▽ローカル本のその2はフィルムセンター(東京国立近代美術館フィルムセンター)刊行のNFCニューズレターから3点をピックアップ。写真の順に「特集:映画監督川島雄三」「特集1;日活アクション映画の世界 特集2:美術監督水谷浩特集」「特集:映画女優高峰秀子」。川島雄三特集には長部日出雄の評論「特異な大監督川島雄三」と赤崎陽子の「喜劇とんかつ一代」解説があって「川島雄三作品ポスター集」が見開きで収められています。日活アクション特集は渡辺武信の「プログラム・ピクチャーとしての日活映画 −その歴史的栄光の考察ー」と白鳥あかねの「渡り鳥シリーズの現場」、長谷部安春「1968・灼熱」、かわなかのぶひろ「曲がり角にはいつも裕次郎がいた」が掲載されています。渡辺が<誰にも譲り渡せない自己の存在根拠を求める欲求>を日活アクション映画の核心だとしてその思索は「・・・ゆとりを持った知的操作の結果ではなく、自分にとっては『こう読むしかない』という世代的必然性を持った思想の集約なのだ」と結んでいる。高峰特集は「高峰秀子展」が見開きで紹介されています。写真を追っていくと最も入手しにくい「河出新書写真扁 高峰秀子」も展示されています。 続  <8月28日>
▽一般の書店には置いていないローカル(地方とか局地的という意味で)な図書のなかにもいいものが目につく。気づいた限りで少しずつ紹介していきます。キネマの楽しみ 新宿武蔵野館の黄金時代 は新宿歴史博物館(1992年 2007年増刷)の刊行、野口久光の寄稿もある堂々たる図録でA4判190ページ(頒布価格1,500円 但し送料別)。品切れになっていましたが昨年増刷りされたようです。HPの<新宿歴史博物館⇒図書のお知らせ>をたどっていくと詳細が判ります。脚本家水木洋子と日本映画の黄金時代は水木が住んでいた市川市の刊行(市川市文学プラザ)、B5変型判64ページ。女性シナリオライターの草分けであり日本映画の黄金時代を支えた作家の歩みと作品を丹念に紹介しています。頒布価格は800円、市川市文学プラザで検索してください。なぎさは京急(京浜急行)のまちマガジンで駅に置いてあるA5判のPR誌ですが7,8月号の特集は「海と映画」、インタビューは遠くから電車を見るのが好きだと語る原田芳雄。手元に1冊予備がありますのでご希望の方はメールでお知らせください(無料 但し送料のみ実費です)。 <8月19日> ▽一般の書店には置いていないローカル(地方とか局地的という意味で)な図書のなかにもいいものが目につく。気づいた限りで少しずつ紹介していきます。キネマの楽しみ 新宿武蔵野館の黄金時代 は新宿歴史博物館(1992年 2007年増刷)の刊行、野口久光の寄稿もある堂々たる図録でA4判190ページ(頒布価格1,500円 但し送料別)。品切れになっていましたが昨年増刷りされたようです。HPの<新宿歴史博物館⇒図書のお知らせ>をたどっていくと詳細が判ります。
脚本家水木洋子と日本映画の黄金時代は水木が住んでいた市川市の刊行(市川市文学プラザ)、B5変型判64ページ。女性シナリオライターの草分けであり日本映画の黄金時代を支えた作家の歩みと作品を丹念に紹介しています。頒布価格は800円、市川市文学プラザで検索してください。なぎさは京急(京浜急行)のまちマガジンで駅に置いてあるA5判のPR誌ですが7,8月号の特集は「海と映画」、インタビューは遠くから電車を見るのが好きだと語る原田芳雄。手元に1冊予備がありますのでご希望の方はメールでお知らせください(無料 但し送料のみ実費です)。 <8月19日>
▽最近気になった本をまとめて紹介してみます。まずはシネアスト市川崑(キネマ旬報社編 2008年6月 定価2,100円)。こんな本を待ってたヨという1冊、市川崑の対談・インタビューから崑ファンの評論、出演奢の声をまとめたもの。映画のタイトルを語った箇所で「『完』という字を右下隅に置いたのは僕が初めてなんじゃないかな。」とある、細かいところまで愉しめる市川崑特集です。4月号の小説新潮(新潮社 2008年4月号 定価780円)は「特集 今日から日記を書くために」がいい、作家の日記 読書日記など読み応えがあります。「この日記のこの一行がすごい!」(中野翠)はおすすめの日記(ロッパや山田風太郎、啄木ら)を、「この『日記』にやられた!」では長部日出雄が夢声の「戦争日記」をとりあげています。シナリオ6月号別冊 白坂依志夫の世界(シナリオ作家協会 2008年6月 定価1,600円)は「戦後日本映画を震撼させた伝説の脚本家」(表紙のキャッチ)特集。「交遊録 白坂依志夫の人間万華鏡」は好色放浪記(あるいは色懺悔)。ページをめくる手が思わず速くなること請け合い、この面白さは特筆もの。「NHK美の壷」シリーズに文豪の装丁(日本放送出版協会 2008年4月 定価998円)という1冊があります。明治から昭和初期に刊行された本の美、木版画や挿絵、特装本を紹介しています。
▽東京近辺の方にとってはフィルムセンターのアンコール特集(2007年度上映作品より)がおすすめ、川島雄三の洲崎パラダイス 赤信号 グラマ島の誘惑 喜劇とんかつ一代 青べか物語 雁の寺、石井輝男の黄色い風土などこたえられないプログラムが組まれています。8月22日(金)〜9月7日(日)の金土日の上映、詳細はリンク集からご覧ください。
▽かけがえのない人を語った文章はいいものが多いですね。8月を熱く綴った早坂暁のへんろ曼荼羅も少し前の本ですがおすすめの1冊、広島で「妹」を亡くし盟友渥美清の一周忌を語り・・・。そういえば早坂が「軍国少女」と呼んだ向田邦子を喪ったのも8月、向田邦子をめぐる17の物語はいつもまにか品切れになっているようですが「旧制女学校」と題した早坂のエッセイは忘れがたいもの、図書館などで探してみてください。 <8月7日>

2008年8月
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