードカバーの特装本がでてもいいくらい。 |
| 特集文藝春秋 A1-267 映画読本 文藝春秋新社 昭和32年 C:C 背痛み ¥1,600 浪花節・東映繁昌記(マキノ光雄)人形女優の悲劇への道(入江たか子)アラカン・天皇記(嵐寛寿郎)、ほかに山本嘉次郎、依田義賢、伴淳三郎など。評論というより読み物集。 |
| 南部僑一郎 A1-932 艶笑珍友伝 あまとりあ社 昭和26年 C:B ¥800 撮影所とスター、役者をめぐる珍友伝。 |
| 週刊読売 A1-855 特別企画 女優百年 昭和43年8/9 C:B ¥1,000 トーキー女優第一号「ダテリコ」 山本嘉次郎 座談会「昔の女優はよかったわ」栗島すみ子 英百合子 飯田蝶子 高橋とよ グラビア「思い出のヒロインたち」 表紙は吉永小百合。 |
| 平凡 A1-990 ぶどう実る頃 美空ひばり 京マチ子 東京物語ロケ便り 凡人社 昭和28年11月号
C:C 表紙扉端破損箇所有 ¥1,000 「お好み座談会」水の江瀧子 宮田輝 青木一雄 河井坊茶 関光夫ほか。本誌の紹介記事から「雁」(豊田四郎)「東京マダムと大阪夫人」(川島雄三)の頃。表紙高峰秀子 |
| 千葉伸夫 A1-933 原節子 映画女優の昭和 大和書房 1987年 C:B 帯 ¥600 |
| 近代映画 A1-816 昭和29年1月号 C:B 端シワ 中古感強 ¥1,300 座談会 「君の名は」のスタッフが語る愛情問答 岸恵子 佐田啓二 月岡夢路 私のABC 若尾文子 表紙は山本富士子 |
| 近代映画
A1-989 特集 人気スターの休日 近代映画社 昭和35年6月号 C:C 端剥がれ(表紙から14ページ)¥1,000 中村錦之助 大川橋蔵 市川雷蔵 小林旭 赤木圭一郎さんの私生活裏おもて 表紙は佐久間良子。 |
| アイドル40年 A2-992 アイドル40年PART8 昭和58~60年代編 近映文庫 昭和61年 C:B 少ムレ ¥500 |
| 柴田芳男 A1-670 映画館ものがたり 学風書院 昭和33年 C:B 帯 ¥1,300 |



| 竹中労 聞き書き・対談を柱にして人物から追う日本映画の歩み。その世界は著者竹中も含めて奇人・変人・天才たちが絡み合う映画の青春時代。その面白さはいまだに色褪せず、復刊を望みたいシリーズ。 |
| 話の特集 中山千夏インタビューは水の江瀧子。 |
| 竹中労 ■ A1-970 スキャンダル紅白歌合戦 みき書房 昭和54年 C:C 見返し一部剥がれ ヤケ ¥1,500 |
| 浪人街通信 ■A1-995 浪人街通信6 「浪人街通信」を発行する会 1978年 C:B ¥2,500 竹中労・講演採録 加藤泰語る 映画村祭り報告ほか。 |
| 桂千穂 <撮影現場からの日本映画観測史>と呼びたいほどですがこの熱気はただごとではない。 |
| 南部僑一郎 竹中労の師、宿六・南部僑一郎の「近世アホラシ自伝」「スタア珍行伝」が収められた映画随筆、新書判。 |
| 御園京平 磯貝宏國 活動ファンが編んだ嵐寛の誌上映画大会。出演映画目録まで付いて見て読める新書判222ページ。 |
| 富田美香編 片岡千恵蔵 稲垣浩 伊丹万作ら大正モダンの流れから活動の世界へ、スタープロダクション盛衰の記録。余談ですが<KATSUDO!千恵蔵映画」>というファンサイトをご参照ください、個人的趣味だと断っていますがこの創作力とセンスには脱帽です。片岡千恵蔵と入力すればたどりつけます。時代劇ファンには堪えられないサイト。 |
| 話の特集 森繁の追っかけをしていた和田誠と「追っかけられましたか(笑)」と受ける森繁との対談、この面白さはリアルタイムで観ていたファンならではのもの、森繁もノリに乗るわけです。表紙画も森繁。 |
| 磯田啓二 |
| 冨士田元彦 |
| 京都キネマ探偵団 ¥1,400 京都を舞台に「京都キネマ探偵団」が探る日本映画史。 |
| 田中純一郎 |
| 鈴木和年 昭和25年松竹の宣伝マンとして映画に賭けた青春がスタート。有馬稲子、若尾文子など「イカれてしまった」女優との出会いをはじめ実に率直に綴られて松竹映画史の一断面といってもいいほど。定年問題は巻頭と終わりの方に語られていますが追憶の映画時代はめっぽう面白い。タイトルで損をしているかな? |
| 小林佳樹 中山敬三(聞き手) 「まえがき」で共演が多かった高峰秀子との「二人だけの合言葉」が紹介されています、1923(大正12)年生れ、昭和16年日活入社からの映画人生は小林桂樹版渡世日記といってもいいくらい。日本映画の側面史としても面白い。 |
| 小林桂樹 草壁久四郎 帯に演技者から見た日本映像史と記されていますが邦画各社の生き生きした描写とTVドラマへの細やかな証言に彩られて圧巻、人名索引やフィルモグラフィも充実。 |
| 鈴木一八 昭和21(1946)年に東宝の舞台部入社、映画美術の現場からみた「裏方ばなし」。スターがいて現場が燃えて個性あふれる監督陣が揃って、走馬灯のように流れ去った日々のディテールが掘りおこされる。 |
| 山本眞吾編 |
| 日活アウトローあるいは流れ者の系譜 |
| 日活映画 口笛が流れる港町 男が命を賭ける時 ほかの新作紹介 新春皇居前での日活スター勢ぞろい(見開き) A4判25ページのリプリント判。 |
| 水の江瀧子(聞き書き 阿部和江) 日活黄金時代とプロデューサー水の江瀧子の時代 |
| 吉永小百合ファンクラブ会誌■A1-997 さゆり 4月号 第24号 吉永小百合ファンクラブ 昭和44年4月号 C:B 非売品 ¥2,700 芸能生活十周年記念の謝恩パーティから始まるファンクラブ会報誌、24歳になったばかりとある。「ご指名対談」は宇野重吉。A5判表紙共44ページ。 |
| 江森清樹郎 ■ A1-999 江森清樹郎遺稿集 俺は最後の活動屋 江森画廊 2004年 C:A 函入 ¥14,000 第四章の「想い出の江森さん」は日活映画のスター・監督・プロデューサーが江森(常務、後に顧問)を偲ぶ。 |
| サライ |
| 文藝春秋増刊 「遺品のすべて」と「秘蔵家族アルバム」にページを割いた8月緊急増刊号。ペントハウス(1987年1月号)掲載の兄弟対談再録。 |
| 川地民夫 ■ A1-947 平成忘れがたみ 映画俳優五十年 たる出版 2008年 C:A 帯 定価1,575円 ¥600 大活字本かと思うくらいに字が大きいからすぐ読めます。日活撮影所と仲間たちの回顧録が読みどころ。 |
| 日活編 歌う銀幕スター小林旭のポスター 秘蔵写真 レコード集の誌上オン・パレード。 |
| シネマぱらだいす アキラ インタビュー(聞き手 高橋聰) われらのアキラ映画ベスト10 寄せられた小文は宍戸錠 神代辰巳 浅丘ルリ子 長谷部安春 渡辺武信ほか。名場面集やフィルモグラフィ、歌謡曲リストまで1冊全特集号、A4判30ページ。 |
| 林真理子 |
| 林真理子 |
| エラン ■ A1-997 エラン 朝丘ルリ子特集 扶桑社 2001年7月号 C:B ¥1,000 100ページを超す朝丘ルリ子特集。何度も書きますが雑誌はしばらくすると消えてしまうものがありますから要注意。 |
| 文藝春秋 なんといっても注目の頁は「日活同窓会」宍戸錠、36年ぶりにあの人が初めて顔を見せたとある、「アキラがいる、ルリ子がいる」の書き出しからもう胸がうずく。さて特集「見事な死」は後にこの部分だけ文庫になったほどの読みごたえ、ズズ(安井かずみのこと)を偲ぶ大宅映子 大地喜和子を追う加藤武 團伊久磨の晩年を記す次男 阿久悠と最後のラジオ放送を担当した葛西聖司 そして茨木のり子の死へのプログラム 潔し田村隆一・・・。グラビアとアンケートは「昭和の美男ベスト50」 “日本の顔”は森光子。 山田洋次 吉永小百合 野上照代の座談まであって突然変異かと思うほどの傑出した1冊が生れた。 |
| 斎藤耕一 |
| 17回忌特別出版 |
| 井上梅次 |
| 平凡 ¥2,000 この号は日活スターがあちこち顔を出していて当時の勢いが感じられます。「波涛を越える渡り鳥」ロケ特報(グラビア・本誌) 人気司会者座談会(トニー谷 宮尾たかし 玉置宏 ハナ肇 ミーキー・カーチス) 高橋圭三マイクかついで(坂本九とパラダイスキング) 表紙は浅丘ルリ子。 |
| キネマ旬報 鼎談(舛田利雄 蔵原惟繕 渡辺武信)が裕次郎とその時代を浮き彫りにする。20余名が語る「裕次郎と私」はスター映画の輝きを多面的に照らしだしていて圧倒されます。「小林信彦のコラム」と西脇英夫の系譜をたどる評論まであってキネ旬ならではの力作。 |
| 文藝春秋編 |
| にっかつ 和田誠の表紙画。渡辺武信「石原裕次郎の時代」を巻頭にきらめきの映画31作品の紹介と出演リスト。A4判46ページ。 |
| 吉永小百合 |
| ムービー・マガジン 日活の匂いがする藤竜也特集、特別座談会 東西の女優の魅力について語ろう(川谷拓三 山田宏一 山根成之)。 |
| 吉永小百合 |
| 藤田敏八監督 蹴り上げられたボールが空中で静止してクレジットタイトルがかぶさる鮮やかな巻頭、青春映画の傑作。この藤田敏八のデビュー作が浦山桐郎監督のキューポラと非行少女の反撥と継承に繋がることについては「インタビュードキュメンタリー 映画に憑かれて 浦山桐郎」(原一男編 現代書館 1998)の藤田敏八の発言を参照。 |
| 相米慎二 速水典子 寺田農 志水季里子 |
| 日活映画シナリオ 監督中平康 脚本 池田一朗・中平康 |
| 奥山弘 「青春スター復活」から始まる数章に小林旭×児井英生×馬渕玄三の昭和30年代映画と歌謡のドキュメントがあります。 |
| シナリオ |
| 范文雀 ■ A1-772R ドント・タッチ・ミー ぬ利彦出版 1992年 C:B ¥1,500 范文雀が遺したただひとつのエッセイ。 |
| 佐藤忠男 |
| 浦辺粂子 ■ A3-87R 浦辺粂子のあたしゃ女優ですよ 四海書房 昭和60年 C:B 帯 ¥800 |
| 中古智/蓮實重彦 |
| 吉村公三郎 明治44年生。昭和4年松竹蒲田撮影所に入って10年後監督に。 |
| キネマ旬報 |
| 松竹シネサロン ■ A1-995 木下恵介フェア 松竹 刊行年度不明C:B ¥1,000 「私の若き日の映画」(木下恵介)で上映作品を振り返る、花咲く港 カルメン故郷に帰る 喜びも悲しみも幾歳月 野菊の如き君なりき 女の園 お嬢さん乾杯 香華。グラビアと解説。 |
| 松竹シネサロン ■ A1-978 松竹映画名作祭 現代劇特集 Vol.8 松竹 刊行年度不詳 C:B ¥800 上映パンフレット。大曽根家の朝 わが恋せし乙女 安城家の舞踏会 秋津温泉 本日休診 現代人 自由学校 ほか. |
| キネマ旬報 創刊90周年記念グラビアに登場しているスターたちは一見の価値あり、個人賞は1955年からでトップを飾ったのは高峰秀子と森雅之。 |
| 川崎市市民ミュージアム キネマ旬報社 ¥2,300 380点に及ぶ図版(ポスター、プロマイド、プログラム、セット・デッサンなど)を縦横に駆使しての創生期から黄金時代の「シネマの世紀」グラフィティ。A4版。 |
| キネマ旬報 1956年度ベスト・テン発表号、30回記念特集として「想い出の名場面集グラフィック」「十六監督のことば」を収録、あの日あの頃 小津安二郎、娯楽映画の選考 成瀬巳喜男、一つの提案 木下恵介、思い出その他 伊藤大輔、もっと論議を 五所平之助、「浪人街」のころ マキノ雅弘など16人のコメントが。シナリオは「東京暮色」。 |
| キネマ旬報別冊 |
| 多賀祥介 解説(山田宏一) 佐田啓二 原節子 小津安二郎・・・回想は「映画人との出会い」から始まる。日本映画黄金時代からATG映画誕生、エピソードで綴る映画との日々、装丁(和田誠 表紙画にも注目)。 |
| 活動屋一代 屈折する魂 |
| 殿山泰司 |
| 殿山泰司 ■ A1-81R 三文役者の無責任放言録 角川文庫 昭和59年 C:B ¥700 「小さな≪川島雄三伝≫」と「乙羽信子抄論」は当サイトの永遠の「放言録」。「オレの涙が河の水と一緒に流れて行ったのを、乙羽信子は知らない。」(158ページ)なんて書いている。乙羽の背中を見つめながら感極まるとは、日本男子ですよ、殿山泰司は。 |
| 殿山泰司 |
| 殿山泰司 |
| 殿山泰司 |
| 殿山泰司 泰ちゃんの日本縦断放蕩の旅。 |
| 殿山泰司 |
| 殿山泰司 ■ A1-992 三文役者の待ち時間 ちくま文庫 2003年 C:B 帯 ¥700 1980年からの「三文役者の待ち時間」は単行本未収録のドキュメント。 |
| 話の特集 ■ A1-993 話の特集10月号 1980(昭和55)年 C:B ¥500 表紙は和田誠が描く殿山泰司。殿山の「浪曲調老残役太郎節」は連載五十回記念特別版。 |
| 殿山泰司 ■ A1-71 殿山泰司のミステリ&ジャズ日記 講談社 昭和56年 帯 C:B 蔵書印 ¥2,000 |
| MOVIE MAGAZINE |
| シナリオ作家協会編 |
| 新藤兼人 |
| 新藤兼人 |
| 新藤兼人 ■ A1-911 シナリオ千羽鶴 三笠文庫 昭和28年 C:B 端痛み ¥500 |
| 佐藤忠男編 河内山宗俊 近松物語 非行少女 にっぽん昆虫記 悲しみは女だけに。解説佐藤忠男。 |
| キネマ旬報別冊 昭和5年から8年にかけての日本映画名作シナリオ集。双葉十三郎がトオキイ時代到来を語り、徳川夢声が映画説明者の終幕を綴る。収録シナリオ 何が彼女をさうさせたか マダムと女房生れてはみたけれど 国士無双 抱寝の長脇差 出来ごごろ 鼠小僧次郎吉 丹下左膳ほか。 |
| キネマ旬報別冊 隣の八重ちゃん 綴方教室 小島の春 姿三四郎 狂った一頁ほか。 |
| 映画春秋 木下恵介・小林正樹。「愛情の無い世界ばかりつき進んで来た」家父長制の権化のような父親と家族の物語、「鼻息ばかりで、溜息はない」人だとシナリオに。(映画とテレビの垣根をとっぱらって)ホームドラマ史の中でこの作品はどんな位置にいるのでしょうか。 |
| 映画評論 ふんどし医者(菊島隆三)は稲垣浩監督作品、原節子が賭場で丁半博打に興じる。傑作シナリオ。 |
| キネマ旬報 |
| 「シナリオ」編集部編 早坂暁 浦山桐郎 大山勝美 田中登 加藤泰 増村保造 西河克巳らが描く「創造」についてのエッセイ集。 |
| 桂千穂 大林宣彦監督の尾道シリーズのひとつとして石田ひかり 中嶋朋子が揺れる少女期を演じた。屈折した翳と向き合う桂千穂と尾道の風景が溶けあう青春映画。 |
| 石森史郎 ■ A1-908 シナリオ作家石森史郎 メロドラマを書く ワイズ出版 2006年 C:B 定価3,990円 ¥1,000 「青春デンデケデケデ」もシナリオは石森史郎です。岸恵子と萩原健一の「約束」も伝説のラブストーリでした。シナリオとシナリオ日誌が掲載されている。「約束」は木下恵介の「女」を意識したシナリオだと書いている、驚いた、指摘されてみるとナルホドと思うのですが・・・。 |
| 依田義賢 ■ A1-988 依田義賢シナリオ集 映人社シナリオ文庫 昭和53年 C:B ¥1,000 西鶴一代女 雨月物語 大阪物語 花の吉原百人斬り 解説 佐藤忠男 |
| 野上照代 書くべき人が書いてくれました、デルスに係わる場面が圧巻。野上編集による「黒澤明 天才の苦悩と創造」(キネマ旬報社)も読ませます。表紙画は和田誠。 |
| 野上照代 女性の昭和史あるいは昭和人間交差点、スケッチされた方々の「黄金の日々」を引きだす聞き手(植草信和)の手腕にも注目。 |
| 大林宣彦 構成・文 野村正昭 |
| 菅井きん 大正15年生、麻布の育ちとあります。 |
| 三ヶ島糸 題字と挿画は森繁久弥。映画の出演は昭和24年から、翌年の「醜聞」から黒澤映画の常連に。 |
| 伴淳三郎 ¥900 |
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| 田山力哉 |
| 三島由紀夫 ■ A1-913 全映画論 ぼくが映画をみる尺度 潮出版社 昭和55年 C:B 帯 ¥300 |
| 今泉容子 ■A1-396R 日本シネマの女たち ちくま新書 1997年 C:B 帯 ¥900 目からウロコの映画論、文学的にストーリィを追うだけでなく画から映画を観るというユニークな捉え方。新書判ながらスケールと厚みを感じさせる先駆的な1冊。 |
| 佐藤忠男 |
| 佐藤忠男 |
| 映画芸術 60年代映画批評・コラム傑作選ともいうべき特集、惜しいのは文字をぎゅうぎゅう詰め込んだ余白のないレイアウト。 |
| 川本三郎 70年代初期の映画評。場末の映画館をめぐる「シネマ裏通り」が懐かしい。この時代にはまだひっそりと映画館が息づいていました。 |
| サライ編集部 丹野達弥 意外な拾い物といったら失礼ですが充実しています、阿久悠 原由美子 藤村俊二 田中小実昌 長部日出雄 山田太一ほか。 |
| キネマ旬報社編 和田誠 松本清張 小林信彦 阿久悠 手塚治虫 林静一 松本隆 林真理子 わたせせいぞう 著名人がつづる映画への手引き2巻本。 |
| NHKこころを読む ¥600 2009年1月から3月ラジオ放送された日本映画講座のテキスト。選ばれた10人の監督は黒澤、今村、木下、小津、稲垣、新藤、溝口、市川、宮崎、山田。市川崑の章では和田夏十の影響力に着目するなど佐藤が生きてきた時代と精神がほとばしる。 |
| 三田文学 紡ぎだす表現(河瀬直美) 21世紀映画讀本(林海象) 私のなかの曽根崎心中(栗崎碧) 日本映画看板プロデューサーによる座談会 |
| 森卓也 名著ですね、「作家のもう一つの顔─木下恵介のシニカルな才気─」は最も優れた木下恵介論で最初読んだ時の衝撃は未だに新鮮そのもの、徳川夢声の資質をえぐりだした「夢声と『ファンタジア』」、監督とキヤメラマンの衝突がおかしい「岡本喜八VS宮川一夫」、山田太一と向田邦子ドラマを切り取った「映画スターのTVでの名演」(鶴田浩二・八千草薫!)、枝雀の振幅の激しさを追った「上方落語・桂枝雀」などユニークで示唆に富む叙述には圧倒されるばかり。この方の単行本未収録の(新聞や雑誌に発表された)評論が結構眠っているんじゃないだろうか、もったいないことだ、集成して復活できないものだろうか。アニメ、映画、TV、落語を軽くスケッチしているように見せながら鋭い分析と積み重ねてきた体験の厚みは独自の世界を拡げていく。 |
| 双葉十三郎セレクション |
| キネマ旬報 桂千穂を聞き手に双葉の日本映画からの自選100本。1925年の「街の手品師」(村田実)から1999年「黒い家」(森田芳光)まで延々と70余年、よくぞ見続けたもの。この時91歳というからこれまた仰天。 |
| キネマ旬報 双葉と桂、おふたりの掛け合いが弾んでいてそれぞれコメントは短いけれどそれだけに言いたいことだけがスパッとでています。 |
| 小説新潮 双葉と長部の対談(特別インタビュー 「双葉十三郎 九十六歳の映画術」)がたまらなくいい、「映画ファンにくらべて、批評家は別格であるなんて考えたら間違いです。・・(略)・・それを勘違いしている人がいるんじゃないかな。」 究極の1本にあげた『疑惑の影』、ウーン文句なし! |
| 映画批評 |
| なかにし礼 この人がどういうヒトなのかは例えば「天井桟敷の人々」(「この映画によって僕は人生を決定づけられた」映画ベストワンだと書いている)や「男はつらいよ寅次郎相合い傘」(「この映画を観ると僕は四回泣く」 この映画の土地、青森と小樽の少年時代が蘇るとある)の章を読めば判る、人生に刻み込まれた映画は哀しく深い。 |










| 東宝青春グラフィティ |
| 森谷司郎 女優は栗田ひろみ。青春映画の佳作、人知れず胸の奥にしまっておきたいと思っている方も多いのではないか。巻頭モノクロ・ドキュメントで高校生の通学から放課後までを切り取っていくカメラは電車のなかの少女をとらえて画面はカラーに切り替わる、物語の始まりだ。監督 森谷司郎、シナリオ 井手俊郎。井上陽水の「夢の中で」をせんべいを齧りながら口ずさむシーンが印象深い。壊れやすくどこへいくのか定まらない少女期の危うさ、キラキラ光る一瞬をすくいあげて森谷司郎の感度は冴える。 |
| 週刊平凡 内藤洋子 酒井和歌子 前田美波里 緑魔子 ザ・ピーナッツ。 |
| 恩地日出夫 あまり評判にならなかったようですが歴史的名著だと当サイトは思います。東宝争議を頂点とする撮影所の歴史と著者の青春史を重ね合わせて十字路にたつ自分を見つめていく。ここにも戦争と戦後日本の影は色濃く漂う。 |
| 廣澤栄 この本のなかに椎野英之(故人 元東宝プロデューサー)の名前がでてくるのには驚いた、著者の廣澤も東宝育ちだから不思議ではないのですが向田邦子の「夜中の薔薇」(講談社)で男のやさしさについて書いているところ(「女を斬るな狐を斬れ 男のやさしさ考」)で実に印象的な人物として登場してくる。 |
| 道江達夫 自費出版されたものの再構成版。 |
| 田波靖男 植木等と加山雄三は60年代銀幕に躍り出た夢のヒーロー、プログラムピクチャーから生れたふたつのシリーズの要にいるのが田波靖男、昭和32年に東宝へ入ってからの現場からのリポートは今や黄金時代の貴重な証言。 |








| キネマ旬報NO.336 白井佳夫の「聞き書き」はこの号で掲載される。ただしダイジェスト版。完全版は「映画監督川島雄三の生涯」に収録。この年の6月に川島雄三急逝。 |
| 今村昌平編 ¥5,500 映画監督川島雄三(2007年6-7 A4サイズ3ツ折6ページ)の上映チラシ(NFCカレンダー)をセットします、 |
| ユリイカ ■ A1-93R 総特集 川島雄三 青土社 1989年3月臨時増刊 C:B ¥4,500 |
| キネマ旬報 A1-773 シナリオ 青べか物語(新藤兼人) キネマ旬報社 昭和37年5月号 No.310 C:B ¥500 |
| 川島雄三監督作品 ■ A1-996 愛のお荷物 にっかつビデオ(VHS) モノクロ110min. モノラルHifi スタンダードサイズ C:A ¥1,500 昭和30年度の公開、山村聡 轟夕起子 山田五十鈴 フランキー堺 殿山泰司 三橋達也。個人所蔵品でレンタル落ち商品ではありません。 |
| 藤本義一 |
| 磯田勉編 |
| フランキー堺 ■ A1-626R フランキー太陽伝 報知新聞社 昭和44年 C:B ¥3,600 |
| フランキー堺 「わが演劇青春記」「わがジャズ青春記」「わが映画青春記」そして「わがテレビ青春記」と続く青春記4部作はジャズも映画もTVも最も魅力的な時代の体験史であった、これは奇跡に近いことではないか。映画青春記は「古川ロッパから川島雄三まで」のサブタイトルが付いていますが伴淳 エノケン ロッパそして監督、役者たちが登場して黄金時代の周辺を描く。それにしても惜しいのはこの本のデザイン、つまりは見た目が安っぽく平凡なこと、めったにない素材だけに復刻の際は本文の写真の扱いやグラビア頁を加えるなどして完全版を作ってほしい。 |
| 今村昌平 後半の「わが映画づくり人生」に川島雄三十七回忌への想いが。 |
| 今村昌平■A1-993 撮る カンヌからヤミ市へ 工作舎 2001年 C:A 帯 署名落款入 ¥2,500 |
| キネマ旬報 ここ数年のキネ旬の企画特集で最も優れたもののひとつ。 |
| 田山力哉 ■ A1-751R 夏草の道 小説 浦山桐郎 講談社 1993年 C:B 帯 ¥800 |
| 田山力哉 ■A1-308R 小説浦山桐郎 夏草の道 講談社文庫 1996年 C:B ¥700 解説は川本三郎。 |
| 日本エッセイスト・クラブ編 ’85年度ベスト・エッセイ集。「松竹に助監督として入社し、最初に配置されたのが川島組だった」で始まる山田洋次の「僕にとっての川島雄三」、意外性とハニカミと懐かしさに満ちて・・・。 |
| 桂小金治 笠智衆や川島雄三、佐田啓二らをつづった4章(江戸っ子の品格)が懐かしい。 |
| 浪漫工房 今村昌平 小沢昭一 黒木和雄 津川雅彦 原田芳雄 水の江瀧子 南田洋子ほか。 |
| シネアスト3 映画の手帖 |
| 田山力哉 |
| 川部修詩 ■ A1-910R 中川信夫研究 B級巨匠論 静雅堂 1983年 C:B ¥2,700円 |
| 杉浦冨美子 山田宏一 山根貞男編 ¥3,500 この本はとにもかくにも最初から読んでいってだんだん加速してきて「あとがき」(宮下順子)「編集後記」(山田宏一 山根貞男)までくると鳥肌がたってきた、名著ですね。日本映画史に宮下順子の時代というのが確かにありました、その半生は「水のように」というタイトルそのもの、本は作り手の熱気と意志(遺志でもある)でここまでかけがえのないものになるというお手本。女優宮下順子の代表作のひとつでもあります。 |
| 小沼勝■A1-998 小沼勝の華麗なる映像世界 キネマ旬報社 2001年 C:B 帯 署名入 ¥1,500 |
| 津田一郎 ピンク映画はいかにして作られるか、涙ぐましくもおかしいスチールカメラマンからのカメラとペンによるドキュメント。巻末に1978下期から79年度上期の公開リストと映倫規程付。著者は1942年生とある。 |















| この一冊 並木座ウィークリー |
| 「復刻版」銀座並木座ウィークリー編集委員会編 ¥2,700 巻末の索引(人名・映画作品)を眺めれば日本映画黄金時代の監督、スター、ライターらがズラッと並ぶ。スターが画を描き短文ながらピリッとしたエッセイを寄せ監督が創造のエスプリをもらす、600ページを超えるヴォリュームですが陽のあたらない資料を発掘し復刻した偉業はもはや歴史的。 |
| 山城新伍 A1-226R おこりんぼさびしんぼ 若山富三郎・勝新太郎無頼控 幻冬社 1998年 C:B ¥2,300 名著。潮健児の「星を喰った男」とともに若山富三郎を語るときのタダゴトではない迫力はどうだ。飾っておきたくなるような表紙画(和田誠)にも注目。 |
| 山城新伍 毒っ気があって「権威」にモノ申ス男一匹山新。こんな芸能界噺も消えてしまったもののひとつかな、今あるのは売らんかなの情報のカケラとカタログばかり。 |
| 山城新伍 ■ A1-334R 一言うたろか 新伍の日本映画大改造 廣済堂出版 1993年 C:A 帯 ¥800 山城新伍の評伝が読みたい、とりわけ晩年の暮しぶりはいったい何がどうしてどうなったのか。当サイトのなかでは山城の著作(この本もそうですが)と晩年がどうしてもつながらない。 |
| イメージフォーラム 特集の「幻の日本映画」とは実現しなかった企画のこと、前田陽一がソープランドを舞台にした佐藤愛子の小説「ミチルとチルチル」(中公文庫)の(ボツになった)映画化企画について語っている。小林旭インタビュー「春来る鬼」製作ノートも。 |
| ムービー・マガジン 鶴田浩二と共演するといいものができる、「人間は好きじゃないけど、あの野郎。ただ、人間として対抗するもんがあるのね。」ゲスト・スター若山のロング・インタビューはこのまま一つの作品。松田優作、長谷川和彦インタビューも。 |
| 原田隆司 若山富三郎 河津清三郎 遠藤辰雄 由利徹 |
| 潮健児 |
| 唐沢俊一編著 名脇役・潮健児が語る昭和映画史。扉に「この本を、鶴田さん、若山さん、そして、あのころの仲間全てに捧げます 潮健児」とあります。「プロローグ・若山さんの死」から一気に読める面白さ。若山富三郎への追慕のシーンは凄いものがあります。古川ロッパに弟子入りしてからの役者人生はそのまま昭和映画史というのもうなずけます。巻末の出演作品の年譜を見ると映画は昭和24年からのようだ。 |
| グラフNHK 山城新伍“ズームアップ”3ページ、ラヂオ・テレビ創成博物誌、「なんでも話そう」は中村メイコ、武蔵の朗読のラブシーンの場面で夢声に色気を感じたと話しています。 |
| マキノ雅裕 |
| 映画芸術 ■A1-901R 追悼・マキノ雅広 追悼・西村潔 映芸 1994年SPRING NO.371 C:B ¥1,700 津川雅彦 富司純子 山城新伍 桂千穂の座談会から異様な熱気が放射される。中島貞夫が総括し俊藤浩滋が舞台裏を暴き水島道太郎 秋山みよ(スクリプター) 松尾昭典の鼎談や娘さんたちのインタビューまであって単行本1冊分(あるいはそれ以上)の充実ぶり。東宝アクションの西村潔監督を偲ぶ頁も深い。 |
| 山根貞男 安井喜雄編 ■ A1-88R 加藤泰、映画を語る 筑摩書房 1994年 C:B ¥1,500 「橋をなぜ捕るか。好きなんです。」(7ページ)、加藤泰の映画の橋そして川はある時は包みこむようにゆったり流れまたある時は転換点を示す場面が多いようだ。 |
| 山根貞男編 阪妻・大河内・千恵蔵・アラカンから雷蔵・勝新・富三郎・ミフネまで時代劇グラフィティ。 |
| 衣笠貞之助 |
| 東京人 |
| 萬屋錦之介 |
| 歴史群像シリーズ ■A1-707R 圧巻!無頼派時代劇 学習研究社 2004年 C:A ¥1,700 特別折込 必殺シリーズ全30作データファイル |
| 松竹ホームビデオ ■A1-991 必殺最終回シリーズ 必殺渡し人 必殺仕事人Ⅳ <VHSビデオ> 松竹ビデオ事業部 1983年 C:A(画像・パッケージ)¥1,000 この貫禄、銀幕女優ー高峰三枝子と山田五十鈴が登場したシリーズの最終回。VHSカラー90分 Hi-FiMONO |
| 瀬川昌治 1949年にスタートした映画人生、幟(のぼり)がはためき木造の映画館にかかる看板はもちろん手書き、入場券を買って小屋へ入れば素こんぶやラムネやピーナッツを売ってる小さな売店なんぞがあって厚めのドアを引けばそこは真っ暗のなかに銀幕に踊るスターの姿が眼に飛び込んでくる。この本はそんなドキドキ、ワクワクの匂いがあります。山本嘉次郎 中川信夫 エノケン 内田吐夢 伴淳と追っていくとその延長線上には監督瀬川昌治の名が・・・。かって監督瀬川昌治の名があればもう安心して小屋へ入れたもの、なぜかというとキッチリ笑わせてくれるから。この本も期待通りの名著、銀幕と活動屋が生んだ傑作。 |
| 関本郁夫 加藤泰 小沢茂弘 天尾完次 叶優子 ひし美ゆり子 仲沢半次郎 田中陽造ら活動屋たちとの闘いを描く、猥雑な匂いが立ち込めてなぜ「烈」なのかは読めば判ります。 |
| 野上正義 本文に原田芳雄 山本晋也 竹中労の対談。 |
| 増村保造監督作品 70年代の一時期に咲いて散った渥美マリの代表作、西村晃 根岸明美 玉川良一。 |












| 黒澤明 映画工房 |
| キネマ旬報増刊5・7号 デルス・ウザーラの製作を記念して編集されたドキュメント。第2部の「黒澤映画創造の秘密」が何といっても圧巻、俳優・スタッフ・ライターたちの聞き書き。 |
| 黒澤明監督作品 |
| キネマ旬報 ■ A1-930 「赤ひげ」黒澤明論特集 キネマ旬報社 昭和和40年5月上旬号 C:B ¥600 女性ライター座談会「女がシナリオをを書くとき」水木洋子 田中澄江 和田夏十。グラビア(本文もあり)は64年度アカデミーー賞(マィ・フェア・レディ=J・アンドリュース)。 |
| キネマ旬報復刻シリーズ |
| 黒澤明・谷口千吉・菊島隆三 和英のシナリオにフィルム・カットをはさんだ映像シナリオ集。全11巻のシリーズ。 |
| 植草圭之助・黒澤明 |
| 黒澤明・小国英雄・橋本忍 |
| キネマ旬報 ■ A1-104R 「七人の侍」シナリオと特集 キネマ旬報社 1975年10上旬秋の特別号 C:B 表紙補強テープ貼有 ¥500 「七人の侍」の完全版がこの年にリバイバル上映された。それまでは短縮版の上映が当たり前だった。 |
| WORKS OF AKIRA KUROSAWA 姿三四郎(1943)から夢(1990)まで1991年度黒澤明ウィクーリー・カレンダー A5判。 |
| 高田文夫編著 イッセー尾形、北野武、大瀧永一、中野翠などが登場。好きな映画のことだけを語りたい、「昭和の時代」の映画編。 |
| 文藝春秋SPECIAL A1-922R 映画が人生を教えてくれた 文藝春秋 平成21(2009)年季刊夏号 C:B ¥600 「対談 笑うシネマに福来たる 中野翠VS.高田文夫」これは必読です。小林信彦 河瀬直美 長部日出雄(「高峰秀子で昭和を偲ぶ」) 山根貞男など充実の映画読本。 |
| DANKAI パンチ 表紙は加賀まりこ 「永遠の小悪魔 撮影 立木義浩」。 |
| 小倉一郎 |
| 高田文夫編著 喜劇映画というより広いジャンルからの笑える映画特集。それぞれのベスト3選出が愉しい。 |
| 原健太郎 ■ A1-934 東京喜劇 アチャラカの歴史 NTT出版 1994年 C:A 帯 ¥1,200 |
| 日経BPムック |
| SWING GIRLS ブックレット サイン入メッセージシート SWING POP UPカード付き、A列車で行こう オーバー・ザ・レインボー ムーンライト・セレナーデなど。 |
| ひし美ゆり子 |
| 山中貞雄入門 |
| 加藤泰 A1-33R 映画監督 山中貞雄 キネマ旬報社 昭和60年 C:B ¥3,700 加藤泰は山中貞雄の甥、最初は少々シンドイ本ですが活動の世界に入ってからはさすがにノッテきます。 |
| 千葉伸夫 A1-208R 評伝山中貞雄 若き映画監督の肖像 平凡社ライブラリー 1999年 C:A 帯 ¥1,200 |
| 日本シナリオ文学全集 A1-242R 山中貞雄集 理論社 1956年 C:B ¥1,400 |
| DVD VIDEO
A1-290 山中貞雄監督作品 丹下佐膳余話 百萬両の壷
日活 2005年 C:A 解説リーフレット付 定価4,935円 ¥2,800 山中作品のひとつとして現存する最良のソフト。公開は1935(昭和10)年。加藤泰は「ぼくはいまでもこのシナリオを繰り返して読み、映画を繰り返して見るごとに、楽しくて、おかしくて、やがて悲しくて、人間の男と女というものをいとおしく思う」(「映画監督 山中貞雄」)と書いている。甦った幻の場面は無声音、約20秒程。原版はフィルムセンター所蔵のもの。 |
| 実業之日本社 A1-405 山中貞雄作品集 監督山中貞雄 リーフレット 実業之日本社 C:B ¥300 B5二つ折り4ページ。2冊の山中貞雄刊行本のためのPRチラシ。みんなでキンギョ釣りに興じる「百萬両の壷」の写真が良くて・・・。 |
| 藝林 A1-991 かんとく随筆 山本嘉次郎 藝林閣 昭和21年MAY C:B ¥600 「かんとく随筆」(山本嘉次郎)は山中貞雄と小津安二郎について、「対談記」は林芙美子と喜多村緑郎 「舞台随筆」は柳永二郎 「灰田勝彦訪問記」「藝能家への手紙」は石橋謙三と古川緑波の往復書簡。B5サイズ44ページ。 |
| 岩手県松尾村編 ■ A1-956 園井恵子・資料集 原爆が奪った未完の大女優 岩手県松尾村 平成3年 C:A ¥3,000 戦前公開の稲垣浩監督の「無法松の一生」は園井恵子31歳の時だった。モノクロのグラビアページには乙羽信子や高峰秀子の顔も。園井恵子、1913(大正2)年生、1945(昭和20)年没。夢声が園井恵子の最期を追いながら「読者よ、原子爆弾とは、かくのごときものだ!」とたたきつけるように書きとめている。 |
| 彷書月刊 ■ A1-955 特集 劇団「さくら隊」原爆忌 弘隆社 1998年8月号 C:B ¥500 |
| スターランドDELUXE 木の実ナナが出演した「寅次郎わが道をゆく」を追いながら対談(倍賞千恵子) 寄稿(浅丘ルリ子 加藤泰 高倉健) 「わたしの映画創造の軌跡」(山田洋次) フィルモグラフィ 鼎談(渥美清木の実ナナ 武田鉄矢)で構成されたグラフ誌。 |
| 話の特集 スーパースター研究・渥美清(矢崎泰久)はインタビュー嫌いで通る渥美のロング・インタビュー、演劇・TV・映画とその周辺から<私>までを語る。表紙画 渥美清(和田誠)。 |
| 原案・脚本 山田洋次 監督 小林俊一 昭和43年にフジテレビで放送された初回と最終回が「奇跡的にマスターテープ」で残っていた。渥美清 長山藍子 佐藤オリエ 森川信 東野英治郎 井川比佐志 杉山とく子。DVDでも2008年に発売されているようです。冒頭の解説のみカラー、スタンダード・サイズ 105分モノクロ Hi-Fi レンタル版ではありません。 |
| 前田陽一 ¥3,800 公開は1970年。テレビの放映は期待できないがDVDにならないのはもったいない。原作 早坂暁、フランキー堺 財津一郎 大村 北林谷栄。喜劇と狂気、恐怖と哀しみが混沌としてくるシーンは圧巻。場末の映画館でこの映画を観たときの衝撃は忘れがたい、21世紀へ伝え残したい傑作。 |
| 映画芸術 唐獅子株式会社(前田陽一・高田純・荒井晴彦)掲載。 |
| キネマ旬報 座談会 喜劇タレント心得帳 伴淳三郎 小沢昭一 小林桂樹 渥美清 司会榎本滋民。対談 入江たか子・入江若葉「わたしたちのはなし」 |
| 岡本喜八 1963年作品。原作 山口瞳 脚本 井手都市郎 音楽 佐藤勝 キヤスト 小林佳樹 新珠三千代 東野英治郎 横山道代。アニメーション(柳原良平)や静止画、ストップモーションの小気味良さ、この映画の感覚には唖然。公開の昭和38年は高度経済成長に突入していく大転換の年(翌年は東京オリンピック) |
| シナリオ 特集 シナリオ作家の生活と意見 |
| 岡本喜八 ■A1-316R ヘソの曲り角 東京スポーツ新聞社 昭和53年 C:B ¥2,000 |
| 岡本喜八 ■ B4-970 鈍行列車キハ60 夢を追い続ける映画青年の記録 佼成出版社 昭和62年 C:B ヤケ ¥1,500 映画監督岡本喜八は大正13年2月生れ(鳥取県米子市)とあります、本文でぼくたちの世代は「一番多く友人を亡くした世代」と記している。「戦争で亡くなった方たちをいっぱい見てきたからね。」と『徹子の部屋』で語っていた高峰も同年の生誕(高峰は3月)。「浮雲」のクレジットには助監督岡本喜八の名がある。成瀬巳喜男との雑談が紹介されている、会社とモメているらしいね、だけど喜八は喜八で変わるわけないよ、「・・・だから喜八っちゃんも、今のままで良いんだ。流行(はや)り廃(すた)りであっち向いたりこっち向いたりするのは本物じゃない」(201ページ かっこはルビ)。なおタイトルの60は還暦の歳に綴ったことを指す。大正生まれの青春と東宝撮影所入所後の「鈍行列車」のごとき歩みを綴り一気に読ませる。 |
| 岡本喜八 ■ A1-970 ただただ右往左往 晶文社 1983年 C:B ¥1,500 「・・・『浮雲』(成瀬巳喜男監督)のチーフを勤めていた時、高峰秀子嬢(当時は嬢)から『喜八っちゃんは、西部劇のウマヤの臭いがするヨ』と言われ、あの時だけは、三日ばかり立て続けに風呂へ入って臭いを落としたものである。」(22ページ) どこか少年の面影を引きずる岡本喜八のボヤキ節。 |
| 萩原健一 ■ A1-997 ショーケン 講談社 2008年 C:B 帯 定価1,680円 ¥500 役者ですよこの方、黒澤監督とのルポが意外な面白さ。 |
| HOTWAX 還ってきた日活ニューアクション(野良猫シリーズ! 無頼)特集。キャロル 深作欣二にも光があてられています。CD付。 |
| HOTWAX 特集梶芽衣子、ロングインタビューは圧巻。モップス、深作欣二の小特集も。 |
| アサヒグラフ 本文にも3ページ掲載の「表紙の顔」梶芽衣子31歳、「曽根崎心中」(増村保造)の話題から。 |
| 植草信和編 最後の銀幕スタア、不死鳥の哲を語りだすと誰もが熱くなる。 |
| Number 例裕次郎と若大将の昭和30年代グラフィティ。湘南特集でもあって桑田佳祐インタビューまである。 |
| 佐藤蛾次郎 あの人」とは山田洋次 原田芳雄 松田優作 倍賞千恵子 渥美清・・・、男がそして女がいた時代ですね、著者も骨っぽい。 |
| 三浦真理子 ■ A1-958 桜の花が咲くまでは 俳優・三浦洋一 食道ガンと闘った日々 扶桑社 2001年 C:B 署名落款入 ¥800 |
| ザ・プロマイド 日活アクション、GS(グループサウンズ)、東映任侠映画、ウエスタンカーニバル、プロレス・・・とプロマイドでつづった写真集。B5変型判、表紙は赤木圭一郎 |
| パンフレット ¥500 |
| 映画芸術 |
| 桃井かおり 出演した映画について監督、共演者、時代の気分を語った桃井的映画世界。隠れた(?)傑作。 |
| BRUTUS 「娯楽映画のレクイエム」のなかで岡本喜八が活劇について語り、「男の死にざま」で川谷拓三が「うまい死に方」について登場。「夭折スター名鑑」に魅入ってしまう。洋画だけでなく邦画にもキチンとページを割いていて読み応えがあります。 |
| 井筒和幸 副題は「憎たらしいほど愛しい映画たち」 |





「昭和の時代」を語るときに日本映画は欠くことのできない存在。特に昭和20年代から30年代の作品群は今後ますますその輝きを増していくのではないでしょうか。「七人の侍」の公開は1954年。なんと半世紀を過ぎてしまった。情報化の時代だ、デジタルだといったところであの圧倒的な創造力を前にして何と表現したらよいのでしょう。凄いものを作ったもんだ。
| 日本映画の足跡 |
| 森卓也監修 |
| アサヒグラフ別冊 |
| あゝ銀幕の美女 |






| 鈴木清順 |
| 鈴木清順 どことなく漂う虚無感は「大映・日活映画の黄昏」の時代がもたらしたものか。 |
| ユリイカ |
| イメージフォーラム |
| 鈴木清順 「あほだら万華鏡」「清順は語る」(座談会) シナリオ・コンテ「けんかえれじい」。装丁 林静一 題字 著者。 |
| 映画芸術 野獣の青春 河内カルメン 関東無宿 東京流れ者 けんかえれじいの完成シナリオ掲載。 |
| 磯田勉編 |
| 伊丹十三 菅井きんが演じたおばあさん役は宮本信子と親子に見えて相当な演技力がいるとのことで最初は高峰秀子に打診したと語っています。さらに驚くのはある役のキャスティング・イメージで加賀美幸子を想定していたこと。 |
| 大森一樹 |
| 升本喜年 松竹のプロデューサーからTVドラマの製作へ、時代は70年代後半。プログラムピクチャア崩壊後の映画人たちはTVに活路を見つけていく。 |
| 大塚和 豚と軍艦 非行少女 競輪上人行状記 けんかえれじい 非行少年陽の出の叫び 八月の濡れた砂 青春の殺人者などなど大塚和がプロデュースした作品は今村昌平 浦山桐郎 藤田敏八 神代辰巳 中平康 長谷川和彦ら日活を軸に、そして晩年には黒木和雄とも組みその作品史は圧巻というほかなくとても書ききれない。スター、監督、批評家たちが寄せた追憶の大塚和とその時代。例えば和泉雅子は北極遠征の「苦しさの中で、いつも頭にうかんでくるのが『非行少女』であった」(55ページ)と書き、あの時の苦しさの体験が困難に直面しても「きっと乗りこえられる」という信念につながっていると続けている。かけがえのない人、優れた人に出逢い、その人について語る時は皆さんいい文章になっていてその意味でもこの本が投げかけてくるものは興味深い。日本映画の断面を鮮やかに映しだす。 |
| 和田俊 扉の後に「留学時代の亜紀 パリにて」の写真を掲げている。亜紀とは和田俊の妻、そして大塚和の娘。和田は岳父について書いている「日本映画史にのこる数々の傑作をつくったプロデューサーであり、すこしお酒がはいると、ぽつりぽつりと昔ばなしをしたりしたが、名利にはまことに淡々としていた。いわゆる『俗っぽさ』とは無縁で、その対極にいる人であった。」「亜紀は感受性の方向が、この父とよく似ていた」(92ページ)。画家でありスポーツも料理も上手で、誰からも好かれ二人の子を持つ亜紀は若くして旅立つ(享年50歳)。この本は亜紀と過ごした追憶の日々をつづったものとはいえ病気、医療、教育、暮らしなどのスケッチの合間に繰り返し問い続けている想いがある。予期された「別れ」が近づき、現実となり、共に過ごした日々を思い起こす時、屹立してくるものがあると和田は記す、抑制されているだけにその響きは強い。表紙画 和田亜紀。 |

| 日本映画 シナリオ作家の底力 |
| 岸松雄ほか 一人息子 人生のお荷物 股旅千一夜 乙女ごころ三人姉妹 祇園の姉妹ほか。小津 成瀬 溝口 山中らの青春が刻印されたシナリオ集。 |
| 伊丹万作 収録シナリオ 花火 忠治売出す 赤西蛎太 無法松の一生 手をつなぐ子等。。「雪は屋根に─/庭樹に─/泉水に─ 。」からゆっくり振り返る「無法松の一生」のシーン、圧巻。 |
| 日本シナリオ文学全集 祇園の姉妹 浅草の灯 裸の町ほか |
| 加藤泰 ■ A1-553R 日本侠花伝 加藤泰シナリオ集 北冬書房 1973年 C:B 帯 ヤケ ¥1,300 表題作と「緋牡丹博徒・お竜参上」「男の顔は履歴書」もシナリオが掲載されている。 |
| 水木洋子 また逢う日まで おかあさん 浮雲 ここに泉あり |
| シナリオ A1-902 シナリオ 霧の旗(橋本忍) どぶ鼠作戦(岡本喜八) シナリオ作家協会 1962年5月号 C:B 目次ページ欠 ¥300 |
| シナリオ ■ A1-912 水木洋子シナリオ傑作選 浮雲 シナリオ作家協会 2008年1月号 C:B ¥500 シナリオ「浮雲」の退廃、エロス、下降していくしかない時間。今の時代と妙にクロスしてきませんか? |
| 木下恵介 わが恋せし乙女 女 日本の悲劇 カルメン故郷に帰る 女の園 |
| 菊島隆三 表題作のほかに「現代の欲望」「汚れた手」を収録、解説多田道太郎。 |
| 川口松太郎原作 井出雅人脚色 鶴八を淡島千景 鶴次郎を高田浩吉が演じた、監督大曽根辰保の松竹映画。新書版に近いサイズです。 |
| 伊丹万作 大江健三郎編 |
| 野田高梧 小津安二郎 収録は「お茶漬けの味」「麦秋」「晩春」、映画スチールのページも入っている。 |
| 映画芸術 大特集「渋谷實の映画的生涯と蒲田大船のベル・エポック」 |
| 山田洋次 収録は第1作・続・望郷篇・奮闘篇の4作。松村達雄 太宰久雄が解説。 |
| 山田洋次 収録シナリオ 幸福の黄色いハンカチ 家族 故郷 同胞 悪童。 |
| 映画評論 |
| シナリオ シナリオ 男はつらいよ 吹けば飛ぶよな男だが 運が良けりゃ。 |
| シナリオ |
| シナリオ 東宝で1969年公開、脚本 重森孝子 監督出目昌伸 酒井和歌子 黒沢年男。 |
| 白坂依志夫 ■ A1-901 シナリオ6月号別冊 脚本家白坂依志夫の世界 シナリオ作家協会 2008年 C:A ¥1,200 白坂依志夫に寄せられたエッセイも面白いが「白坂依志夫の人間万華鏡」の女優交遊録が圧巻、あけすけというのか跳んじゃってるのね。 |




| スタア千夜一夜 銀幕 女優 娯楽雑誌 |
| 新藤兼人 A1-30 小説 田中絹代 読売新聞社 昭和58年 C:B 帯 ¥800 |
| 升本喜年 A1-34 紫陽花や山田五十鈴という女優 草思社 2003年 C:B 帯 ¥1,000 |
| 長谷川一夫 A1-287 芸道三十年 萬里閣新社 昭和32年 C:B ¥1,000 です、ます調で語りかけるように綴られた長谷川一夫物語。 |
| 清川虹子 A1-32 恋して泣いて芝居して 主婦の友社 昭和58年 C:B 帯 ¥600 |
| 戦後日本映画研究会編 A1-204 日本映画戦後黄金時代10 松竹の監督 日本ブックライブラリー 1978年 C:B
¥800 監督別に映画のスチールで見せる松竹映画のラインアップ、黄金時代ならではのこのヴォリューム。コンパクトな写真集です。 |



| 笠智衆ほか 松竹キネマ蒲田撮影所・俳優研究所研究生になったのは大正14年、1925年と略年譜にある。「自分が老人になったとき、ああいう人になれたら、と思わせる人」(岡本喜八)、「酔っぱらいおじさん」(三井弘次)と「優しい眼差し」の変なおじさん(笠)の思い出(中井貴一)など映画の続きを読むようなしっとりとした味わい。 |
| Switch この号の笠智衆特集は同じ雑誌の志ん朝特集(1994年1月号)とともに絶品ですね、年表ひとつとってもよくぞ作ったというほどの力作。長いインタビューに過ぎし日々の想いが鎌倉の海や山緑にかぶさってきて不思議な雰囲気をかもしだしています。 |
| キネマ旬報社編 よくぞここまで関係資料を集めたもの、一級の研究文献。 |
| 宮川一夫 |
| CONNECTION |
| 石渡均編 |
| 小津安二郎の時代 |
| 小津安二郎 |
| 東京人 |
| 東京人 |
| キネマ旬報 |
| 佐藤忠男 |
| 高橋治 |
| 石坂昌三 |
| 松竹編 |
| 松竹編 新小津安二郎の名優たち 撮影現場 交遊術 生涯 フィルモグラフィで構成されたヴィュジュアル・ブック、文庫判。 |
| 小学館編 小津の生誕100年を記念して刊行された小写真集。 |
| ブック・シネマテーク |
| 坂村健・蓮實重彦編 アカデミズムの光があてられ図録、写真がふんだんに掲載された綿密なドキュメント。キャメラの厚田が寄贈した未公開資料をもとに制作のディティールをテーマごとに追う。「デジタル」は保存、修復の成果を示すことば。 |
| 都筑政昭 引用された小津日記に「原意を損ねない範囲で手を加えた」とあとがきにありますがビックリしました。一部省略のことなら良いのですが? |
| 青木富夫 |
| 新潮45 ■ A1-981 永久保存版DVD(発掘!「永遠の処女」原節子 現存する最古の〝幻〟映像)付 新潮社 2011年5月号 C:A 綴じ込みDVD未開封 ¥700 DVDは昭和10年制作の映画「魂を投げろ」収録(部分約30分 サイレント)とあります。繰り返し書いてきたことですがつい最近の雑誌が入手しにくくなっている、街の古本屋さんがどんどん消えてしまったことも一因でしょう。 |
| 月刊Asahi 日本近代を読む「日記大全」 ビジュアル特集「小津安二郎のこだわり」。 |
| アサヒグラフ 小津特集は10ページ、カンヌ映画祭の黒澤監督、千秋実<「死」を想う、「死」を語る>。 |
| 伊勢人 |
| 天上大風 小津安二郎生誕百年記念特別号 鎌倉 東京 松阪 伊勢 尾道を訪ねての小津めぐり |
| 三上真一郎 ロクさん(小坂一也) 桑野みゆき 十朱幸代 山本豊三 らとの青春の日々、そして追憶の撮影所時代。 |
| シナリオ |
| シナリオ ■ A1-969 「早春」特集号 シナリオ作家協会 昭和30年11月号 C:B ¥1,000 対談 淡島千景・池部良 シナリオ「早春」 早春のセット 早春日記。表紙画は小津のもの。 |
| CONNECTION |
| 東京人 新藤兼人 香川京子 成澤昌茂らが語る「溝口礼讃」。 |
| 監督清水宏 清々しい上原謙とこの時代(昭和11年度作品)にこんなシャッキッとした女優がいたのか、と驚く桑野通子。ロードムービィの傑作。 |
| 清水宏監督作品 ■ A1-993 按摩と女 松竹ホームビデオ(VHS) モノクロ66min. モノラルHifi スタンダードサイズ C:A ¥1,800 昭和13年度の公開、高峰三枝子 徳大寺伸 佐分利信。1時間ちょっとの映画ですが高峰三枝子が素晴らしい、クール・ビュティーというんだろうかスターとはこういうものか。モノトーンの風景(道、川、風)に女がひとり、ひらがなの<おんな>が流れながれて・・。涼やかで戦前の高峰三枝子には瞠目。個人所蔵品でレンタル落ち商品ではありません。 |
| 佐々木康 清水宏監督の書生(後に助監督として付く)、小津安二郎の助監督を経て監督になったのが大正11年、日本映画の若き時代を活写した活動屋一代。 |



| 心のときめき─山田宏一シネマ・エッセイ |
| 映画のときめきを刻印したかのような山田宏一シネマ・エッセイ。、好きな映画を掘りおこしアルバムをひもとくかのような「日本映画が好き」。どちらも映画ファンのための宝庫です。文庫版シネ・ブラボーシリーズは「文庫の読み方」に。 |
| 山田宏一 |
| 季刊映画宝庫No.9 ¥1,500 |
| 山田宏一 |
| 山口はるみ(画)山田宏一(文) 山口はるみの“映画の女”画集。「ぼくなりの、ささやかながら全身全霊をこめた、映画論である」(「あとがき」山田宏一)ということばがあります。 |
| 山田宏一編 インタビュー(山田宏一)淡島千景談 名作選 資料。 |
| 森繁久弥 |

| 活動屋一代 |
| 勝新太郎 |
| 別冊太陽 この1冊には長編小説に匹敵する味わいがある。たとえば津川雅彦 仲代達矢 原田芳雄 藤村志保らの「勝新太郎へのオマージュ」はどうだ。亡くなったのは1997年6月20日 享年65歳。余談ですが下段のキネ旬「役者魂 勝新太郎」もおすすめ、和田誠と勝新太郎のノー・カット版の対談は感動的、和田の捕球(と返球)が絶妙で勝新がノリにのってくる。 |
| 勝新太郎 |
| 田中徳三 綾羽一紀編 ■ A1-768R 田中徳三映画術 映画が幸福だった頃 JDC 1996年 C:B ¥1,200 |
| 監督田中徳三 主演勝新太郎 「悪名桜」1966年制作。脚本 依田義賢 撮影 宮川一夫 キャスト 田宮二郎 市原悦子 藤岡琢也 沢村貞子 須賀不二男ほか。 |
| 子母澤寛原案 久保寺生郎編著 ¥1,500 犬塚稔の脚本の小説仕立てといったところ。装丁=橋本治とありますがこれがいい味です。原作と勝新太郎の「はじめに」も収録。 |
| マガジンハウス編 ■ A1-211R 孤愁 市川雷蔵写真集 マガジンハウス 1991年 C:B ¥1,500 |
| キネマ旬報 ■ A1-988 勝新太郎と市川雷蔵 RAIZO粋・市川雷蔵 キネマ旬報社 1992年6月下旬号 1994年8月下旬号 C:B ¥900(2冊揃) 市川雷蔵特集の2冊セットです。勝・雷蔵特集は20ページにわたってスタッフ・役者がふたりのスターを証言し、RAIZO粋は<私の好きな雷蔵映画>を10ページで特集している。 |
| 大阪人 ■ A1-968 大阪映画伝説 大阪都市協会 1992年6月号 1994年8月下旬号 C:B ¥700 川島雄三師匠のこと(藤本義一) やくざ映画を本気で撮った(中島貞夫) 「王将」の伊藤大輔「ぼんち」の市川雷蔵(鈴木晰也) 大阪名画座(武部好伸)など充実した特集。 |




| 南部圭之助 |
| ヘルムート・カラゼク 瀬川裕司訳 |
| 戦後の混沌 あのごちゃごちゃとした感じ 「仁義なき戦い」 |
| 「仁義なき戦い」は昭和48年から翌年まで全5部作で完結しましたが、このうち笠原和夫脚本は第4部の「頂上作戦」まで。とにかくシナリオがいい、派閥といいますか人の流れの何がどうしてどうなったのかよく分からなくても面白く、要するにあのごちゃごちゃとしてザワザワしている感じの魅力ですね。セリフの濃いこと、役者のアンサンブルもこたえられない。職場で業界で、あらゆる組織のなかの力学をまざまざと見せつけてくれました。昭和48(1973)年はベトナム和平とオイルショックによる低成長の時代で、どうやら時代は新しい局面に入っていった年。 |
| 監督深作欣二 主演菅原文太 「仁義なき戦い 頂上作戦」ラストシーンは武田(小林旭)と広能(菅原文太)が言葉を交わす「裁判所の廊下」の場面。「わしらの時代は終(しま)いで・・・」「・・・辛抱せいや・・・」。時代設定は昭和38年! |
| 責任編集 田山力哉 ■ A1-937 野良犬の怨念 菅原文太 シネアルバム95 芳賀書店 1982年改訂版 C:B ¥3,300 仁義なき戦い 人斬り与太 まむしの兄弟 トラック野郎などのスチール、「同志・菅原文太」(深作欣二) 「ひんやりとする世界」(吉行和子) 菅原文太というおとこ(田山力哉)。 |
| キネマ旬報 |
| 笠原和夫 笠原和夫のプライヴェートな調査資料、年譜、相関図、日誌などで「仁義なき戦い」原資料を編んだもので詳細な資(史)料はクラフツマンシップの極みを示す。 |
| 監督深作欣二 主演菅原文太 昭和48(1973)年東映京都作品。俊藤浩滋がこの映画は「悪学」(美学ではなく)で成り立っていると語っている(「任侠映画伝」)。 |
| 笠原和夫 「自分の『本』を1冊でも持ってみたいという願望」(あとがき)はこの1冊で果たされた笠原の最初の本。その後、笠原の著作は刊行されたもののシナリオ「仁義なき戦い」はまたもや(市場から)閉ざされてしまうとは残念なこと。4つの「ノート」が付された不滅の記念碑。 |
| 笠原和夫 一年に一度か二度はこのシナリオを読み返してしまう、そんな方も多いのではなかろうか。ひたすら復刻が期待されます、幻の文庫本にしたままではもったいない。 |
| 笠原和夫 総長賭博 いのち札 代理戦争(仁義なき戦い) 県警対組織暴力 日本暗殺秘録などのシナリオ、富司純子 中島貞夫 日下部五郎 北大路欣也 野上龍夫らのエッセイ 年譜 脚本一覧。読んで面白く、しかも繰り返し読みたくなる煮詰まったシナリオ、ポスト・モダンとやらで近代の先端を見すえているつもりの「文化人」たちを引き摺り下ろす力技ここに在り。<笠原和夫は終わらない> というより出番はこれからか。 |
| 笠原和夫 「仁義なき戦い」の試写室で「怒りを爆発させ、席を蹴って・・・」から始まる映画人生回想記の面白さ。 |
| 映画芸術 ■A1-337R 総特集 残侠の譜 笠原和夫と深作欣二 編集プロダクションレント映芸 C:B ¥1,400 笠原の未映画化シナリオ「実録共産党」 深作の講演会を収録。 |
| en-taxi 特別取材「仁義なき戦い」の頃 松方弘樹 |
| シナリオ とにかくメイン・タイトルがでるまでの鮮やかな導入部は強烈、昭和38年に時代を見据えて混沌から管理(社会)への移行期を捉える。笠原の随筆「私の『焼跡』」。 |
| 東宝ビデオ 「県警対組織暴力」(東映 深作欣二監督)の2年前に若山富三郎原案製作主演でダーティ刑事暗躍の作品が公開された、柔道着姿の若山が切れ味のいい動きを見せたりリンチで転げ回るときの身のこなしの軽いこと、部下の若い刑事を関口が悪役は大滝秀治、けなげな妻は松尾が演じてもう一歩で傑作になったのではないかと惜しまれるアクション映画、印象に残る場面も多い。 |
| enーtaxi ■ A1-890R 70年代東映蹂躙の光学 扶桑社 2005年11 C:B シナリオ付録 笠原和夫 「実録・共産党」「日本暗殺秘録」 ¥1,600(付録共) 雑誌は東映映画特集。付録の文庫本が笠原和夫の二作品を掲載(310ページだ)して何とも太っ腹。笠原和夫シナリオ文庫なんて刊行されたら喝采するんですが・・ |
| 大高宏雄 巻頭に「深作欣二監督に聞く」 |
| 笠原和夫 |
| 浜田幸一 政権抗争のための派閥ではなく「思想」に基づく集団として青嵐会を旗あげした、昭和48年7月とある。ザワザワッとした空気が・・・。映画とはカンケイありませんが。 |
| サライ |
| 笠原和夫 |
| 岸松雄 前半は映画との深い関わりを綴った自分史、興味深いのが後半の監督訪問記、溝口、成瀬、マキノ、稲垣、清水、五所たち監督との「愚問賢答」と題された対談。 |
| 鈴木晰也 衣笠貞之助の独特な「仕方ばなし」と実験精神に満ちた日本映画の青春を追跡した労作。 |
| 鈴木斌(たけし) ■ A1-910 映画カメラマン鈴木斌の半世紀 阪妻から森繁まで 鈴木斌 平成2年 C:B 挨拶状(落款入)付 ¥2,800 奥付には著者名だけで版元の名がない、自費出版による私家版なのでしょう。週刊誌サイズで本文156ページ。鈴木斌は映画のクレジットには撮影のところに名前がでてくる。日活京都から戦後は東宝へ、ロケ先や撮影所などでの「世間話が経験談となり、芸談に及ぶ。この本はそれらを入れた、写真集」(「ひとすじの道」)だとある。まさしく日本映画黄金時代の作品群と映画人が回顧される。 |
| 南部僑一郎 岡田嘉子の評伝には違いないのですが時代が主役なのかもしれません、無声映画からトーキーへの移行期がどんな時代だったか、検閲がはびこりイヤーナ時代の暗雲が背景に。同時代を生きた著者ならではのリアリティが感じられます。山田洋次監督の映画に宇野重吉と一緒にでていましたが「女優」でしたね、こんな品の良いお婆さんがいるんだ、という強烈な印象。 |
| 無声映画鑑賞会編 |
| 御園京平 |
| キネマ旬報 創刊からたどる映画ジャーナリズムの歴史。表紙はこれまでの旬報および別冊がレイアウトされ圧巻。 |
| 東映キネマ旬報 ■ A1-994 特集 東映娯楽映画の系譜 東映ビデオ 2009年春号 C:A ¥200 佐藤忠男 永田哲朗、藤竜也インタビュー。週刊誌サイズのフリーペーパー、本文14ページ。 |
| シナリオ傑作集 網走番外地(石井輝男)第1作 緋牡丹博徒(鈴木則文)第1作 吼えろ唐獅子(村尾昭) 総長賭博(笠原和夫)の4本のシナリオ集。B6判ですがスチール写真が随所に入り、読みながら映画を想像できる愉しみがあります。 |
| 映画芸術 知る人ぞ知る、伝説のヴァイオレンス・ムービィー。監督 野田幸男。メインの企画は「今村昌平と鈴木清順」 |
| A1-229 藤純子その小世界 葦書房 1971年 C:B 函入 カバー擦れ、切れ込み難有 ¥2,800 心情あふれたいい本です。私家版かな、緋牡丹お竜の世界。函にカバーをくるんだ意匠と造本(糸かがり綴じ)にも心意気が。 |
| キネマ旬報増刊 |
| 俊藤浩滋 マキノ雅弘との出会いから始まる活動屋一代。単に任侠映画のプロデューサーとしてだけでなくはりめぐらされた点と線は昭和の映画列伝にまで広がっていく。人名索引があればその厚みが浮き彫りにされたのではないか。川島雄三など思わぬ映画人まで顔をだしてくる。 |
| 石井妙子 2006年度のベスト・ノンフィクションであるばかりかこの10年に刊行された本のなかでも傑出、女の昭和史でもあり風俗史でもあり交友録でもあるけれど全篇に漂うひんやりとした翳の魅力的なこと。 |
| 楠本憲吉編 渡辺武信 三島由紀夫 深作欣二 横尾忠則 田山力哉ほか。 |
| 植草信和編 高倉健賛が充実、マキノ雅裕 佐伯清 石井輝男 小沢茂弘 山下耕作ほか、 |
| ムービー・マガジン |
| 川谷拓三 室田日出男 川谷・室田のダブル半自叙伝。 |
| 川谷拓三 東映残酷物語・役者篇。 |
| 植草圭之助 熱い人です。この方と黒澤監督、そして本木プロデッーサの映画の青春時代。思えば戦後の始まりは混沌から始まった。 |
| マキノ雅弘 昭和32年作品。山上伊太郎原作、脚色は村上元三・マキノ雅弘。 |
| 新藤兼人 この面白さ、映画に憑かれた迫力と狂気がみなぎる。名著。 |
| 内田吐夢 |
| 三百人劇場 三百人劇場(1999年)で成瀬とマキノの特集が上映されたときのリーフレット、B5二つ折り4ページ。 |
| マキノ雅裕 |
| マキノ雅裕 |
| 市川崑/和田夏十の世界 |
| 佐藤忠男編 仕掛人の辦 今村昌平 処女作までのショート・ストーリー 市川崑 作品年譜 市川さんの眼 谷川俊太郎 市川崑作品について 和田誠 崑さんと夏十さんと私 長谷部慶次(「彼女のことを書くとすぐ泪ぐんでしまう」と和田夏十を偲んだ一篇) 巨匠以前の市川崑 長部日出雄。A4サイズ。 |
| 監督市川崑 1957(昭和32)年でこれだもんなァ、コン・タッチの切れ味には唖然とするばかり。京マチ子が短パン姿(!)で登場して七変化を魅せます。 |
| 別冊太陽 |
| 別冊太陽 ■ A1-330R 監督 市川崑 平凡社 2000年 C:A 献呈署名入 ¥3,000 |
| どら平太 インタビューで「どら平太」は「用心棒」の姉妹編だと市川監督の弁。美術(西岡善信)が光っていましたがキヤストも凄い、「キャステイングというのは演出の70%です」と語っている |
| 谷川俊太郎編 市川崑は和田夏十が書き残した文章を「自費出版しようと思った」(「あとがき」)谷川俊太郎に相談したらちゃんとした出版社からだすべきだと橋渡しをしてくれ編集もしてくれたとある。谷川は「夏十さんを思い出すときに浮かぶのはまず、その目の真っすぐな強い光である」と記す。装丁 和田誠。あまり人には云いたくない、自分ひとりでゆっくり向きあいたい、そんな気持ちにさせる本。 当サイトにとって大切に頁を繰って繰り返し読んで背表紙を眺めていたい本のひとつです。市川崑が泣けてくるという和田夏十という方とその文章。「だれかが風の中で」待っている・・・ |
| シナリオ 「和田夏十伝説」(浦崎浩實) 「和田夏十さんのこと」(竹山洋) 市川監督の「ふっくらと人生を語る」ということばが紹介されていますが、そんな味のシナリオです。 |
| 映画パンフレット B5サイズ24ページ、映画も画(和田誠)もとにかく良くてこのパンフは何度見ても魅了される。最初は岸恵子が「かあちゃん」というのはどうなんだろうと思って映画を見たら全然違和感なし、それどころか「和田夏十の本」にある眼の光(和田夏十の写真)と映画の岸恵子のそれがとても似ている、岸恵子の“かあちゃん”でいいんだと納得。 |
| キネマ旬報 雑誌は時を捉えた一瞬を刻むことがある、市川崑と水谷豊の「幸福」(シナリオも掲載)、和田と向田邦子の対談はそんな時代のひとコマを映し出す、1981年No.820。 |
| シナリオ写真集 映画女優とは田中絹代、もちろん吉永小百合が演じます。 |




巨匠たちの世界

| キネマ旬報 高橋治・品田雄吉の松竹スターをめぐる対談で「・・・未だに涙が出るのは、嵯峨三智子・・・歯ぎしりするほど、くやしい」(高橋)とあります |
| 田中純一郎 松竹百年を記念しての復刻新版。 |
| CONNECTION |
| キネマ旬報 |
| 日本映画戦後黄金時代17 |
| 戦後日本映画黄金時代16 黄金時代の松竹映画─昭和の銀幕を飾った男優・女優のスチール写真で埋めつくされた1冊。 |
| キネマ旬報 1は敬愛する先輩、監督、役者へ捧げるリスペクト特集、山田洋次は橋本忍へ、伊佐山ひろ子は姫田真佐久へ、恩地日出夫から今村昌平へ、香川京子から原節子へ、原田芳雄から宮川一夫へ・・・2はジャンル別オールタイム ベストテン特集。お楽しみ番外編まであります。 |
| 京都文化博物館編 ■ A1-368R インタビュー 映画の青春 キネマ旬報社 1998年 C:A 帯 ¥2,000 幻の映画人インタビュー選集 田中絹代 市川右太衛門 嵐寛寿郎 稲垣浩 五所平之助 宮川一夫ら映画草創期の活動屋語録。 |
| 監修 マキノ雅裕 構成・演出 浦谷年良 カラー86分、ビスタサイズ、錦之助 橋蔵 右太衛門 千恵蔵のインタビューも収録、お子様時代劇から任侠映画まで東映時代劇極めつけシーンの連続。 |
| キネマ旬報 銀幕35年、長谷川一夫300本記念特集、衣笠・市川監督、永田雅一らによる長谷川一夫讃。記念の映画「雪之丞変化」はモダンな感覚と色彩、そしてラストにかぶる夢声のナレーションで記憶に残る傑作。 |
| 服部宏 著者が住む神奈川と映画との結びつきをスターたちを中心に語ったシネマ・エッセイ。映画とともに歩んできた日々を懐かしむエピソードの数々。語り口がさわやかで上質の味。 |
| 徳間康快追悼集編纂委員会 岡田茂 石井好子 遠藤実 栗原小巻 高倉健 小松左京 佐藤純彌 高畑勲 松岡功 三好徹 渡邊美佐 渡邊恒雄・・・ |
| FC 邦・洋から選りすぐった名作の解説、B5判56ページ。隣の八重ちゃん、河内山宗俊、羅生門、怪談など日本映画とカリガリ博士から始まる洋画名作群。 |
| 日本映画名作鑑賞会 「東映京都と股旅三人やくざ」沢島忠 関西育ちの監督作品(20作品)の上映パンフ、丹下左膳 百万両の壷(山中貞雄) 東海道四谷怪談(中川信夫) 悪名(田中徳三) 東海道のつむじ風(マキノ雅弘) 越前竹人形(吉村公三郎) 波影(豊田四郎) 明治侠客伝:三代目襲名(加藤泰) 股旅・三人やくざ(沢島忠) なみだ川(三隅研次) 狙撃(堀川弘通) 不良番長(野田幸男) 少年(大島渚) 俺たちの荒野(出目昌伸) 虹をわたって(前田陽一)ほか。A4判24ページ |
| 中井貴恵 ■ A1-989 父の贈りもの 文化出版局 1991年 C:B 帯 ¥800 下記の鼎談を目にしていなかったらこの本を手にとることもなかったでしょう。3回分のうち初回のみあげておきます。 http://www.youtube.com/watch?v=iFhW1LVuXDU&feature=related 30歳代が見えてきた未婚(当時)と思しきオンナたちが何をくっちゃべってんだろうと眺めているうちに頬の筋肉がゆるんできて思わずクックッ笑ってしまう。山本薩夫、市川崑、黒澤明も登場してくる。さてこの本ですがいい本ですよ、日本映画の黄金時代の最良の監督、役者たちが追憶のなかに沈殿していて幼・少女時代の中井を育ててきたんだなぁと感無量。本名は木下恵介が名づけ、小津安二郎と病室でお絵描きをしたりオールドファンが聞いたら孫を愛しく見つめる感情になるのではないか。亡き人から今を生きる人へ、そして新しい命へ、命のバトンタッチはこんなかたちで行われていくのだろうか。 |
| 中井貴恵 ■ A1-995 父の贈りもの 文化出版局 1991年 C:B 帯 署名入 ¥1,600 |
| 中井貴恵 ■ A1-989 貴恵のニューイングランド物語 信号三つの町に暮らして 文化出版局 1990年 C:B ¥800 ハノーバーというその町で過ごした「自分の三十年の人生でいちばんピカピカに輝いた私」(180ページ)の記録、著者の初めての本ですがこれぞ名著。大学在学中に芸能界へ、女優・タレントとしてひた走りに走って10年を過ぎようとしている、その時著者は「二十八歳、あと二年で三十才を迎える現実─女性としていちばん輝くべきこの時に、私だけが、人を愛することにも人に愛されることにもなにか縁遠いところにいるような気がしてならなかった。心のどこかが満たされない虚しさ」は消えない。「何もかもから抜け出したい」(引用は後の「娘から娘へ」(角川文庫 平成10年 150-151ページ) 著者は抜け出したその地でなんと「赤い糸」をたぐりよせ、そして「信号三つ」の小さな町で暮らす。この本の最後のところで著者はもうすぐ誕生する生命に語りかけるのだ、「安心して生れていらっしゃいね」と。21世紀に伝えていきたい本のひとつ。 |
| 中井貴恵 ■ A1-990 娘から娘へ 角川文庫 平成10年 C:B ¥400 著者のやさしさは例えば「夏目雅子さんのこと」の「・・・マコちゃんのほうを振り返った」のところにどうしようもなく滲みでている(と思う)。角川文庫でこの続編「赤毛のアンを探して」もでていますがすべて絶版品切れ状態、強力ですよ貴恵シリーズ。 |
| 中井貴恵 ■ A1-998 ピリカコタン 北の大地からのラブレター 角川文庫 平成12年 C:B ¥300 解説(宮崎美子)が素晴らしい(うーんと唸ってしまう一言があります)し、もちろん本文も涙なくして読み通せないほどの圧倒的な迫力。著者は後に「なにをどれだけ知っているかということではなく、なにとどんな出会いをしたかということの大切さ」(「大人と子供のための読みきかせの会 『5年間の物語』」(ブロンズ新社 2003年)と書きとめていますが札幌での出会いと別れのを綴ったこの本はかけがえのない「心の風景」(「ピリカコタン」)の在り処を教えてくれる。<出会い>はこの著者のどの本にも共通して流れている核でしょう、人だけではなく土地や風景、さらには本にまで広がっていく。 |
| 中井貴恵 ■ A1-979 ピリカコタン 北の大地からのラブレター 角川書店 平成9年 C:B 帯 ¥600 7年間の北海道生活を綴った美しき郷の風景と人間模様。この著者の本は時系列で追っていくと点と点が結びつき線が鮮やかに浮き彫りになってくる。素朴な疑問ですがどうしてこの著者の本が絶版品切れのままなのだろう? |
| 中井貴恵 ■ A3-998 赤毛のアンを探して 角川書店 1999年 C:B 帯 ¥600 「ピリカコタン」に続く著者の5冊目の単行本、中井節というのかこの方の<どこでも生きていける>センスは衰えるどころかさらに加速していく。綴っていることは身辺雑記なのですがいいんだな、これが。 |
| 桜田淳子 ■ A3-992 神様がくれた贈り物(シルク) 角川文庫 平成4年 C:B ¥700 <ゲイノー人が甘ったるい紀行文を書いたのだろう>なんて先入観をもつなかれ、次へ先へと読みたくなります、堂々たるもの。なぜ旅なのかについて桜田は綴る、「たかが女優というだけであげたてまつられ、必要以上にチヤホヤされ」「尽くされることに快感を覚える。/そして、自ら愛することを、怠る。揚句の果て他人に尽くすことを忘れる。/行きつく先に、人がしてくれて当然という傲慢を生む。」(19ページ/は行換えを示す)。そんな果てに人としての自信を失くしていく。<私はどうすればよいのか> 旅は普通の<私>を気づかせてくれる、著者の感度は錆ついていない。このルポで賞をとったようですが当然です。余談ですが芸能人の傲慢もホラも虚飾だらけの放言も計算高さもひっくるめて当サイトは好きなんですが、真っ当な人もいて欲しい、いなければ困る。 |













